2015年6月16日火曜日

「中世吟遊詩人の音楽」とか「大英博物館サントラ」とか



OTTAVAで聞いて以来、ずーっと気になっていた「中世吟遊詩人の音楽」、やっと買いました。

OTTAVAで流れたのはベルナルト・デ・ベンタドルンという人の「雲雀の渡りを見た時」という楽曲。Wikipediaでは「ヴェンタドルン」と表記されていますね。12世紀プロヴァンスを代表する吟遊詩人(トルバドゥール)であり、珍しく現存する楽曲の多い人だとか。

12世紀……1150年とかだから、日本では保元の乱とか平治の乱とかの頃ですね。清盛がのし上がってきて後白河法皇が「今様(いまよう)」に熱中してた頃。熱中しすぎて後白河さん喉を痛めたんだとか。

ファンタジー好きにとって「吟遊詩人」というのは妙に憧れをそそるものですが、その分「夢物語」ぽくて、「え?本当にいたの?」って感じですし、現実の吟遊詩人が奏でていた音楽がどんなものだったのか、これまでちゃんと聞いたことなどなく。

こんな音楽だったのですねぇ。

OTTAVAで初めて「雲雀の渡りを見た時」を聞いた時は、「中世吟遊詩人の曲」という説明より先に曲が流れてきたので、「え?何これ、格好いい!」とまずびっくり。

いわゆる「クラシック」とはまるで違う、エスニックというか民俗的というか、アジアっぽい雰囲気もあって。

「12世紀」と後から聞いて驚いたぐらい、むしろ現代的に聞こえるし、知らなければヨーロッパの曲とは思わないんじゃないかな。というか、「ヨーロッパ的な音」というとつい「クラシック」を思い浮かべてしまうけど、「いわゆるクラシック音楽」が成立する前の土着の「生活に根ざした音楽」っていうのは、けっこう万国共通なものがあるのかもしれません。

こないだOTTAVAで聞いたクセナキスさんの曲もすごくアジアンな感じで、「ああ、ガムランとコンチキチンって繋がってるな」って思ったし。(クセナキスさんはギリシャの方なので、ヨーロッパというより“西アジア”なのかな)

吟遊詩人の音楽、Amazonさんで試聴できるのでぜひ聞いてみてください。「雲雀の渡りを見た時」は11曲目の「Quan vei la lauzeta mover」です(これ何語なんでしょうか。プロヴァンス語?)。

他の曲もいいですよ♪ インストゥルメンタルも何曲かあります。好きな人はめっちゃ好きだと思います。

で。

「これを買った人はこれも買ってます」的連想で、1990年に放送されたNHKスペシャル『大英博物館』のサウンドトラックもついでにご紹介。大島ミチルさんと篠崎正嗣さんのユニット「式部」が音楽を担当し、ボーカルでおおたか静流さんも参加されています。

これも好きな人にはめっちゃはまるファンタジックでドラマチックな、「幻想の国の民俗音楽」という感じの楽曲集なのですよ。

とにかく聞いてみましょう。



残念ながらCDは中古でしか入手できませんが、試聴は全曲できるもよう。



私が持っているCDは「NHKスペシャルサウンドトラック10巻セット」に入っていたものなので、Amazonに出てるのとはジャケットが違います。

ええ、どうしても『大英博物館』のサントラ音源が欲しくて、10巻セット買っちゃったんですよ。喜多郎さんの「シルクロード」とか宗次郎さんの「大黄河」とかがセットだったんで悪くない、と思って買ったんだけど、結局『大英博物館』しか聞いてない(^^;)

喜多郎さんの「シルクロード」、一世を風靡しましたけどねぇ。BGMにすると眠いんだよね……。

10巻でいくらしたのかもう忘れましたけど(今のCDの値段よりずっと高い値段×10巻だったと思う)、『大英博物館』は20年以上ずーっと繰り返し聞いているのでもう元は取ってます。

超お薦めです♪

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