※以下ネタバレあります!これからご覧になる方はご注意ください!!




劇場版ディケイド『オールライダー対大ショッカー』見てきました♪

めっちゃ楽しかった!

昭和のライダーファンにはたまらない映画ですよ、これは。GACKTさん出てなくても、私は見に行ったかもしれない(笑)。

一人でも見に行く覚悟だったけど、毎週私が見ているそばで「なんやこれ、どれが誰やねん」と『ディケイド』にツッコミを入れていた旦那さんが「映画おもろいかな~。見に行ってみよかな」と言い出し、そうなると息子も「まぁ行ってもいいけど」ということになって、結局親子3人で映画館行きました。

息子はこないだの「スマステーション」で歴代ライダーのおさらいをしたのが効いたようで、「昭和も平成もすべてのライダーが登場する」というのに興味を惹かれたみたい。

ありがとう、スマステーション(笑)。

旦那さんも息子も、そして私も「シンケンジャー終わってから入ろうか?」などと言っていたんだけど、他の人の迷惑にならないよう、ちゃんと「シンケンジャー」も見させてもらいました。

3D作品にするということもあって、今回「シンケンジャー」は20分しかない。20分でよくまとめたな、と思ってちょっと感心しました。まぁTVシリーズを見ていることを前提に作ってあるし、戦隊モノは対象年齢低くて、もともとそう複雑なお話にはならないから、20分でもなんとかいけるんでしょうね。

「侍」ネタのレンジャーなので、時代劇好きとしてはそれなりに楽しめました。馬とか、歴代格さん(水戸黄門の)揃い踏みとか、悪役とシンケンレッドの一騎打ちのところが「信玄VS謙信」を彷彿させるところとか。

シンケンオーが「大鉄人17」に見える(笑)。

今の戦隊モノはこんな感じなんやな~、って勉強になりました。今朝、たまたまCSで昔の劇場版『ゴレンジャー』をやっていて、「昔は年齢層高いよな~」って思っちゃった。俳優さん達が、今と比べてすごく年上なわけではないはずなのにすごく大人っぽいし、お話の雰囲気というか、ストーリー的にはばかばかしいんだけど、小道具的なところがこう、普通に「大人の世界が舞台」になってるって感じがして。

今と見比べるとなかなか面白い。

で。

いよいよお目当ての『仮面ライダー』!

波打ち際ざっぱーんの「東映」マークも懐かしく。(これはもちろん「シンケンジャー」の前にもあった)

いきなりライダーバトル。ディケイドVSアマゾン!!!

関西では高校野球のせいでまだTVシリーズにアマゾンが登場していないんだけど、あのアマゾンの動きだけで、昭和ライダーファンは感動のあまり涙が出ます(笑)。

「一番強いライダーを決める」ライダーバトルでは歴代ライダー同士の夢の対決が見られ、もうホントにねぇ。たまんないよ!

ストーリーなくてもこれだけでOKな感じがするのに、ちゃんと「つかさ君の過去、正体がわかる」というしっかりした「お話」があって、最初から最後まで息つく暇もない。目を離せない。

1時間強しかない上映時間に、よくこれだけ詰め込めたな~、って感心するぐらいすごかった。

つかさ君はもちろん、ディエンドの海東くん、クウガのユースケもそれぞれちゃんと見せ場があり、つかさ君と夏海ちゃんの絡み、実は死神博士だった(?)夏海ちゃんのおじいちゃん、9月からの新ライダー「W」まで登場。

盛りだくさんすぎる!!!

そして。

すべてをなくし、生きる気力をなくしたつかさ君の前に現れる結城丈二=GACKTさん!!!

予想通り短い出番で、PVほどのアクションもなかったんだけど、失意のつかさ君を立ち直らせる重要な役どころで、実にかっこいい。

「死ねば罪が消えると思っているのか!? 罪を背負って生きろ」

いいなぁ。

右腕を奪われた時の回想シーンもちらっとあったし。

でもあの右腕のサイコガンのような武器。映画では腕をはずした後、どこからともなく取り出したあの武器をがちゃっと装着するんだけど。

あんなでかいもん、どこに隠し持ってたんですか~?(笑)。

GACKTさんがライダーマンをやると聞いた時、「マスクをかぶっても口元だけは見える」と思ったんだけど、最後のオールライダー戦闘シーンに出てくるライダーマンはGACKTさんとは別人。

GACKTライダーマンはあくまであの腕の武器だけの「ライダーマン」のようだ。

「つかさ君の世界」での結城丈二はGACKTさんだけど、「V3の世界」での結城丈二=ライダーマンはちゃんと別に存在して、そっちが最後のクライマックスシーンに出てくるのだ、と勝手に納得。

パンフの中で監督さんが、「GACKTさんのライダーマンがあるから、昭和のライダーマンは当初出さないつもりだった。でもやっぱり昭和のライダーマンもきちんと見せてあげないとと思って撮り足した」っておっしゃってる。

うん、それでこそ「オールライダー」だよね。

25人の歴代ライダーが横一線に並ぶあの「絵」はもう、スタンディングオベーションしたくなる(笑)。よくぞやってくれました、だよ。

1号と2号のWライダーキック。1号の声、「うわ~、本物(藤岡弘、さん)だ!」と思ったのにパンフ見たら違った。

V3も、どなたが声をやっているのかパンフに載っていなかったんだけど、ちゃんと「ブイスリャー!」って言ってくれててね。

いやぁ、ホントにね。

子どもの頃に大好きだったヒーローと、今大好きなGACKTさんが共演してて、それを親子で見られるなんてこんな嬉しいことはないよ。

「別にぼくはそんなに見たくないけど」と言っていた息子、めっちゃ楽しんでた(笑)。

見終わってから、やっぱりあの「横一列大集合」の絵がほしくてパンフを買ったんだけど、息子、パンフ熟読。帰りの電車の中でライダーについてしゃべるしゃべる。

「こんなに仮面ライダーが面白いなんて知らんかった。『クウガ』から全部見てみたい」とかね。

旦那さんはなにげにガチャガチャで「ディケイド」ピンバッジGetしてるし。

結婚して14年、この人の行動原理、いまだによくわからなくて……面白い(笑)。

今、主題歌『The Next Decade』聴きながら書いてるんだけど、映画観てから聞くとまた一層いいな、この曲。

駆け抜ける疾走感。

「右手に誓った祈り」

「ゴールよりその先のスタートライン目指せ」

クレジットの「未来のライダー達へ」という言葉とともに、GACKTさんの歌声が心に沁みる。

本当に、このコラボ企画を考えてくれたスタッフさんには大感謝。

……DVD出たら買っちゃいそう(笑)。


映画で先に「つかさ君の過去」が明らかにされてしまったけど、TVシリーズの方はどんなエンディングを迎えるんだろう? また違った結末が用意されていたりするのかな???

つかさ君とディケイドの活躍ももう少しで見られなくなっちゃうのかと思うとなんか寂しい。

次の「W」も見てしまいそうな自分が怖い(笑)。

2人で1人に変身する「W」……「バロム1」を思い出しまする。