3巻発売からおよそ1年。待ちに待った第4巻♪

発売日8月16日に張り切って本屋さんに行ったものの。

同日発売の『やじきた学園道中記Ⅱ』第9巻はあるのにファルコが見当たらない。

「あの~」と店員さんに聞いてみたら、なんと「当店では入荷していません」との返事。

ふぁっ!?

なんで!? なんで入荷しないの? 馬鹿なの死ぬの?

入荷しても売れないとでもお考えなのですか…。そーいえば『イブの息子たち』も見当たらなくて結局Amazonさんで買ったよね。

せっかく地元の本屋さんで買ってあげようと思って発売日に立ち寄っているのに……。

結局別の書店まで足を伸ばしてそこで見つけたんですが、そこでも2冊しか入荷していないようでした。(発売日早々でまだ本棚には並んでおらず、運搬用カートから直接抜き取ったのです。んでそのカートに2冊しかなかった)

難しい学術書ならいざ知らず、コミックが発売日に店頭で買えないなんてなー。

こんなに面白いのに。

うん、チャプター9も面白かった♪

15年前、湖上の城で起きた謎の大量殺人事件。その城の領主リンハルト家と敵対するギーシェ家との血で血を洗う歴史。

ファルコがオドからそんな昔話を聞いてすぐ、リリエンタール修道院の近くの聖アンナ尼僧院にフローラという少女が見習い尼僧として入門。一方リリエンタール修道院はギーシェ家から「姫を受け入れていくれる尼僧院を探してほしい」との話を持ちかけられ――。

その姫も聖アンナへ……とは行かず、こちらはファルコの同僚アルヌルフの実母が開いたばかりの聖ウルズラ尼僧院へ。

聖アンナのフィリスといいアルヌルフのお母さんといい、これまでのお話で出て来た人たちがしっかりとレギュラーとして脇を固めてくれているのがなんとも楽しい。

シリーズ物を読む面白さですよね~。

特にフィリスは今回大活躍。元娼婦で尼僧院に入っても元気が良すぎるフィリスだけど、だからこそこういう「冒険もの」では重宝する脇役(ヒロインと言ってあげられなくてごめん(笑))。

リリエンタールにおねだりしてばかりの聖アンナの老婆達も、ここぞという時には頼もしいし。

ファルコが「この尼さん達に襲われたら私でも逃げる」って言うくらい(笑)。

尼僧院長はフローラの抱えた困難を知っても「追い出すとでも思ったの?」と逆に守ってあげようとするし、一本芯の通った人だなぁと見直してしまった。

リリエンタールの副院長にしても、修道院を大きくしたり富と名声にしか興味がないのかと思われつつ、フローラの内面にまで気を配って、「ただの功利主義者ではない」ところを発揮。

ただ優しいだけの人とかやたらに正義を振りかざす人より、こういうしたたかな人の方が頼りになるんだよなぁ、と思ったり。

ギーシェ家の一風変わったお姫様は無事聖ウルズラ尼僧院に着き、謎の大量殺人事件の真相も目星がついたけれど、まだまだ一波乱ありそうな気配。

早く続きが読みたーい!


続きは「プリンセスGOLD9月号」で読めたりするのですが。ううむ、買うべきか買わざるべきか。


あと、帯に京都マンガミュージアムでの原画展の告知が。


やったー!京都なら行けるー!絶対行くぞー!!!

宝塚バウホールでの『アル・カサル-王城―』舞台化も非常に気になります(詳しくはこちら
できれば見に行きたいですが、チケット取れるかなぁ……。