ついに息子ちゃん用にスマホを買いました。

ここまでケータイを持たせずに来ましたが、いよいよ春から高校生。電車通学でもあり、持たせないと親が心配ということもあって。

最新機種SHL24を買いました。

昨年5月から私のお古のIS03をWi-Fi運用で使い倒していたこともあり、同じSHARP機が使いやすいだろうというのと、サイズ。

どんどん大型化していくスマホの中で、唯一コンパクトなのがSHL24。IS03やIS17SHと違ってメモリ液晶はないものの、「やっぱりこれぐらいの大きさがいい」ということで。

まぁ、あんまり選択肢ないですよね。

店頭では思いきりiPhone押しで、価格もiPhoneだけが安くて、「あとは別に売れなくてもいいけど」という素っ気なさ(笑)。

もはや日本メーカーはSHARPとSONYと京セラしかないし、去年の冬モデルぐらいからしか並んでなくて、全体に数も少ない。

というわけで、SHL24。

いいなー、新しいスマホいいなー。最新機種いいなー。お母さんのと替えこにしない?(爆)

しかしあれですね。メモリ液晶がないと、電源入ってるのか入ってないのかわかりませんね。真っ暗ですね。結局は慣れの問題なんでしょうが、常に時計と電池容量が表示されていて、着信や着メールがあった時にはそれが表示されているのに慣れていると、真っ暗なのが非常に落ち着かない。

着信とかあった時にはLEDランプがたぶんチカチカするのでしょうけれど。

IS03を使っていたこともあり、設定等それほど迷うこともなく、あっという間に「馴染みの使い勝手」にカスタマイズしていく息子ちゃん。もしかすると私よりスマホに詳しいのかもしれない。

で。

未成年がスマホを購入する場合、「安心アクセス」アプリを導入することをお勧めされます。「そんなのめんどくさいから嫌です」と言うと、なんか「自己責任で使わせますので云々」みたいな念書を書かされるっぽいです。

「あ~、はいはい、設定しときます」と店頭では答えて、そのままほったらかしというおうちも多いのではないでしょうか。

我が家も、これまでIS03を好き放題使わせてきたわけで、何を今さらフィルタリングと思いました。思ったけど、一応後学のために「どんなものか」見ておこうとアプリを入れて設定してみました。

笑いました。

「これアカンやつや」でした。

「かんたんガイドブック」みたいなものに説明が載っていて、「高校生レベル」でもSNSやチャット、ブラウザアプリが使えなくなると書いてあったので、「それってつまり、スマホの意味がなくなるってことじゃ?」と思っていたらその通り。

悪質サイトへのアクセスをブロックするために、「安心アクセス」アプリのブラウザでしかサイト接続ができなくなる。

そしてTwitterアプリもFacebookアプリもGoogle+アプリも全部規制。

LINEアプリは息子ちゃんが速攻でアンインストールしてしまったのでわかりませんが、「SNSはダメ」ということであればおそらくLINEもブロックされるのでしょう。

保護者が管理IDを持って、管理ページで個別にアプリを許可してやればTwitterもFacebookも使えるようになるし、ブラウザアプリを許可すれば、どんなサイトでも見られるようになります。

って、それ「安心アクセス」を導入する意味あるんか(笑)。

そりゃエロサイトとか繋がってほしくないですけど、現状のフィルタリングではたいして問題のないサイトでも繋がらないことがあるみたいだし、たぶん使っててすごくウザいだろうなと。

なぜかSHL24自身の「取扱説明書」アプリも規制されてました。

なんでやねん。

ケータイ用に構築された、比較的しっかりカテゴリ分けされた「ネット」でなく、世界中のwebに繋がることが可能なスマホをホワイトリストやブラックリストでフィルタリングするのって、なかなか難しいと思います。

まぁ、小学生ならこの「安心アクセス」ブラウザだけにした方がいいでしょうけど、でもそもそも小学生はスマホ持たなくていいだろうっていう。

中学生は微妙ですねー。

ブラウザは制限して、LINEは個別に許可?

中学生も別にスマホ持たなくていいんじゃ……と言いつつお古のIS03を使わせてましたけど、Wi-Fi運用なので基本家の中でしか使えないし、有料アプリも落とせない。課金があるようなのは全部ダメだから。

フィルタレベルを「中学生」にすると「購入金額の上限設定がなく、無制限に課金が可能なアプリ」は規制されるそうだけど、ってことは「制限のあるアプリ(ゲーム)」はOKということなのか。上限が10万円とかだったらあんまり意味なくない?

高校生レベルではその規制はないので、「無制限に課金される」可能性が出てくる。

エロサイト規制よりむしろそっちの方を厳しくブロックしてほしいような。

「1か月の課金は500円まで」みたいに制限できるといい。

通話料金やパケット料金に対する上限設定サービスは別にあるみたいだけど、アプリ内課金を制限する方法ってなさそうな感じ。

まぁ高校生にもなったらその辺の金銭感覚というか、「ここから先はアウトだな」という感覚みたいの、自分で持っててほしいなとも思うけど。

ただ実際に財布から実物のお金出すわけじゃないし、「どれだけ使ったか」がわかりにくくて、しかも場合によっては「そんなつもりはなかったのに課金されてた」みたいなこともあるんでしょう。

大人でも「請求書見てびっくり」ってことあるんだろうからなー。

「持たせなきゃいい」「使わせなきゃいい」というのは簡単だけど、「18歳になったとたん突然その手の管理スキルがアップする」というわけでもないから、「お小遣いの使い方」と一緒で小さい時から親子で話し合いつつ徐々に「ネットやスマホとの付き合い方をマスターしていく」というのがあらまほしい気がします。

「安心アクセス」では利用時間帯の制限もできます。夜中までずっとスマホをいじってて困る……という時には重宝する機能かも。まぁこれもホントは自分で「何時以降は使わない」って決めてそれを実行できれば一番いいんだろうけど、友だちから夜中でも頻繁にメールが来て返事しなきゃいけない、みたいな状況だと「親に制限かけられちゃって」の方が色々と楽かも。

「IP電話」も規制かかるみたいだけど、それはauさんが電話料金を徴収できなくなるからかな-。親としてはIP電話でしゃべってもらった方が安くつくんじゃないの?
 

「ブラウザ」に許可出しちゃったし、「安心アクセス」使ってる意味ほとんどないんだけど、この先「夜中は使うな!」って怒りたくなる時もあるかもしれないし、一応アンインストールせずに置いてます。

私「常駐ウザそうやしアンインストールする?」
息子「うーん、まぁ別にとりあえずいいけど」

もちろんアンインストールにも管理IDが必要。子どもが自分で勝手にアンインストールすることはできません(管理IDとパスワード知ってればできるけど)。

この先も時間制限など必要にならず、「やっぱりこれ要らなかったね」となるよう期待しております。