アニメの話ばっかりや(笑)。

春は新番組の季節ですから、しょうがない。

『グイン・サーガ』と同じ日に始まった『花咲ける青少年』

もとが文章の作品と、もとがコミックの作品ではやはり見る方の「絵」に対する感度が全然違ってきますよね。

原作ファンとしては何より絵が原作とかけ離れていたり、不細工だったりしたらもうそれだけで許せない、興ざめですから。

公式サイトで見た時にもキャラデザインは「がんばってるな」と思ったし、動いてるの見てもなかなか綺麗で、そこはまずクリア。

「どの美形がお好み?」というのがテーマ(笑)のこの作品、男の子たちが不細工だったら目も当てられないからね~。

もちろんヒロイン花鹿(かじか)も、彼女がきちんと魅力的に描かれていなければ、作品が成り立たない。

花鹿って、ビジュアル的に「すごい美少女」なのかどうか、けっこう微妙だから、動かすの難しいと思うのよ。

レースふりふりの美少女でなく、「目力」のある凛々しい美少女だからね。

声も合ってたし、うん、花鹿合格。

ただ。

「かじか」っていうアクセントが、私の思ってたのと違って、すごい違和感だった。

私の頭の中の「かじか」は、標準語の「テレビ」と同じ、頭高(「高低低」)のアクセントだったの。それがアニメでは「スミレ」と同じ「低高高」で。

あああああ、気持ち悪い。

ところどころ、ハリー(花鹿のとーちゃん)や立人(リーレン。花鹿の兄代わりの美形)が、花鹿をなだめるようなセリフで頭高に発音していたんだけど。

あああああ、気持ち悪い。

でもきっと、世の中的には「低高高」が普通なんだろうな。

私、どーもアクセントがおかしいみたいで、これまでにもマンガの登場人物を変に発音して、友達に「え!?」って驚かれたことが何度かあるから……。


えっと、それで。

ハリーの声は「キリコ・キュービィ」郷田ほづみさん。立人の声は森川智之さん。森川さんって……「戦国BASARA」では片倉小十郎……。うーん、同一人物なのか。声優さんってほんと、すごいな。犬夜叉の奈落とか、少年陰陽師の青龍とか、ブラッド・ピットやキアヌ・リーブスの吹き替えもしてらっしゃるらしい。

正統派二枚目な声。

うん、悪くなかった。

でもなんとなく、私の中の立人はもうちょっとだけ声、低めだったな。キース・アニアンの時の子安武人さんみたいな……。

子安さん、『花咲け』ではクインザなのよね。なるほど、って気はする。「クークックック」な策謀家やもんな、クインザ。(クルルと一緒にしたらファンに怒られるが)


原作では「マハティ編」が先にあって、花鹿の負った宿命は最初から読者に明らかにされているんだけど、アニメではいきなり花鹿が登場する。

まぁ、その方がいいだろうな。夫捜しゲームとともに、徐々に花鹿の秘密が明らかになっていく方が。

あと、原作でユイちゃんと一緒に花鹿の正体を知ろうとがんばる中学生岩波くん。アニメでは存在を抹消されとった(笑)。お気の毒。

立人登場のシーンの、「おまえが呼べばいつなりと」っていうセリフ、原作では中国語。ぜひ中国語で言ってほしかった~~~。字幕入れとけばいいじゃ~ん。

そして。予告でちらっと出てきた美形二人目(寅之介を入れてあげれば三人目)ユージィン。

いやぁ、なんか、Gacktさんみたいやった(笑)。昔の、金髪だった時のGacktさん。

どんな声かな。

マンガがアニメになる時ってやっぱ、「絵」と「声」が自分のイメージと合ってるかどうかが気になるよね。「声」は特に、それぞれ好みがあるからな~。

私、『花咲け』の中では立人が一番好きなんだけど、ユージィンも二番目に好きだから、イメージを壊さないでいてくれるとよいな。