「円」ったってお金のことじゃないですよ(笑)。
日本円の値打ちがどうのって話じゃなく、「丸」という意味の「円」です。

えっと、一昨日の「3分の1」の話でan-an様が「きゃ〜、円周率!」と反応してくださったので、またまた考えてしまいました。

この間も書いたけれど、円周率は3.14のあとも延々と続いて、今コンピュータで1兆桁ぐらいまで計算できているそうです。
1兆桁って……。
全然想像つきませんね。
そこまで行ってもまだ「終わり」にならないなんて、一体どうなってるんでしょう。
直径が1センチの円の円周は円周率そのもの、πセンチになるはずだけど、そうすると円周は「3.14…(以下1兆桁以上続く)」センチということになる。

円はそこにちゃんとすっきりと閉じて、有限に存在しているのに、円周を計算すると無限に数字が続く。
なんでや〜〜〜〜〜〜〜〜。

で、ふと、「コンピュータって、どうやって円周率を計算しているんだろう」と思いました。
実際の円の円周と直径の長さを測って、それで割り算しているわけではないはずですよね。実際の円なんて、絶対「線に太さがある」というところからして誤差があるし、測る物差しの方にも誤差があるし、たまたま一つ書いてみた円の直径と円周の比なんて、普遍的な「円周率」として用いられないでしょう。

円周とか円の面積ってそういえば微分積分とかで求められるんだったっけかなぁ、と思ってwikipediaで「円周率」を見てみたら、さっぱりわからない数式がいっぱい並んでて「うへぇ」。
ただの算数好き(「数学」好きじゃないですから)には理解不能な式ばっかりです。
でもとりあえず、コンピュータが「直径と円周」の割り算じゃない計算で円周率を求めていることはわかりました。

あと、「円周率は超越数」であるとか。
よくわかりませんが、円周率が超越数であるということは、「ある円の面積」と同じ面積を持つ正方形は書けない、ということの証明になるらしい。

「円周率の歴史」という項を見ると、ギリシア・ローマの時代からみんながんばって円周率を計算してきたことがわかる。
コンピュータもない時代にかなり正確に計算している人々の頭の良さには感服してしまう。
きっとみんな、「目の前に円はある。だからきっと円周率にも“終わりの桁”があるはずだ」と思って、一生懸命計算したんだろうなぁ。

昔の科学者は「この世の真理」「神のわざの素晴らしさ」を解明するために色々と計算したり研究したりしていたというけど、なんか「円周率の計算」ってまさにそーゆーもののような気がする。

直径1センチの円の円周が数字の上では「3.14…以下1兆桁以上」になってしまうのって、もうほとんどそれだけで「世界の7不思議」みたいなもんじゃない?
人間の頭ではどうやっても解決できない謎、みたいなのが「ぐるっと丸を書いただけ」で存在してしまう。
いや、まぁそもそもこの世は人間の頭では解明できないことだらけだとは思うけど、「なんで円って書けるんだろう」「なんでこの世に円や球は存在するのだ!」みたいな(笑)。

「円」−−この神秘なるもの(大げさ!?)。

自然界に存在する「円」「丸いもの」。
「黒目」って、鏡で見るとかなり美しい「円」だよね。
なんで「黒目」は「丸」じゃなきゃいけなかったんだろう。
なんで「四角」や「三角」じゃないのか。
「黒目」のある「眼球」自体が「球」だけど、それはなぜか……。

円周率が1兆桁まで計算しても「終わり」にならないのは、「小数じゃ表現できない」「10進数がおかしい」というようなのとはやっぱり次元が違う気がする。
そこには何か神様の意図が……(笑)。

円ってぐるぐる回って、本来始めも終わりもないものだから、円周率もそーゆーことになってるとか(爆)。
だって、円周をほどいて直線にすることはできるけど、丸い缶にぐるっとリボンを巻いて、それをほどいて円周を測ってみることはできるけど、でもほどいたとたんそれは「円」じゃなくて「直線」になる。

ほどいたリボンの長さを測っても、「円周」そのものを測ったことにはならないのかもしれないよ。
だってそれはもう「円」じゃないから。

「円」は「線分」じゃないのだわ。
だから測れない……。

でも普通に缶もタイヤもCDも(そーいえばCDってなんで丸いの?四角じゃダメなのかな。「回転する」という記録方法の都合上、丸か……)大量生産でざくざくできる。
円周率に“きり”がなくても、丸い物は普通に作れる。

うぉーーーーーーーーっっっっっっ!!!!!
(↑脳がオーバーヒートしたのでとりあえず叫ぶ)

いや〜、面白いなぁ、円って。
an-an様、考えるきっかけを作ってくれてありがとう。
久しぶりに頭使いました(笑)。