終わっちゃった……。
さびしい……。

いつもは録画して、火曜とか水曜とかに、子どもが学校行ってる間にアイロン掛けしながら見るのだけど。
もう学校休みだし。
最終回、一刻も早く見たいし。

初めて生で見た。

私が寝ないと子どもも寝ないので、子どもも一緒に見た。
ちょうど帰ってきた夫も見た。
コミックスをさっさと全巻制覇して、やたらに「はうん」「ぎゃぼー」「むきゃー」を連発している『のだめ』フリークな息子はずーっとドラマとマンガについてコメントしまくっていて。

うるさいっ、セリフ聞こえへんがなっ!!

やっぱり夜中とか明け方とかに一人静かに見た方が良かったか……。好きなものって、一人で没頭したいよね。またそのうちビデオをゆっくり見ようっと。

にしても。
良かったデスぅ、最終回。はうはう。
コミックス読んでるから、あの河川敷での「背中からの抱擁」シーンはわかってたけど、やっぱ感動ですわ。
これぞ少女マンガですわ[E:heart]。
ああ、上野樹里になりたい(爆)。

いいよね〜、あーゆーの。
世の男の子諸君、女の子はあーゆーのが憧れなのよ〜。
でももちろん抱きつきゃいいってもんじゃないデス。
毎回抱きつかれたんじゃ値打ちが下がります(笑)。
ずーっと「彼女じゃない!」と抵抗していた前段階があってこそ、あのシーンが生きるのよねぇ。
あの後もやっぱりまだ抵抗してたけど……。
そーゆー「揺れる男心」が良い(笑)。

本当は、のだめが千秋に惚れてる以上に、千秋の方がのだめを必要としてると思うけどね。
もうのだめなしには生きられない体になってるというか(爆)。

それにしても今回のドラマはホントによくできてたなぁ。
ミルヒー竹中直人はさすがの怪演だし。他の人じゃああはできないよね。
ポエムな佐久間さんのミッチーも、これ以上はないぐらいはまってた。原作では、あんなに美形じゃないけど。好きだなぁ、ミッチー(←どうも私は「自分」を過剰に演出する人が好きらしい。物語を生きてる人)。

ハリセンの豊原さんも大好きだった。『時効警察』の時も「なんだ、この人」というぐらいいい味出してたけど、今回も良かったなぁ。ハリセンを捨てて、「丸腰や」って言うシーン、最高やったわ〜。

『時効警察』と言えば、昨日だけ出演ののだめ父・辰男さん。『時効』の課長さんだった。この人もうまい。
のだめ母・洋子が宮崎淑子なのも、「やっぱり」って感じで。大川の野田家のシーン、「まさか原作通りになんかできないだろう」と思ってたのに、洋子が興奮しつつ「千秋くんにも服作ってあげる」と言ってサイズを図りにかかるところまでバッチリで、すごく面白かった。

そうなのよねぇ。
普通マンガのギャグを実写でやると「すべる」んだけど、今回は実にうまく処理されてて、ちゃんと笑えるのよねぇ。
役者もがんばってるんだろうし、カメラワークとか演出とか、もちろん脚本も、すごくうまかった。

脚本。
最後が「ベト7」で終わるっていうのもね。
原作だと、R☆Sの公演が終わってから福岡だけど、やっぱりドラマは演奏会で終わった方が絶対盛り上がるもの。
最後、千秋が目を真っ赤にしてたけど、あれって演技じゃなく、ホントに泣けてきたんじゃないかなぁ、と思った。
見てるだけでも自分が千秋やのだめになった気分で泣けてくるんだもん、実際にその役をやってたら、あそこは感無量だと思うなぁ……。(でも役者が“客観的”を捨てちゃダメなのかな。どっかで醒めてないといいお芝居はできないものかしら)

パリ編も、是非玉木宏&上野樹里で見たい。
無理やろけど。
(映画ならできるか?オールフランスロケ!でもなぜか外国人の役も日本人、とか)