寒いです。
木曜から昨日の午前中まで断続的に雪が降り続き、その割には積もってないんですが、今朝は冷え込みが厳しく、とうとう「窓の内側」が凍ってました。

ベランダの掃き出し窓のところと、トイレの窓のところと。

「屋内でも0℃か」と思うと、それだけで震えてしまいます。

震えるといえば、昨日の初場所千秋楽結びの一番。
身震いいたしました。
(おっと、そう繋がるか!?)
その前の、14日目の最後の二番もねぇ。
震えましたけど。
結び前が「白鵬VS琴光喜」。
そして結びが「朝青龍VS魁皇」

二敗で優勝争いに絡んでいた鶴竜が三敗に落ち、優勝は一敗同士の横綱二人に絞られての残り二番。
まず白鵬が勝ち、結びの朝青龍。
魁皇、今場所はわりと体が動いて調子が良かったし、夏場所で朝青龍をくだしているし。
もしかするともしかするかもしれない。

国技館場内も異様な盛り上がり。
テレビで観ている私もほんとにぶるぶるっと身震いしてしまって。

別に誰が優勝しても全然カンケーないねんけどね(笑)。

「明日の決戦が、もう今日から始まってる」とアナウンサーがまた盛り上げてたけど、実際お互いの相撲を土俵下で見ている二人の緊張感というか、ねぇ。
どーゆー気持ちなんだろう、と思う。

昨日の結びの一番も、場内の歓声がすごかった。
横綱が二人いる、という状況があまりにも長い間なくて、千秋楽で相星決戦、というのが5年半ぶりとか言ってましたが。
「強い横綱が二人いる」
「その二人が最後まで優勝を争う」
というのが、どれだけわくわくするものか。

忘れていたなぁ。

おかげで初場所は客足も良くて、相撲協会としてはほくほくでしょう。
「休んでいた」朝青龍ではなく、白鵬がきちんと勝って落とし前つけてくれたしね。

朝青龍びいきの私としては、朝青龍が負けたのは残念だったけど、見応えのある一番だったし、「仕切り」からの緊張感がもうほんとに、何のカンケーもないのに胃が痛くなるようなぴりぴりした、ドキドキする時間で。

十分楽しませてもらいました。

ちょっと、昨日は制限時間が長すぎるような気もしたけれど。
「まだ時間じゃないの?」
見ているこっちの方が集中力もたない、みたいなね。

やってる二人の集中力・精神力は、ホントにすごいと思います。
あれだけの大盛り上がりの中、もちろん「この一回勝負で優勝が決まる」というプレッシャー、朝青龍にも白鵬にも、お互い意地があって、その「自分自身」というプレッシャーにも押し潰されることなく、力を出し切らねばならない。

毎回書いてるけど、相撲ってほんとにすごいスポーツです。
まぁ舞の海さんによると「スポーツじゃない」らしいですけど、「相手との駆け引き」以上に、自分に勝つことが求められると思うし、「十五日間」という長丁場の戦いを乗り切っていかなきゃならない。

いい相撲をしているのに、なかなか勝てないこともあるし。
途中で怪我をしてしまったり、横綱に勝ってるのに格下に負けたり。
朝青龍をくだした稀勢の里は10勝をあげたものの、白鵬をやぶった安馬は9勝止まりで「大関昇進」がとりあえず白紙に。

14日目、朝赤龍に「足取り」で負けた相撲、悔しかったよねぇ、安馬。思わずテレビに向かって「なんちゅうことするねん!」と突っ込んでしまったよ。
もちろん、別に反則でもない、見事な朝赤龍の「作戦勝ち」だったわけですけど。

それにしても。
相も変わらず情けない大関陣。
琴欧洲、かろうじてカド番脱出したけど、彼は一回落ちた方がいいと思うな。一回落ちて、もう一度這い上がってきた方がいい。
イキのいい大関が欲しいよね。
調子に波のある稀勢の里が今場所はかなり強かったので、期待できるかなぁ。
もちろん安馬にも大関になってほしい。
やっぱり体が小さいから、なかなか安定して勝つのが難しいけど、安馬の相撲は見ていてわくわくする。

相撲協会としては、「モンゴルばっかり」よりイキのいい日本人大関、日本人横綱に早く誕生してほしいところでしょう。

今場所の優勝争い、鶴竜もモンゴルやもんねぇ。
怪我で途中休場した琴奨菊が、再出場で9勝。怪我をしてなかったらどうだったか。
強さが本物になってきてるもんね、琴奨菊。

ともあれ。
力士の皆さん、十五日間お疲れ様でした。
朝青龍、春場所でのリベンジを期待しているぞ!!!