今日は京都文化博物館にナスカ展を見に行って来ました。親子3人で。
ナスカと言えば地上絵。でもあれを博物館に展示することはできません。あの地上絵を描いたと思われるナスカ文明の土器、織物、ミイラが主な展示品。
土器に描かれた絵が実にユーモラスというかマンガチックで、こーゆーキャラクターどっかで見たことある〜、って感じでした。妙に現代的なデザインというかね〜。色使いもヴィビットで。
色彩と言えば織物も素晴らしかった。今もアンデス地方は織物がお土産品になってると思うけど、非常に美しく精巧。モチーフは可愛いし。
そしてミイラが2体。中でも子どものミイラは非常に保存状態がよく、眼球まで残っている。内臓もちゃんとあるらしい。なんというか、不思議な感じですねぇ。要は死体なんやから。しかも千年以上昔に死んだ人の。まさか千年後にこんなふうにさらし物になるとは思わなかったやろうなぁ。黒目が残っていると言ってももちろんもはや何も見ていないわけだし、肉体だけがかなりいい状態で残っていても彼自身はもうどこにもいなくて、どういじられようと文句の一つも言えなくて…。
地上絵のバーチャルシアターもあったけど、これはイマイチ。たっぷり実物の出土品を見た後では、バーチャルはバーチャル。しかし、地上絵、本当はどういう意図で描かれたんでしょうね…。