夕べは思いがけず刺身用のはまちが一尾丸ごと届いて、すごいご馳走になった。

義父の職場の人が今春異動になって、「お世話になりました」とその人のお母さんがわざわざ家まで持ってきてくださったのだ。

びっくり。

異動になる時は、そんなことまでしなきゃならないんでしょうか。しかもお母さんが、ってとこがすごい。別に高校出たての右も左もわからない若者ってわけじゃないはずなんだけど。
いくつになっても「子どもは子ども」なのが母親というもの?(ちなみに息子さんではなく娘さん)

ありがとうございました。
めっちゃおいしかったです。

滋賀に嫁に来て、こーゆー「贈答文化」の派手さには色々と驚かされる。私は北大阪で育って、親戚も少なくほとんどその手の付き合いがなかったので、盆と正月には20人以上集まって宴会、というのが本当にくらくらした。
地域によって差があるものの、慶事・弔事の際の派手さもカルチャーショック。

赤ちゃんが産まれたり、家を建てたりすると、親戚を集めて披露、もちろんご馳走三昧でお土産付き。
以前、まだアパートに二人で暮らしている時にお土産に祝い鯛をもらって、困ったことがあった。
こんなもんもらっても調理できません……。
うろこを取って、どうにか半分(2枚おろし)にして、でかすぎてグリルに入らないからオーブンで焼いて、2人で一生懸命食べた記憶がある。

おいしかったけど、別にいいです、みたいな。

息子が生まれた時も、即座にいくつかのギフト屋さんから電話がかかってきた。
新聞の「おめでた」欄に名前が載るので、それを見て業者が売り込みに来るのだ。
こっちは産後で、赤ちゃんの世話だけで大変なんだから、営業のおっちゃんの相手なんかしたくない。通販でいいのに。

非常にうっとうしかった(しょうがないからちょっとだけ頼んだけど)。

法事の時も、「お供え」というとご仏前に上げるのに一つ持っていけばいい、と思っていたけれど、集まる家の数を聞いて、その数分持っていく。
なので、帰りはお土産がすごい。
電車で来た人は持って帰れないでしょう、という感じ。
まぁ、電車で来る人なんてたぶんいないけど。
(田舎なのでみんな車)

今は、義母がそういう裁量は全部してくれるので、私は「へ〜」と言ってればいいのだが、そのうち私にお鉢が回ってくるのかと思うと気が重い。
全部の家が若い世代になったら簡素なものになっていくだろうか。どうやろなぁ。