明日から3日ほど留守にするので、書きだめ。
「ちょい鬱」だった時に目に止まった言葉のいくつかをご紹介。

まずはヴィトゲンシュタイン。
「私のことばの限界が、私の世界の限界である」
新聞に載っていた。
本当は言語哲学というか認知哲学の深〜い言葉だと思うが、妄想を言葉にすることを生き甲斐にしている私にとっては、「私の世界は私のことばで創るのだ!」というふうに思えて、なんかちょっと元気出た。

松下幸之助。
これも新聞で見たのだが、メモらなかったのでうろ覚え。もし全然違ってたらごめんなさい。
「松下幸之助は世の流転をわきまえながらも厭世的にも虚無的にもならなかった」というような記者さんのコメントがあって、「死は怖れるべきものでも悲しむべきものでもなく、生長の一つの段階として、厳粛に喜ぶべきものである」みたいな幸之助の言葉が引用されていたのだった。
この世の無常を踏まえてなお、くさらず嘆かず、より良く生きようと努める。
やはり器の大きい人は違います。

そして、もうすぐ文庫で出ている分を読破してしまいそうな『ローマ人の物語』(文庫版26巻P103から)。
「ドグマに安住するのではなく、常に疑いを持つことが、ギリシア哲学の基本であった」
問い続けることこそが生きる意味。
『ローマ人の物語』読んでると、私の前世は絶対ローマ人だ!と思ってしまいます。