今日、早くもカレンダーを掛け替えていたら、「平成20年」と並べて「昭和83年」「大正97年」と書いてあるものがあった。

もし昭和が続いていたら平成20年は昭和何年?という問題を、この間ヘキサゴンドリルで解いたばかりだ。
昭和64年と平成元年が同じ年だから、平成に63を足せば昭和になる。
あるいは、西暦と昭和の換算が±25でできるから、2008年引く25で昭和83年。

昭和が終わって、もう20年になってしまうのだ。
人間で言えば、平成ももう成人。
自分の年齢を計算するのにいちいち昭和と西暦の換算をしなくてもいい人達がもう大学生だったりするのだ。

60年以上も続いて、ひょっとしたらもう元号はずっと昭和のまま行くのではないかと思っていた昔。
昭和天皇が亡くなって平成になった時、自分の生まれた年を西暦で考えるようになった。そうしないと、年齢の計算が面倒になる。色々なことを西暦で考えるようになって、今が平成何年なのか、うっかりするとわからなくなる。

カレンダーに、「昭和83年」「大正97年」と併記する人の意図は何だろう。
そう書いておかないと、自分や家族が何歳なのかわからないからだろうか。明治生まれのおばあちゃんなんか、もう元号でも西暦でもなく、干支で計算する方が早かったりする。年女だから96、みたいな。

年賀状に「昭和83年元旦」と書いたら面白かったかもしれない。
何十年かおきに年号をリセットして、明治も大正も昭和もはるかに遠くなって、でもまだ、大正が始まってから100年経っていない。

平成が「もう」20年という感慨と、大正が「まだ」97年という感慨と。
リセットされた気がしているだけで、実は何も変わっていないのかもしれないもの。

明日、平成19年で昭和82年で大正96年の西暦2007年が終わる。