先週、3月28日から一泊で香川県に行ってきました。

もともと、「子ども料金のうちにちょっとどこか行きたいね。近場でいいし、だらだら電車に乗って」と母子二人で「春休み青春18な旅」を思い描いていたのですが。

ご存知3月11日の東日本大震災。

17日頃からお友達と東北旅行へ行くはずだった義母の計画はもちろんおじゃん。

被災で大変な方々を尻目に「残念だ-、つまんないー。どっか行きたいよー」とか言うのもアレなんですけど、自粛ばっかりじゃ日本の経済落ち込むばっかりですし、無事だった人間は普通の生活を営むのも全体で見れば“復興支援”になるのではないかということで。

「じゃあみんなで讃岐うどんでも食べに行くか!」

なんで突然讃岐うどんなのかは、息子ちゃんがうどん好きなのと、まぁ一泊旅行にはちょうどいいぐらいの距離。久しぶりに瀬戸大橋渡りたいなー、という私の趣味もあり。

平日ですから「みんな」と言っても夫は入っていません。

私、息子、義父母、義妹の5人での旅行。夫は一人寂しくお仕事であったわけです。ごめんなさい。

で、まずは一日目。

もともとは「青春18な旅」を考えていたんだけど、滋賀から香川まで行って、香川で「讃岐うどんなランチ」を食べようと思うとかなり早い時間に出発しなければならず、姫路-岡山間の在来線接続も悪いということで、「ええーい、ゼータクに行っちゃえ!」

京都から岡山までびゅーんと新幹線。

そして岡山から快速マリンライナー。瀬戸大橋を渡って香川県へ。

この、電車で海の上を渡る、というのが私は大変お気に入りなのですよ。「海の上」から「海」を眺めるのって、そうそうできることじゃないでしょ。飛行機じゃ高度が高すぎるし、船もめったに乗らないし。

線路の脇からすぐ海面が見えているこの感覚、ほんと楽しいんだなぁ。


浅いところは海底も見えるぐらいの距離。船とは違って“海の上空”を走っているというのがなんともね。(なので以前行った鳴門大橋の“渦の道”も大変楽しかった♪)

幸いお天気に恵まれ、気持ちの良い瀬戸内の風景。


坂出駅で快速を降り、各停に乗り換えて琴平へ。

滋賀を出てからおよそ4時間、12時15分頃やぁっとJR琴平駅に到着。


ホテルに荷物を置き、まずは腹ごしらえ。うどん!


お腹空いてたのであまり考えずすぐ目についたお店に入ってしまいました。麺とダシは当然おいしかったけど、天ぷらが少し寂しかったかな。

そしてこんぴらさんを参拝。ご存知の方も多いかと思いますが、こんぴらさんのご本宮までは785段の石段を登っていかねばなりません。日頃超運動不足なこの身がどこまで保つかと心配しつつ、苦しくも楽しい道中。

参道にはお土産屋さんもたくさんありますし、彼岸桜(?)も咲いています。


もう少し遅ければソメイヨシノも咲いて、さらに登るのが楽しい参道だったと思います。785段と言っても下から全部連続ではなく、平坦なところもあるので「もぉダメ!死ぬ!」って程ではありません。急階段が続いてるところはもちろん心臓に来ますが、全部がそうではないので。

かっこいい旭社。ここまで629段。もう一踏ん張り。


785段、ご本宮到着!


しかし、まだまだゴールではない。義父母はご本宮参拝の後、無理せず下山しましたが、私、息子、義妹の若手グループ(!?)は引き続き奥社を目指します。

奥社まではさらに500段ほどの道のり。本宮までよりも平坦な箇所が多く、深山幽谷な雰囲気が非常に私好みで、楽しい散策でした。まぁ終盤の急坂はきつかったですけどね。


はい、1368段。奥社着いたどー!

眺めも素晴らしい。



下りの方がかえって脚が痛かったりしますが、登る時の心臓バクバクに比べれば呼吸は楽です。途中から石段のないなだらかな遊歩道というのも整備されているのですが、行きに見た「和三盆ソフトクリーム」を食べるため3人は黙々と石段を下るのでありました(笑)。

ほんのり茶色っぽい見た目と上品な和三盆の甘さ♪ 美味でしたよー。

また、豆菓子店「豆吉本舗」のあまりのラインナップの多さに驚き、あれこれ試食し、ついたくさん買い込んで帰ったのですが……今調べたら滋賀にもお店あるし!別に香川の会社じゃないし!

まぁそーゆーのも旅の面白さですね。旅先でなければ「美味しそう~」と思ってもなかなか財布の紐が緩まりませんもの。

その夜は「湯元ことひら温泉琴参閣」にてリラックス。大感謝祭宿泊プランというおそらく一番リーズナブルなプランだったのですが、全13品の会席料理は食べ応え十分!

部屋食ではなく大広間での食事なのですが、会場の隅で天ぷらを揚げたりステーキを焼いたりしていて、できたてを持ってきてくれます。味というかメニューが我が家の口に合ってて、「何これ?」というものがなく。

大変満足でした。

というか苦しかった!

「お残しは許しまへんで~」が我が家の家訓。苦手なものは家族間で食べ合い、極力残飯を出さない。なので私は息子の苦手な塩辛系前菜を2人分食べ、息子は私の苦手なステーキを2人分食べ。

いや、びっくりした。いつの間にそんな食べ盛りになったん、あんた(←息子のこと)が一番ようけ食べてるやん。

もちろん大人と同じ料理食べてて、ステーキ2人前ですよ。苦手だった海老もちゃんと全部食べてたし、ホント成長したなー。

(続きます)