※以下ネタバレあります!これから観劇なさる方はご注意ください!


はい、ショーの方です♪

こちらも楽しい、夏にぴったりなラテンもの。

幕開きから手拍子、途中中詰めは客席に降りてきてくださるし、今回「皆さんもご一緒に!」ってことでポンポンが売られてます。プログラムには「中詰めの振りのイラスト」も描いてあります。

私は手拍子だけでがんばりましたが、ポンポン振ってるお客さん、けっこういましたよ~。

お芝居の方でも「どこか南の国へでも行こう。リオあたりへ」というようなセリフが出てきて笑ったんだけど、ショーも最初、「ロシアから宝塚経由でリオへ!」という「フライト案内」が入るんですよね。

こーゆーノリ、好きですわ。

一口に「ラテン」と言ってもサンバ、マンボ、ボサノバ、アルゼンチン・タンゴと音楽的にも色々あって、今回のショーもけっこうバラエティーに富んでいました。

懐かしの「ランバダ」出てきたり、THE BOOMの『風になりたい』出てきたりした中で、びっくりしたのが。

『OH! ギャル』

そうです、ジュリーです。

彩吹さんが、「女の辞書には不可能はないよ~」と1コーラスたっぷり歌ってくれるのだ。

いやぁ、感激しました。

まさか宝塚で『OH!ギャル』聴けるとは。

もうこれだけでこのショーはOKです(笑)。

専科のお三方もお芝居に引き続き出てきてくださって、最後ちゃんとみんなと同じ衣装着た汝鳥さんがパレードに出てるのが、なんとも嬉しかったなぁ。

専科さんってお芝居だけのことが多いからね。前の記事にも書いたけど、汝鳥さんは歌もお上手なので、ショーでも聞けて幸せ♪

お芝居では今一つ出番の少なかった音月桂ちゃんも大活躍! もう彼女はほんとに表情がたまらんね。「なんて顔をするんだ、この子は~!」と悶えてしまう(笑)。

なんていうんだろ。今回ラテンだし、「弾けるキュートな笑顔」なんだけど、でもただ「可愛い」だけじゃないんだよな~。エンターテイナーなんだよ。人を惹きつける“華”=色気がある。

歌もうまいよね。

水さんも昔に比べたらぐっと歌うまくなった。

ビブラートがヤンさん(安寿ミラ)っぽい。立ち姿的にはナツメさん(大浦みずき)とか、明るくて性格の良さそうな雰囲気はネッシーさん(日向薫)ぽいとこもあるかなぁ。

いいトップさんだよね。

水さんがいて、彩吹さんがいて、桂ちゃんがいる、このバランスが良いな~、と思う。トップ以外の娘役がもうちょっと層厚いとなおいいのにね。

お祭り騒ぎ的ラテンショーの中にあって、軍服姿でのアルゼンチン・タンゴからイグアスの滝に飛翔するパピヨンのくだり、いいアクセントになっていたし、フィナーレの大階段男役ダンスは「黒いオルフェ」。この曲好きなのよね。ダンスもかっこいい。

グランドフィナーレは踊りまくったまま幕。

真夏にこれを2回公演。みんな痩せるよね~。

宝塚は今月いっぱい。来月18日からはもう東京公演です。初心者にも親しみやすい、楽しいお芝居&ショーなので、ぜひ劇場へ足を運んでくださいませ。

宝塚、まだまだチケット残ってるよ~。なんで??? 夏休みなのにね。私、近所だったらもう1回行くけどな。

歌劇サイトではちょこっとだけど舞台映像を見ることができますよん。

大劇場、来月は『ベルばら外伝』で、10月が瀬奈さんのさよなら公演。これ、正塚先生なのよね。「男は孤独だった……男同士の友情を描く」とかチラシに書いてある。正塚先生の真骨頂が見られるか!?って感じがして、とっても気になる。

10月か……。行けないことはないけど……うーん。

その次って『カサブランカ』で。

え~!? 『カサブランカ』つったらハンフリー・ボガートとイングリット・バーグマンだよ? できるの!?

もちろん宝塚向きに脚色はするんだろうけど、大空さんがボギーをやるのかぁ。バーグマンを娘役がやるのかぁ。チャレンジやなぁ。

もうちょっとご近所さんだったらね、2階の後ろでいいから見に行くんだけど。滋賀からではなかなか……哀しいですわ。