今朝、洗濯しようと1階に降りたら、床に何か大きな虫がいた。コンタクトを入れていなかったのと、まだ1階に電気がついてなくて暗かったこともあって、はっきり姿が見えなかったのだが、しかしこの大きさは……。

ゴキブリ!?
まさか鈴虫がいきなりでかくなったわけじゃないよね?
なんか薄羽が見えてる気がするけど。

近くに義母がやってきたので「なんかゴキブリみたいのがいる」と訴えたら、「ゴキブリや!」と素手で退治。
ひょ〜、素手で行きますか、お義母さん。
さすがに私、まだそれはできません。

で、今日の話題はゴキブリではなく「もしかして急にでかくなった鈴虫?」という方のお話。
実は今、うちでは鈴虫を飼っているのである。
息子の『3年の科学』の5月号付録が「鈴虫飼育セット」で、卵から育てているのだった。
もちろん育てているのは息子ではなく義父。
息子は最初のセッティングだけは熱心だが、その後は続かない。これまでにも簡単に育てられるはずのものが全然育たなかった(ほったらかしていたから)前科がある。

孵化までに2か月近くかかるので、毎日義父が「まだ生まれんな〜」とチェックしてくれていたのだが、とうとう1週間ほど前に生まれた。
写真はおとといの土曜日、生後3〜4日経った頃の写真。

鈴虫は、生まれた時から鈴虫なのだ。

なんとなく、違う形の幼虫が生まれてくるような気がしていた。蝶とかカブトムシみたいに。
そーゆー完全変態でなくても、やはり「幼虫」と言うのだろうか?

蝶と言えば、学校では蝶の飼育・観察をしていた。
「畑のある人は卵を探して持ってきてください」という、田舎ならではの授業。
うちも伊予柑の葉にいっぱいアゲハの卵があったから持っていかせたのだけど、ちゃんと蝶になったのは別の子が持ってきた紋白ばかりだったそうだ。
「だって蜜柑の葉、持っていかへんかったし、途中で食べるもんなくて死んだんちゃう?」とつれない息子のお言葉。
やはり育てようという気がない。

アゲハは柑橘類の葉に卵を産むらしい。
じゃあ愛媛とか静岡といった蜜柑の産地にはアゲハが多いのだろうか。
うちには柚子と伊予柑が植わっているが、柚子の方には卵は見つからず、伊予柑の方ばかりにあった。しかしその後無事蝶に育ったのかどうかは観察していない。
畑にとっては蝶々(というかその幼虫)は害虫なので、ひらひらアゲハが飛んでいても「きれいね〜」とばかりは言っていられない。

でも実家にいる時はアゲハは「珍しい蝶」だと思っていたので、嫁に来て畑に普通に飛んでいるのを見て「すごい」と思ったものだった。

さてこの後鈴虫は無事大きくなるのだろうか。