近所の書店兼CD・DVDレンタル屋さんで、最近「コミックレンタル」が始まった。

もともと「地域一番の大型書店」という触れ込みでオープンした書店だったが、すぐに「レンタル」コーナーの方が広くなり、本の棚は小さくなる一方。

これも時代でしょうか。

昔あった「貸本屋さん」というのが廃れて、「中古書店」の花盛りになり、今度は「レンタルコミック」。

マンガを借りて読む人が増えて一番困るのは、著者よりもむしろ「町の本屋さん」だと思うけど、「売る本」と「貸す本」の両方が同じ店舗にあるっていうのも、不思議というかなんというか。

まぁ、元々レンタルCDと同時に「セルCD」も扱ってたし、「借りて聞いてみて良かったから買う」とか、「借りて読んでみて面白かったから買う」という需要も掘り起こせるのかなぁ。

借りるにしろ買うにしろ、同じ場所で用事が済むというのは確かに便利ではあるのかもしれない。

「紙の本を所有し、本棚に並べる」ということに多少なりともこだわってしまう私としては、「売るための本の棚」がどんどん少なくなっていくのが哀しくもあるのだけど。

さて。

相変わらず前置き長いですね。すいません。

いくらマンガ蔵書の充実している図書館があってもやはりそこには限界があり、先日初めて息子が「レンタルコミック」を利用。

『遊戯王』5冊と『家庭教師ヒットマンREBORN!』5冊をお借り上げ。

10冊以上借りると1冊70円で7泊8日借りられるのだ。

9冊以下だと1冊80円で2泊3日。

物によっては「中古」で100円で手に入ることを考えれば、「すごく安い」わけでもないけど、「買う」ためには「お金」だけでなく「置いておくためのスペース」がいる。

何しろ私の本だけでもう大変なことになっているんだから、この上息子がどんどん買っていったら、家の床が抜ける。

少年マンガって巻数多いしな~。

10冊借りると700円。息子の月の小遣いは学年×100円。つまりこの春から500円。お年玉も少し財布に入っているとはいえ、月500円の収入で、700円の出費は痛い。

なので私が半分援助。

……ってゆーか、私も『REBORN!』は読むし(笑)。



息子がCSでアニメを見ていて、私もたまぁに見て、「なんでリボーンは赤ちゃんなのにヒットマンなの!?」「なぜマフィア!?」「どーゆー設定なの、これ!?」と思っていた。

今8巻まで読んだんだけど(すでに借りるの2サイクル目)、「なぜリボーンは赤ちゃんなのか」まだわからない。

最初の方で「リボーン1歳のお誕生日会」ってゆーのが出てきたんだけど、1歳じゃまだしゃべれないし、立って歩くのだってやっとだし、どーゆー生き物なんだ……。

ということを、こーゆーマンガで突っ込んではいけないのだろうな。

「死ぬ気弾(5分だけ“死ぬ気でがんばる”超絶パワーが出る)」だの「10年バズーカ(10年後の自分と5分だけ入れ替わる)」といったアイテムだって、どういう理論・技術で可能になってるのかさっぱりわからないけど、突っ込むのは野暮というものね。

「何をやってもダメな主人公が仲間を得て成長していく」というところは「ああ、少年マンガだなぁ」という感じ。

お話によってはオチがないようなこともあり、「ストーリー」があるようなないような、設定とシチュエーションで生まれるドタバタを楽しむマンガかなぁ、と。

とりあえず7巻目までは。

8巻目はずっと繋がったエピソードで、「ストーリー」っぽくなってるし、Amazonのレビューを見ると最新刊あたりはずいぶん違うマンガになっているみたい。

今のところ、私はけっこう楽しく読んでる。

ついついアニメのリボーンの口真似をしちゃってるくらい(笑)。

他の店ではどうか知らないけど、近所のお店は「表紙カバー」と「中身」が分かれてて、中身だけ借りるようになっている。『REBORN!』って、カバーの絵と本体表紙の絵が違ってて面白い。

中身は全部(といってもまだ10巻目までしか見てないけど)、モノクロで描かれた登場人物のアップ。なかなかお洒落だ。

ちなみに今のところ、一番好きなキャラは大人ランボかな(笑)。