滋賀もやっと桜の季節になりました。
うちの近所はおとといぐらいに咲き始めたんだけれども、今日はもう5分咲きぐらいかな?

去年一生懸命鉄棒の練習をした(もう1年経った!早い!!)近所の公園の桜です。
今日明日、絶好の「お花見日和」ということなんだけども、仕事が入っていて遠出ができない。
ううう。
桜好きの血が騒ぐ。

今年は故郷五月山に行きたかったんですけどね。
もう今週末で満開みたいだし。
月曜だったら行けそうなんだけど、雨の予報(涙)。
ちょうどいい時に見るのが難しい、この「千載一遇」というか「一期一会」みたいなところが「桜」の魅力でもあるんだろうけど、都合がつかないと悔しいなぁ。

「千載一遇」たって、毎年咲くじゃん、と思われる方、あなたはきっとまだ若いのでしょう(笑)。
来年見られる保証なんてないのよっ!
来年のことを言うと鬼が笑うんだから。
(そーいえばこの間「おじゃる丸」で「来年のことを言うと本当に鬼は笑うのか」ということを小鬼達相手にトミーおじいちゃんが検証していたなぁ。結果、小鬼達は笑わなかったが)

毎年チャンスはあって。
季節が来れば桜は咲いてくれるけど、でも去年と同じではない。同じ場所の同じ桜の木がまた咲いて、でも自分は一つ年を取って、街の様子も少し違って、それが「同じ桜の木」であればあるほど、「でも違う」という「時の流れ」が際立つ。

「桜」って他の花よりずっと、「1年経った」を感じさせてくれるんだよねぇ。
「草」ではなく、「木」だからかなぁ。
ぱっと満開になって、ぱっと散っていくところにも「せつなさ」「はかなさ」を感じてしまうし。
あの淡いピンクの色も。
花びらの形、花のつき方、大きさも。

願わくば花のもとにて春死なん
そのきさらぎの望月のころ

という気分になるのよねぇ。
ああ、五月山行きたい……。

(ちなみに「花のもとにて春」というのは昔宝塚で高嶺ふぶきちゃんがやった演目。義経の話だった)