見ました、録画しておいたBSアニメ夜話『ボトムズ』の回。
いや〜、もう一番最初のあの、オープニングの「パララっ♪」の音だけで全身粟立っちゃった。スコープドックのスコープがガチャガチャッと回るアニメーションがまた絶妙で、あのオープニングだけでもアニメ史上に残るよね〜。
また『炎のさだめ』の歌詞がかっこいいし。

自慢じゃないけど私は『ボトムズinウド』のサントラをLPで持ってますからね! 初回特典大河原邦男さんのポスターだってほらこの通り!!
でもレコードやからもう聞かれへん……。意味ねぇ!!!
ちゃんとテープに録っとけよ。
しょうがないので今『クメン編サントラ』のテープかけてこれ書いてます。『クメン編』と『宇宙編』のサントラはレンタルしたレコードをテープに録音していたのよねぇ。オタクな中学生だったわ(今も変わってないけど)。

久しぶりにテレビシリーズの映像を見て感激するとともに、お話もやはり面白かった。
「やっぱり行き当たりばったりやったんや!!!」
回を追えば追うほどわけがわからなくなってくるあの展開はやはりそういうことだったのね(笑)。
でも岡田さんが「行き当たりばったりすぎてウド編は見るのが苦痛だった」と言っていたけど、私はウド編のキリコがとても好きだった。最後、ウドを脱出するところなんてホントにわくわくしたもんね。
岡田さんみたいに今DVDでまとめてがーっと見てしまうと「やってらんねぇ」部分はあるだろうけど、毎週1話ずつ見る分にはきっと大丈夫だったんでしょう。
でも毎週1話ずつでも毎回主人公の顔が違うのはバレバレだったよ(笑)。

岡田さんの言う通り、後半はキリコが「女のケツを追っかける」感じが強くなるので、私はよけいウド編が好きでした。
フィアナはな〜、なんかこう、好きになれなかったなぁ。
この話に恋愛はなくていい、っていうか。
中学生当時の私にとってはまぁ、キリコがかっこよければそれでいい、というところもあったので。

あと、これも岡田さんが言っていた、「『ダグラム』で挫折して『ボトムズ』が見られなかった」っていうの、めっちゃよくわかる。『ダグラム』はほんま、きつかったもんねぇ。
でも『ボトムズ』はオープニングと予告編が異常にかっこよかったし、謎だらけだからこそ「次見ればなんかわかるのか?」という期待感につながっていたかも。
次見ても謎が深まるばっかやったけど(爆)。

シリーズ構成がろくになくて、ライターさんが半ば勝手に書いていくスタイルだった、という話が出ていて。
そんな無茶な、と思う一方、「でも現実はそんなに予定調和じゃないし、そうそううまく起承転結があったりしない。2時間サスペンスやコナン君みたいに“謎はすべて解けた!”なんてことは、実際にはそう起こらないことだからな」とも思う。
そーゆー意味でも『ボトムズ』は“リアル”だったんでしょう、きっと。

しかしホントによくもまぁ、こんなアニメが打ち切りもされずに毎週毎週1年にもわたって放送されたよねぇ。
いい時代だったなぁ。