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※以下、ネタバレあります!これからご覧になる方はご注意ください!

わざわざ京都まで観に行ってきました。
滋賀から京都まで、朝9時40分の回に間に合うように家を出るのはなかなか大変でしたよ。
でもわざわざ観に行った甲斐があった!!!
楽しかったぁ~~~~~♪

テレビ本編があんな終わり方で……「イズル?生きてるよね?イズル!?」。
ほんのわずかイズルの口元が動いて、微笑を刻む。あれはあれでとても良いラストだったとは思うけど、でもやっぱりイズルやみんなのその後は気になる。あれだけの死闘を繰り広げて、みんなあれだけ頑張って、それでイズルが意識不明のままだったりしたら……。

みんなの笑顔が見たかったよね。
「おかえり、イズル!」「ただいま」っていうシーンが。

劇場版は、テレビ本編の最後をもう一度見せてくれる。
スターローズがゲートに突っ込み、イズルとジアートが激しいラストバトルを繰り広げ、そして。

帰ってきたものの、意識不明で医務室(処置室?)に運び込まれるイズル。
ぞろぞろと後をついていくチーム・ラビッツとピット・クルーの面々。単にみんなが並んで進んでいく映像なんだけど、なんかこれがすごくいいんだよね。マジェプリの魅力の一つはこの「ピットクルーの人達」にもあると思うので。

この「ゾロゾロみんなでついていく」シーンとか、その後の「お約束アサギの部屋にみんな集合」のシーン、そしてイズルの医療処置ボックス(正式名称わからん)にみんなが次々に落書き――もとい、「応援メッセージ」を書くシーンも、けっこうゆっくり描かれてて、「こんなテンポで尺大丈夫なの?1時間20分しかないのにお話全部描ける?」って思ったりもしたんだけど。

このゆるさがいい。

このゆるさあってこそのマジェプリ。

みんなが応援メッセージ書いたり飾りつけたりしていくの、すごく大事なシーンだしね。
みんなの、イズルへの想い。
スズカゼ艦長は「医療行為の邪魔になるのでやめなさい」と艦内放送したりするけど、でも本当はスズカゼさんだって……ね?

落書きのうちの一つは重要なオチになってるし、いやぁ、ほんと、楽しい。

イズルは前半はずっと意識不明のままで、でもだからってウルガルは攻撃の手を止めてはくれない。ゲートの破壊により補給路が断たれ、ジアートも死んだはずなのに、太陽圏内に残っていたウルガルの残党が地球へ向けて動き始めて。

その中には皇族を表す謎の白い機体も。

彼らの狙いは「遺伝子の宝庫」、地球のグランツェーレ都市学園。チーム・ラビッツとチーム・ドーベルマンの生き残りチャンドラたちに出撃命令がくだる。

チャンドラさんもちゃんと出てくるの嬉しいよね。チャンドラさんのみならずまさかのあの人パトリックさんのおばけ(笑)まで!

実は双子の姉パトリシアさんなんだけど、タマキちゃんと二人、おっぱいのもみ合いするシーン要ります? 要るか、マジェプリだもんね(爆)。
おっぱいで笑わせておいて、でもちゃんとその後にはパトリックさんのあの「特別な塩辛」ネタが差し挟まれて、涙腺を刺激してくれる。

うん。

ほんと、この「ゆるさ」と「泣かせどころ」のバランスがいいんだよねぇ。

ウルガルと闘うために遺伝子操作で生み出された子ども達。命がけで地球を守っても「アッシュはお金かかりすぎですよねー」「もっと違う方法があるんじゃないですかー」などと何も知らない経済評論家に好き勝手言われる状況で(あれホンマ腹立ったわー。アッシュと子ども達なしでウルガルを撃退できると思うならおまえ前線行って戦ってこいよ)、シリアスに作ろうと思ったらいくらでもシリアスにできる物語なのに、そこを「ザンネン」な性格設定にして、あえてゆるゆるにしちゃう。

でもバトルシーンは大迫力だし、日常のゆるさがあるからこそ、バトルでの彼らの頑張りがさらにぐっと胸に応えるわけで。

ほんま絶妙やと思うんですよねぇ。
大好き。

地上での激しい戦闘でスルガ、アサギ、タマキ、ケイとみんな次々覚醒。アンジュだけ覚醒しなかった。ってことはまだ続編ある!?(笑) ある意味アンジュはアッシュに搭乗するたび「覚醒してる」と言えるけど。

アンジュと「謎の白い機体」の搭乗者ディオルナとの罵倒合戦、めっちゃおもろかった。言葉わかんないのにお互い罵ってるのは超わかるから言い合いできちゃうという。
ディオルナの言葉があまりに汚すぎてテオーリアさんが同時通訳できなくなるのも楽しい。
しかしディオルナ、いつどこであんな言葉覚えたんやろね。カプセル培養っぽかったのに。ちゃんと教育されないとウルガル人はみんなあんな言葉遣いなのか?

そしてなぜテオーリアさんだけがああ育ったのか。
謎。

BS11での振り返り放送の時に特別編が放送されたチーム・フォーンの子たちは、意外と出番が少なかった。まぁしょうがないよね、やっぱりマジェプリはチーム・ラビッツのお話だから。
せっかくの杉田智和さんによるスギタ教官もスズカゼさんに怒られるだけのザンネンさだし。お約束(笑)。

意識をとり戻したものの「病み上がりだから」と留め置かれていたイズルが「お兄ちゃんの危機」を知って直談判しに行くところは胸熱。「この間も同じこと言って瀕死になったんじゃないの」と押しとどめるスズカゼ艦長の愛がたまらん。
心配しながらもきちっと出撃準備を整えておくピットクルーのみんなの愛もね。

そんなイズルに応えて「自分はみんなのヒーローにはなれない。でもイズルのヒーローになりたい!」ってホワイトゼロを無理に出させるお兄ちゃんも素敵。
アサギ、がんばったよね、ほんと。
胃が痛いのに、イズルのいない中、リーダーとしてほんとがんばった。

「アサギがそんなならリーダーは俺が」「私が」ってみんなで言い合うところも楽しく。
みんな、わかっててやってる……んだよね? アサギを鼓舞するために。チーム・ラビッツのことだから、「素」ということも大いにあり得るけど。

またホワイトゼロの設定も巧い。
がんばってるお兄ちゃんをあんな風に落とすの巧い。
そしてケイとの連携熱い!

クレジットの後、「知りたいこともあるから絶対生きて帰ってくる」と言って出撃したイズルの「知りたいこと」のオチも秀逸。
私もあれ描いたの誰か知りたいわぁ。っていうかなぜ「応援メッセージ」としてあれを描くかな(笑)。

そしてさらに最後に「オリジナルボイスドラマ」が付属。
週替わりで第1弾、第2弾と2種類上映されるらしく、私が観に行った一週目は「戦いのあと~宴」みたいなタイトルでした(ああ、一昨日のことなのにもう記憶が)。
本編中、出撃の前に「帰ってきたらパーティしよう。だからみんなで帰ってこよう」というシーンがあって、バトルの途中でも「帰ったらパーティするんだから!」みたいなセリフとともに「パーティのイメージ映像」が流れて、その同じ絵をバックにボイスドラマが展開。
お約束のアサギの部屋で、お約束のケイの甘すぎるケーキが……。

クルーのみんなと一緒に作った時は普通の甘さの美味しいケーキだったのに、結局また「最高に甘いケーキ」を作っちゃうケイ。ケイの舌はどうなってんだろね(^^;)

乾杯はオレンジジュース、だって俺たち未成年だから~って確かスルガが言ってた。
「最初のうち寝てたからみんなの言う大変さがいまいちわかんない」と言うイズルに、「最後“あの絵誰が描いたの?”だもんね、ひどいよね、イズル」みたいな。

そして一人去り二人去り、あれれ、パーティはあっという間にお開き?

……ああ、ボイスドラマ第2弾も気になるぞ!
ってかフツーに本編もう一回見たいけど、近所でやってるならともかく京都へもう一回はつらい。うう。
一回観られただけでもよしとせねば。


ところでチーム・ラビッツのマネージャー山田ぺこちゃんって絶対超少女明日香だよね?
あとこの後ウルガルはどうするのかな。ゲート潰されたけど、それでもまだ地球人類の遺伝子狙ってくるのかな。
ウルガルの皇族を二人も倒す力を持った遺伝子を。