見てから時間が経ちすぎて、「木村昴うるさいっ!」しか覚えてません(笑)。
あと銭湯にちょっとした日本庭園があって、いいな、素敵だな、と思ったことぐらいしか。

『スーパーヒーロー戦記』が終わったあとに「リバイス」が上映され、せっかく「君は、本郷猛だね」にホロリとした後だったのに…余韻が……と思いましたが、明るくハイテンションな23分、「次のライダーはこんなのか」と楽しく見られました。

うん、もうね、「セイバー」始まって2週間で「次のライダーどんなんだろう。早く情報来ないかな」って思ったもんね(爆)。

「エピソード0」というわけではなく、すでに主人公・一輝は仮面ライダーに変身しています。内なる悪魔・バイスと契約することで仮面ライダーリバイになり、バイスの方も仮面ライダーバイスに変身する。

変身するまではバイスは実体がなくて幽霊みたいな感じで、一輝とは会話できるけどたぶん他の人には見えず、声も聞こえない。
悪魔」と言うにはあまりに騒がしく、ノリが軽くて、ほとんどイマジン

敵も「人間の中の内なる悪魔を解放して怪人として利用する」ので、「同じ力」を善と悪、どちらに使うか、という構図、実に「仮面ライダーらしい」ですね。

「僕と契約してライダーになってよ」は某アニメを思い出しますし、『仮面ライダーW』での「悪魔と相乗りする勇気はあるかい?」も思い出しますよね。

「2人で1人の仮面ライダー」だった「W」、リバイスの方は「1人で2人の仮面ライダー」と謳っているので、当然「W」のことは意識して設定考えたと思うけれども。

『スーパーヒーロー戦記』の方で福くん扮する石ノ森章太郎が「僕の描くヒーローはどうしても悪が同居してしまう」みたいに言ってたんだけど、あれも『リバイス』への「前振り」だったのかもしれない。
まさに「悪魔と同居してる」ヒーローだもんなぁ。

ただ、バイス、ほんとに全然「悪魔」っぽくなくて、「銭湯入りたい!」ってごねたり(変身後でないと実体がないので入れない)、騒々しくてヤンチャで目立ちたがりな子ども、って感じ。
アンクちゃんの方がよっぽど「悪魔と相乗り」だったよなぁ。テレビ本編では「悪魔」っぽい言動も出るんだろうか。「殺しちゃえば?」とか「あんなの救う必要あるの?」みたいなこと言い出すのかな。

冒頭でリバイスが救ったはずの人間が、「いや、俺は悪魔を解放して上司をやっつけたい(※上司じゃなかったかもしれない、ちゃんと覚えてない)」と結局怪人を生み出してしまう、っていう展開は面白かった。

悪の組織は悪いかもしれないが個々の人間も悪いというか、だからこその「誰もが自分の中に悪魔を飼っている」なんだよね。このコンセプトはけっこう好き。

変身アイテムがスタンプということで、今どき「はんこ」かよ、と思うんだけど、変身バンクでバックにSNSっぽいテキスト会話が流れて、「あー、そういうスタンプの意味もあるんだ?」と。

家族がしっかり揃ってるライダーって珍しい上に、お母さん役が元宝塚トップスターの映美くららちゃんというのが宝塚ファンとして嬉しい。元タカラジェンヌが仮面ライダーに関わるのって初めてなのでは。

弟くんがベルト開発元で働いてたり、妹ちゃんが「実は兄2人よりも大きな可能性を秘めている」と設定されていたり、兄弟もみんなしっかり活躍しそう。てかこの書き方、妹ちゃんはライダーへの変身もありそう?

映画のラストで兄弟3人の写真が映って、そこから一輝の姿だけ消えるのが意味深でした。あれはどういうことなんだろう。(目が悪いので「ん?消えたの弟くん?どっち?」ってなったけど、一輝の方よね???)

テレビ本編開始まで2週間ちょっと。令和ライダー3作目、面白い(というか好み)だといいなぁ。