
桜も見頃。
この時期になると、どうしてもふるさと五月山の桜が気になる。去年は息子とはるばる電車に乗って見に行ったけれど、今年は都合がつきそうにない。
花の都合、お天気の都合、そして人の都合。
うまく合うことが難しいからこそ、合った時の感慨は深い。
世の中にたえて桜のなかりせば
春の心はのどけからまし(在原業平)
でも、桜のない春なんて考えられるだろうか?
小学校の校舎を見事に飾っていた桜の大樹。
はらはらと桜吹雪を舞わせていた中学校へ向かう坂道。
実家がよそへ引っ越してしまってから、小学校の桜を見ることはない。
そのもっと以前から、中学になんか足を向けることもなかった。
今もあの場所に、桜は咲いているのだろうか。
ここに在りて彼方を見する桜かな(ひゅうが)
2 Comments
ど〜も。学校って桜の木がたくさんありますよね。僕は小・中・高ともに今でも行動範囲に全部あるのでたまに行くんですけど今の季節は桜が満開でよく昔を思い出します。桜ってキレイなんですけどどこかセンチメンタルな気分にさせてくれますよね。そこが日本人の心を掴むのかもしれないけど。
返信削除こんにちは。「桜のない学校なんて……」つまらないですよね〜。今、うちの子の小学校の桜も満開です。あさっての入学式には新入生をあたたかく迎え入れてくれるに違いありません。この、ちょうど「入学」シーズンに咲くところも、「思い出深く」なる一因なんでしょうね。年度替わりの出会いと別れの季節にばーっと満開になって、さーっと散っていく。ああ、ふるさとの桜が見たい……。
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