……そんな大げさな。

でも消えちゃったのだ、フォントが。
以前、旧パソコンで「HDD容量が少なくなっています」というエラーが出た時に、不要なソフトをいくつかアンインストールしたり、PaintShopProをドライブCからドライブDへ入れ直したりしたのだけど。

その時にすでに、一つフォントが消えていた。
姉妹サイト『M MAGAZINE』のロゴとして愛用していたフォントが消えてしまって、ロゴ作成用のファイルを開く時に「環境にフォントがありません、置き換えますか?」というダイアログが出るようになってしまった。

PaintShopProはちゃんと入れたのだから、他のソフトを消した時に一緒に消えてしまったのだろうか。
しかしフォントのついてそうなソフトを消した覚えはない。
どーでもいいような小さいソフトを消しただけのはず。
最も可能性が高いのは、PaintShopProの旧バージョンに入っていて、バージョンアップで入れ直した時にはそのまま残っていたが、アンインストールして新規に入れ直したせいで消えてしまったという可能性。

新パソコンにもPaintShopPro(バージョンは7。かなり古い)を入れたが、もちろんフォントは存在しないまま。

ちなみにそのフォントというのはこーゆー感じのもの。




PaintShopProでファイルを開く時に、「Jenkins V2.0」がないというエラーになるのだが、ネットで調べた限り、「Jenkins V2.0」というフォントはもっと普通の欧文フォントなので、このフォントの名前がなんなのかわからない。
見たことがある方、教えてください。
どうすれば手に入るのでしょう。
すごく気に入っていたのに……。

もう一つ、Lucida Handwritingというフォントも消えてしまった。
こちらはCDレーベルを作る時に愛用していた、その名の通り欧文筆記体のフォント。字の繋がり方がとてもきれいで好きだった。

ああ、それなのにそれなのに。

なんで私の使ってるフォントばかり消えるのだ。
私が愛用してる変わったフォントなんて、その2つしかないのに。

Lucida Handwritingの方は、Office2000に入っていたものらしい。
新パソコンはVistaだからと思ってわざわざOffice2007を買って入れた。Office2007の最上位パッケージにはLucida Handwritingも入っているようだが、Standardには入ってないらしい。現に今出てこないんだから、入っていないのだろう。
なぜだ、Microsoft。私に何か恨みでもあるのか。

フォント一つのためにわざわざ古いOfficeをインストールする気にもなれないし、サイトロゴ用のフォントに比べればLucidaの重要度は低いのであきらめるがしかし。

昨日初めてWord2007を使って。

呆れた。
使えなかった。

メニューバーがなんだかとってもビジュアル系になってるのは知っていたし、Excel2007の方は既に使ったことがあったので、大丈夫だと思っていたのだが。

なんじゃこりゃ。
さっぱりわからん。

私はただ、テキストで入力したデータを開いて、フォントや文字数・行数を整えて、ファイル名とページ番号を付けて印刷したかっただけなのである。
なのに、それができない。
ページ番号を「ページ/全ページ数」と表示するやり方がわからなかった。

後でヘルプを見て「は?」と思ったのだが、そーゆーフッタの付け方が、いちいちビジュアルで登録されていて、「フッタギャラリー」みたいなので出てきて、それで選べば良かったようなのだが、そんなもんいちいちギャラリーにするなよ。

以前のバージョンのメニューに慣れ親しんでいる者にとってはさっぱりわからないあのメニュー。
初めて使う人にはわかりやすいのだろうか?
なんでもかんでも「視覚的」にすればわかりやすいというのは本当なのか?

字で書いてくれてる方がよっぽどわかりやすい時だってあるんじゃないの。

ラスコーの壁画が何を意味しているのかは想像のうちだが、楔形文字のハムラビ法典は意味がわかるじゃないか。
何のために人間は「言葉」を、「文字」を発明したのだ。

と、Microsoftへの怒りに燃えながら結局『一太郎』で印刷した。うちの『一太郎』はまだ2005。もしかして『一太郎』も最新バージョンはビジュアル重視のメニューになっていたりするのだろうか。
日本語を大事にするジャストシステムならきっとそんなバカなことはしてないよね。
ね?