そんなわけで、おとといから昨日にかけて、山中温泉に行ってきたわけです。
おとといはとーっても寒くて、道路の「ただいまの気温」は5℃とか6℃、途中時折吹雪いてきたり、陽が照っても風が強くてとても外を観光する気になれない。

なので、「屋内で楽しめるところに行こう」と粟津温泉近くの「ゆのくにの森」へ。
「13万坪の伝統工芸のテーマパーク」という場所で、園内は色々お散歩もできるようきれいになってますが、やはり寒くてうろうろする気になれず(^_^;)
体験を3種類。
一番最初にやった「沈金体験」というのがとても面白かった。



↑これができあがりの作品。
上から夫、私、息子のもの。
こうやってシール貼って袋に入れてもらうと売り物のようで嬉しい(笑)。
私達が鉄筆で箸に模様を描くと、職人のおっちゃんが漆を接着剤にして金粉を定着させてくれる。
おっちゃんがまたなかなか面白い人だった。
私が嬉しがって自分の名前を箸に彫ったら「百年早い」との見事なツッコミ。しかも私ってば2本ともに名前を入れたので、「サインは1個でいいの。箸は2本で1膳なんだから」。

ははは。
まったく素人はこれだから困るよねぇ。

他の体験が大体「型」や「絵柄」が決まっているのに比べて、これは本当に好きにデザインしていいので、やり甲斐がある。
「世界に一つだけの箸」であります。

宿は山中温泉のよしのや依緑園さん。
普通に泊まると休前日は2万円ぐらいするらしいが、「組合員価格」みたいなやつで1万円ちょっとで宿泊。
久しぶりにこーゆーちゃんとした旅館に泊まったので、ちょっと緊張。部屋付きの仲居さんがずっとお世話してくれる。

朝夕お部屋での会席料理。
美味だったが、案の定子どもには不評。
バイキングが良かったらしい(笑)。
私も2日間しっかり“和食”だったので、今朝のトーストがやけにおいしかった(爆)。

宿は渓流沿いに建っていて、客室のテラスから流れが見える。



大浴場、露天風呂も川べりにあって、非常に気持ち良い。
火曜日ということもあって宿泊客は少なく、夜も朝もほぼ貸し切り状態で入っていた。
あ〜極楽極楽。

そして昨日はその鶴仙渓の美を堪能。



帰りの越前海岸も良かったが、やはり「山の中の流れ」の方が良い。海はだだっ広く「海だけ」やからな。
木々と水、というのが良いのだ。
私と息子は嬉々として遊歩道を往復したが、薄着だった夫は「寒い!」とぶぅぶぅ言っていた。どうしても木陰になってしまうので、天気が良くても寒いのだ。

越前海岸も、夫は「浜じゃないと降りても面白くない」という。
私は「岩場」の方が変化があって好き。
大体越前海岸って、「岩場」の美なんやし。
日本海の荒波ザッパーン!っていうのを愛でる所でしょう。浜で貝殻探しするとこじゃないから。

しかしまだまだ花粉症でズルズルな夫が鼻水にも眠気にも負けず運転してくれたおかげで無事大相撲幕内後半戦に間に合って帰れたのだった。
ありがとう。
途中自分だけ寝ててすんませんでした(笑)。