うちの旦那さんがまたXactiを欲しがっている。

防水デジカメOptioW60を買ったのは確かほんの1年前。あの時も最初は「Xactiが欲しい」と言っていたのである。

「Xactiが欲しい」と言いながら、結局Optioを買った。

Optioは「防水デジカメ」。Xactiは「防水ビデオカメラ」で、写真よりもムービーが主体。

別にOptioでも動画は撮れるし、一応「ハイビジョン対応」やったりはするねんけど。

なんかXactiに惹かれるらしい。



この機種だと光学ズーム5倍やし、やっぱりOptioと一緒やねんけどな。内蔵メモリーは申し訳程度で、SDカードに保存するところも一緒。

今、ビデオカメラももう「テープ」じゃないんだね。

知らなかった。

息子が幼稚園に入る時にビデオカメラ買ったけど、当時はまだまだDVテープが主流。DVDに録画する機種が出始めた頃だった。

あれから7年。

DVテープも、DVD録画もさっさと廃れたのねぇ。

「ハイビジョン撮影」しようと思ったら、「テープ」じゃ無理なのかしら。

うち、義父が昔からカメラとか好きで、8ミリでずーっと映像も撮ってたのね。途中でSONYのハンディカム(Hi8)になって、古い8ミリ映像もHi8に撮り直して、山ほどテープがある。

幼稚園入園前の息子の成長記録も全部義父がHi8で撮ってくれてたんだけど。

いよいよハンディカムが壊れて、たくさんあるテープがすべて見られなくなるという危機に。

仕方がない、義父はHi8テープが再生できる高い機械を買いました。

買って、地道にDVDにコピーしています。

8ミリテープ→Hi8→DVDと何度もコピーされた映像。

旦那さんが小学生とかいう映像があって、笑える。

あーゆーの見ると、やっぱり「動画」で撮っておくっていうのは面白いな、と思う。8ミリの時は「音」が入ってなくて、動きしかわからないけど。

幼稚園入園を機に買ったDVテープのビデオカメラは実のところ運動会や発表会の時しか出番がなく、撮りっぱなしで全然見ることがなくて、「これって必要なん?」って思うぐらいやねんけど。

30年ぐらい経った時に見ると面白いんだろうなぁ、きっと。

30年後に見るためには、これもDVDに焼いておかないとダメだよね。それがめんどくさいんだよなぁ……。

音楽もそうだけど、記録メディアがどんどん進化して、「昔録った」ものが聴けなくなったり見られなくなったり。

なんだかねぇ。

どんなにがんばって保存しても、こっちの寿命はせいぜい80年ぐらいしかないし、いずれすべての記録は失われてしまうってわかってる。

写真やビデオで切り取られた「時間」は「実体」ではなく「仮の像」で、過ぎ去った時間が二度と戻ることのないことも。

でも、すべてが消え去るってわかってるからよけいに、ちょっとでも残しておきたくなるんだよな。

(その結果うちの家はガラクタだらけだ)


しかし旦那さんはホントにXactiを買う気だろうか?

まったく必要じゃないと思うけどなぁ。(それよりいい加減テレビを買い替えたいゾ)