昨日(深夜)のBSアニメ夜話は『ボトムズ』でした。
まだビデオ見てないけど……いや〜、『ボトムズ』もNHKで取り上げられるほどの“名作”になりましたか。
『ボトムズ』についてはもう10年も前に別サイトで書いたこともあるんですが、私が中学校の時に放映されたロボットアニメ。『ガンダム』ほどではないにしろ、一部のアニメファンから高い評価を受け、OAVで続編が出たりしていました。

しかし、今になってまた新シリーズが制作されたり、『日経エンターティメント』で連載されたりするっていうのは、何なんでしょうねぇ。
いやぁ、ホントびっくりです。
無口なキリコも、A.Tの迫力あるバトルも、難解で哲学的なストーリーも大好きだったけど、かなりマニアックな世界だったから、そんなに市民権を得るとは思いませんでした。
当時熱心に見ていた中・高生が30代・40代になって、そーゆーマーケットになっている、っていうのはあるんでしょうけどね。
なんか、どう考えてもあたしらがターゲットやろ、っていう企画、最近多いもんね。ちょっと前の『Zガンダム』しかり、今の『地球へ…』しかり……。

思うのは、なんかアニメがもう子どもの見るものじゃなくなっているのかな、ってこと。
すごく小さい子向けか、逆にもう大人向けで深夜に放送されてるかで、昔に比べればティーンエージャーが見る作品が減っているんじゃないかな。
マンガ原作のものはいくつか放映されてるけど、オリジナルの、しかもロボットアニメなんてやってないし。
子どもはもうロボットに興味ないのか!?
(『ガンダム』シリーズはまだやってましたっけ?そーいえば『コードギアス』は?)。

今考えると、内乱を描いた暗〜い『ダグラム』とか、この難解な『ボトムズ』とか、よく中学生で見てたな、って思う。
登場人物全滅、メシア(救世主)が地球の祖先になる、みたいな『イデオン』とか。
今のアニメだって、成長とか友情とか、色々大事なことが描かれているとは思うんだけど、日常とはかけ離れた、自分の周囲だけじゃない、もっと大きくて深いものがテーマの作品があってもいいのに。
多感な思春期に『ガンダム』だの『ボトムズ』だのを見たことは、今の自分の世界観に大きな影響を与えていると思う。あの時代に子どもで良かったなって、ホントに思うから。

だから、『ボトムズ』が帰ってくるのかなぁ。
まぁテレビではやんないんだろうけど。
ともあれキリコの声は絶対郷田ほづみさんでなきゃヤだよ〜!お願い!!