昨日、「河内の風穴」に行ってきた。
滋賀県多賀町にある鍾乳洞だ。
全国で4番目に大きい洞窟らしいが、あまり有名ではない。
国道から山へ入って行く道にも、こっそりと看板があるだけ。山道の途中には何も標識がないので、「ほんまにこの道であってるのか?」と不安になるほど、ただの細くて曲がりくねった危ない山道である。

きっと、あんまり宣伝して車が増えると危ないから(なんせ対向するのが大変)地味にやっているのだろう。

駐車場や受付なんかもすごく地味な感じ。
派手に観光地化されていない分、「秘境感」があってよろしい。山なので、それだけでも十分下界より涼しいのだが、洞窟の中は年中12℃。
入り口からは冷気がかなり強烈に吹き出していて、半袖半ズボンだとかなり寒い。

入り口はこんな感じ。

しゃがまないと入れない小ささ。

しかし内部は開けていて、大ホールに。
公開されているのは入り口付近のホールだけなので、見学はほんの10分ぐらいで終わってしまう。
しかし何しろ涼しいし、電気や通路もあまり仰々しくなく、未整備な感じが気分を盛り上げる。
♪行け〜行け〜カワグッチヒロシッ♪
と歌いたくなってしまう。

かなりわかりにくいけど、中はこんな感じ。

公開されていない奥の方には、水深10mの地底湖だとか、川下りができそうな水流とか、おもいっきり鍾乳石のつららが垂れ下がった空間とか、色々あるらしい。
見てみたいものだ。

昨日、私達が行った時にも、本格的な格好をした調査隊らしきグループが中に入っていった。
いいな〜、面白そう。


洞窟の中の見学はすぐ終わるが、敷地内には渓流が流れていて、非常に気持ちがよい。

渓流好きな私にはたまらない。
水がとても冷たかった。


くねくね山道沿いもずっと渓流なので、川遊びしている人もちらほら。
「何も遠くまで旅行に行かなくても、ここで十分遊べるよねぇ」と義妹と話す。
信州とかわざわざ行かなくても、この景色と涼しさで十分やん、という。

Discover滋賀県。
みなさん遊びに来てください。