今度の麻生内閣で、「財務相」と「金融相」を中川氏が兼務するということが話題になってます。
「省庁再編」で大蔵省が財務省になり、大臣ポストは二つになった。

麻生さんは「分けなくても良かったのに」派だったらしく、今回の「兼務」にも「統合へ」の方向が見てとれるとかとれないとか。
財務と金融の、どっちかが「国内金融」で、どっちかが「世界金融」を担当しているとかさっき新聞で見たけど。

あれ? じゃ、与謝野さんは何のポストだったっけ?

増税派で経済問題に強い与謝野さんも、そーゆーポストにあったんじゃなかったっけ? しかも留任されてるはずなのに、財務相と金融相は他にいる。

と思って新聞の一面をよーく見たら、与謝野さんは「経済財政担当相」だった。
経済財政と、財務と金融はどーゆー棲み分けなんだろうか。

もっとよく見たら、「経済産業相」もいるし。

財務と金融はもともと「大蔵省」で、大蔵省っていうのは国家財政を扱うところだと思っていたんだけど、違ったっけ?

経済産業省というのは前からあってそのまま?

「経済財政」というのは、「官」じゃなくて「民」のお金の方の担当なのかな。早い話が「景気対策」担当みたいな。
そーゆーこと、全然知らない自分にちょっと、呆れました。
学校で習った時は「大蔵省」やったしな……。


あと、前の記事の「石破さんが農水相」っていう話で。

石破さんは鳥取選出の人だし、漁業や酪農が大変だってことをわかってて、がんばってくれるかもと期待している、というようなことを書いたんだけど、今国民が「農水相」に求めているのは「事故米騒動の責任追及」であり、「食の安全・安心」の方なのかな?

事故米については農水省が「売ったもの」だから、責任を問われるのは当たり前だけど、たとえば冷凍ギョーザ騒動とか、メラミン牛乳騒動の方は、一体どこまで検査すれば「安全」になるのか、どこまで管理すべきなのか、その多くが輸入食糧で、食糧自給率が低いということも原因の一つである中、「国内の農林水産業を守り育てる」感の強い農水省が真にやらなければならないことは何なのか。

「それが儲かる」仕組みがあるからこそ、「偽装」とか「不正転売」とかが行われる。その「仕組み」の部分は、「農林水産業」ではなくて、「流通」であり、「経済」の問題だと思われる。

一方で、もともとの食品を作っている生産者、農家や漁師の皆さんはちっとも儲かっていないわけで。

真に見直されなければいけないことは何なのでしょうか?