なんか、自分のblogに麻生さんの写真をでーんと載せるのもなんやなぁ、という気がするねんけど。

美しくない(笑)。

でもちょっと、この追加経済対策については書きたいのでしょーがない。我慢。

では本題。

一人あたま16,000円……でしたっけ? 12,000円?

政府の「生活支援定額給付金」。

12,000円でも16,000円でも、『nine*nine』の支払いにすら足りない(笑)。

こんな額を1回こっきり給付して、それでどうなると言うんだろう?

一応経済対策として、「ぱーっと消費に使ってほしい」ということなんだろうけど。

12,000円ぐらい入っても、あんまり「ぱーっと」という気にはならないよなぁ。

日常の生活費にすぐ消えちゃうよ。

400円のカップラーメンで30杯分。

1日1個で我慢しても1か月しかもたない勘定だよ、麻生さん。

夫婦二人なら3万ぐらいになって、子どもがいたらもっとたくさんになるけど、でもやっぱり、「それが入ったから遊びに行こうか」と思うかどうかは……微妙。

一時的にみんなが「ぱーっと」使ってくれても、そんなのホントに「一時的」なわけで、もっと違う、継続的な政策に使った方が有意義だと思うんだがなぁ。

この間、全国の公立病院の赤字額だったか、なんだったか、「ちょうど今度の給付金の予算分ぐらいです」と紹介されてた。

「出して出せない額じゃないんです」みたいなふうに。

医療とか福祉とか教育とか、お金かけないといけないとこいっぱいあるのにね。

それにこの「給付金」、国民一律、全員に配るんでしょう?

お金持ちの、それこそ「こんな“はした金”もらっても」みたいな人にも。

もしかして、麻生さんにも?

本当に困ってる人に、もうちょっと継続的に手当してあげた方がよくないのかな。

来年の卒業生の内定取り消しとか出てるらしいし、その次の年の採用もきっとすごく少なくなる。倒産とかリストラで職を失う人もまだまだこれからいっぱい出るよ、きっと。

そういうところのセーフティネットのために、財源置いといた方がいいような気がするんだけど。

昨日、NHKのニュースで、「日本でも住宅ローンが払えない人が増えてる」って話もやってたし。

「国策でのサブプライムローン」だとかって。

住宅金融公庫が「本来貸してはいけない人にも貸した」って。

ローンが払えなくて家を売っても、買った額と同じには売れないからまだまだ借金は残って、住むところもなくなって。

この経済危機で、「大丈夫」だったはずの人だって危なくなることが大いに考えられる。

……ヤバいよねぇ。


あと、「高速道路1000円乗り放題」?

高速道路の無料化は民主党も言ってるけど、時代は「脱クルマ社会」じゃないの?

マイカーより公共交通機関、じゃないのかな。

運送業界は助かるだろうけど、今回の「1000円乗り放題」は土日祝の普通車だけで、商用車ではなく「マイカー」に対する施策。

まぁ、最近車が売れなくなって、自動車業界が困ってるから、「もっと乗ってもらおう」という施策なのかもしれない。

国内じゃ売れないから輸出で黒字にしてたのに、この経済危機で輸出が大打撃。自動車産業がコケると、山ほどの下請け会社が全部コケて、それこそ失業者が溢れる……って、わかるけど。

でもなぁ。

だからこそ「産業構造の転換」を考えなくちゃいけなくて、その転換期にどうしたって仕事にあぶれてしまう人たちをどう救済するか、っていう方に知恵とお金を使わなくちゃいけないと思うんだけどな……。