今週に入って、なぜか息子に化学の特別授業をしている。
何かの折りに元素記号のことを訊かれ、昔家庭教師をしている時に使っていた化学の参考書を開き、「元素の周期表」を見せた。
そうするとなぜか息子、それがいたく気に入って、ノートに書き写し、私に「セリウムの元素記号を書け!」とかいうクイズを出してきたりした。
そんなん知るかい。(ちなみにCeです)

で、写真に写っているくだんの参考書(23年前の発行だ。私もいい加減物持ちがいい)をぱらぱらとめくった息子は「これで特別授業をして」とせがんできたのだった。

それでしょうがなく、「原子の構造」とか「イオン結合」とか教えてたんだけど……教えるったって私も忘れてるので「へぇ」「あぁ、そうやったけ〜」「う〜ん、なんかわからん。これはパス」みたいな。

でも原子の電子配置の図とか、けっこう面白い。
私は文学部だったが、授業としては数学や化学の方がよほど好きだった。

参考書の後ろは息子が授業の際にとった化学のノート。
途中から、元素記号を用いて「二酸化炭素くん」とか「ステンレスマン」とか描きだしている。
以前「米粒くん」というマンガを描いていたことがあったが、今度は「元素くん」というマンガでも描くんだろうか。

今日は「共有結合」から始まって「物質の三態」までやった。固体は分子が動かずにかたまっているが、気体になると分子が好き勝手に動いている、というようなところで、「それ知ってる。21世紀こども百科・科学館に載ってた」。

「固体は授業中の子ども、液体は雨の日の休み時間の子ども(教室内で遊んでいる)、気体は晴れの日の休み時間の子ども(グランドで遊んでいる)」
と「21世紀こども百科」では説明されているのだ。
なるほどねぇ。

もともと科学好きな息子、3年生になってやっと理科が始まったものの、まだ「ホウセンカの観察」とかなのでつまらないらしい。早くビーカーとかアルコールランプとか使って実験がしたいねぇ。何年生からやろなぁ。
今はもう石綿付き金網とか使わへんねやろな。

特別授業は明日明後日もやるらしい。
私の方が予習しておかなければ。
えーっと、「ボイル・シャルルの法則」って……。