昨日書いたとおり、先日わざわざ静岡県の遊園地まで行ってきたんですけど。

なんか、「テーマパークではない普通の遊園地」の雰囲気がとっても懐かしくていい感じで、今はなき宝塚ファミリーランドを思い出してしまいました。

関西では「普通の遊園地」、もはや絶滅危惧種だもんね。

ファミリーランドも阪神パークもポートピアランドも消え、エキスポランドも廃園。奈良ドリームランドもあやめ池遊園地もなくなったよね。

残ってるのは枚方パークぐらい?

思えば「ひらパー」って、がんばってるよね。うんと小さい時に行ったきりで、どんな感じなのか実はほとんど知らないんだけど。

私にとって「遊園地」といえば「宝塚ファミリーランド」で、よそへ行く必要なんてなかったものだから、阪神パークだって2回ぐらいしか行ったことなかったと思う。

阪急宝塚線池田駅周辺に住んでたんだもん、ファミリーランドまで電車で15分。家の玄関を出て30分もあればファミリーランドのゲートをくぐれちゃうぐらい近かった。

幼稚園の遠足も、小学校1年生の遠足もファミリーランド。

小学生の時は、年に数回は行ってたと思う。

母方の祖父母が同じく宝塚沿線に住んでて、お弁当持って一緒によく行ったなぁ。

昔は温泉もあって、遊んだ後お風呂に入って、コーヒー牛乳飲んで(笑)帰ってきた。

電車の窓から見える観覧車。

大学生になって、ファミリーランドより大劇場に足繁く通うようになってからも、車窓から遊園地が見えてくるあの風景、すごく好きだった。

旧大劇場の時代は、ファミリーランドの入園券を買わないと大劇場にも入れなかったから、時間のある時はちょっと動物園の方に行ったりもして。

閉園と聞いた時は本当にショックでショックで……。

「幸福な子ども時代」がファミリーランドと一緒に消えてしまうような気がした。

子ども時代を過ごした池田の家はもうないから、私にとって「箕面」や「宝塚」や「清荒神」は「そこへ行けば子どもだった頃がちゃんと残っている“タイムカプセル”」みたいなものでね。

そういう場所の風景が変わってしまうってことは、「もう本当に、二度とあの頃に戻ることはできないんだな」って実感することでもあって。

本当にさびしい。

で。

閉園間際の2003年3月。

私と旦那さんと息子と、私の父母でファミリーランドに行った。

たぶん息子はほとんど覚えていないだろうけど、私にとっては親子で行けたのは本当にいい思い出。赤ちゃんの時にも一回、連れて行ってるんだけどね。


うちの父のお気に入りだったアシカくん。

そしてファミリーランド晩年のスター、ホワイトタイガー。


カナメさん(涼風真世)がホワイトタイガーの赤ちゃんを抱っこするイベントとかあったよなぁ。

ホワイトタイガーの赤ちゃん、めっちゃ可愛かった。ほんと、ぬいぐるみみたいで。

そういえばホワイトタイガーのぬいぐるみ持ってるけど、あれって今となっては貴重だよね。

そしてそして。

ファミリーランドといえば大人形館!!!!!


私、この大人形館が異常に好きでね。

ファミリーランド行くと必ず乗るの。♪世界はひとつ~♪というあの歌も大好きやったし、「演出・宝塚歌劇団」のお人形さん達の「華麗なるレビュー」、何回見ても飽きなかった。

せめて大人形館だけは残してほしかったなぁ。

というわけで、2003年3月に撮っていた貴重な動画。



我が家の初代デジカメKonica KD-400Zで撮ったもの。15秒と短いし映像も汚いんだけど、今となってはこれもかなり貴重な代物でしょう。



これも短いねぇ。まだSDカードの容量が少ない時代(今じゃ2GBとか当たり前だけど、最初のころは8MBとか16MBとかやった)やし、遠慮しもって撮ってたんよね。

ああ、懐かしいなぁ。