ほんとにくどいですね(笑)。
土曜の昼に放送された、「とことん石ノ森章太郎」サイボーグ009の回。
TV第3シリーズの最終4話一挙放送を、子どもが学校に行ってる間(今日は離任式)に一気に見ました。

2001年から2002年にかけて放送された第3シリーズ。
見るのは初めてです。
テレビ東京系なので、もしかしたら滋賀県では放送されてなかったかもしれない。びわこ放送は選択的にしかテレビ東京系の番組を放送してくれないもので。
もし放送されていたとしても、まだ子どもが3歳ぐらいだし、録画してまで見よう、という気持ちがなかったのかもしれないな。
「またリメークされる」という話は当時知ってたような気もするんですけどね。

いやー、しかし良かった!
うるうるしてしまいした。
実際には「最終回」ではなくて、今日見た話の後に「完結編」の序章があったらしいのだけど、物語としては一旦終わっていて、なかなかに「感動の最終回」。

っていうか、最後の009=ジョーと002=ジェットの自己犠牲&友情の絆以上に、004=アルベルトと地底人(?)ビーナの悲恋に泣けた。
やっぱり004やで〜〜〜。
女は弱いのよ、「ニヒルでクールでドライに見えて実は心優しい」っていうのに(笑)。

BSなんでCMもなく、よけいな解説等もなく一気に「映画のように」見られたので、ほんと、「いいもの見た〜」って感じでした。
第3シリーズ全部見たくなったわ。CSかなんかでやってくんないかな。

今回「009」を録画しようと思ったのは名越先生のおかげ。ありがとう、名越先生!
って、こんなとこでお礼言っても全然伝わらへんけど(笑)。

今日は私一人で見たけど、劇場版第1作や第2シリーズ、そして第3シリーズの第1話は息子もけっこう一緒に見てたんですよね。「面白い」って言って。
「キカイダー」や「仮面ライダー」と同じく、サイボーグ達も自分の意志とは関係なく「機械」にされて、戦いを宿命づけられる。
「仲間がいる」ということが「009」の強みであり、一つのテーマだろうけど、「人間の中の善と悪」という話にもなって。

2002年の子ども達は、「009」をどんなふうに見たんだろう。私が「キカイダー」や初期の「009」を懐かしく思い出すように、今の子ども達も30年後に「あれは良かったよね」と思い出してくれるのかしら。
その人格形成に決定的な影響を受けてくれるのか……。

私は子どもの頃にアニメや特撮の素敵な作品をいっぱい見ることができて、本当に良かったと思うから、今の子ども達にも素敵な物語との出会いがたくさんあってくれるといいと思う。