私は結婚するまで二十数年池田に住んでいたので、春は五月山の桜、秋は箕面の紅葉というのが年中行事のようになっていて。
滋賀に住んでいる今も、季節になると行きたくてうずうずしてしまう。
しかし実家はもう池田から引っ越してしまったし、滋賀からは五月山も箕面もかなりな距離なので、なかなか毎年は行けず。
この間箕面に行ったのは何年前だったかなぁ。
まだ実家の父が元気で一緒に行けたんだから、5年ぐらい前の話かもしれない。息子は幼稚園児だったかも。
最初はもう1週間早く、16日に行くつもりだったんだけど、天気が悪かったのでやめて、連休の中日という「混んでるに決まってるじゃん!」という日に出かけることになってしまった。
「紅葉を見るより人を見に行ったようになる」とわかってはいたんだけど、でも行きたかったんだもーん。
なわけで、息子と義母、義妹の四人で出かけました。
夫は義父とともに留守番です。
義祖母の面倒を見るために、留守番が必要なのです。一人で留守番だと寂しいので、二人でお留守番。
ちょうど夫は21日の夜から職場の「親睦会」で京都へお泊まり宴会に行っていたので、「もうお出かけはいいでしょ。家でゆっくりしててよ」ということで半ば強制的に留守番組に。
うちの家から阪急箕面駅までは、2時間以上かかる。
JRが、まずめちゃ混みであった。
いつも宝塚に行く時も混んでるけど、ラッシュアワーのよう。ぎゅう詰め。
でも京都でがさっと空く。
やっぱりみんな京都行くんだぁ。
うん、私も京都にも行きたかったよ。でも連休はやっぱよした方がいいね。
JRから阪急に乗り換えて、箕面駅へ。
個人的に、阪急電車に乗るのがすごく嬉しい(笑)。
阪急電車とか阪急百貨店って、私にとっては「幸福な子ども時代のよすが」なのよね。どうして滋賀には阪急電車が通ってないのかしら(爆)。
梅田からの急行電車、石橋駅でがさっと降りたかと思うとみんな箕面線のホームへ。わぁ、やっぱりみんな箕面に行くのねぇ。
いつもは空いている(に違いない)箕面線が大層な混雑で。
箕面駅のホームの女子トイレも大渋滞。
駅のコンビニもここぞとばかり声を張り上げてお弁当を売っていて。
こーゆートップシーズンに観光をするというのが久しぶりというか、滋賀県でのんびり暮らすのに慣れてしまった身には「ひょお~~~」という感じでした。
滝道を歩き出したのは11:30ぐらいだったかな。
何はともあれまずは「もみじの天ぷら」を買って。
「もみじの天ぷら」というのは、塩漬けにしたもみじに胡麻入りの甘い衣をつけて天ぷらにしたもので、箕面の名物です。「もみじ」自体にたいした味はないので、99%「衣」の味なんだけど、これがおいしいのよ~~~。
これまで2回の箕面行きで「味をしめた」息子、今回もこれが目当てでついてきた。
もう4年生にもなると買い物にもついてこなくなるし、「○○行く?」と聞いても家でゲームしてる方がいい、って感じなんだけど、片道2時間以上の箕面についてくるのはこの「もみじの天ぷら」あってこそ!!
昨日は最初に小さい袋を2つ買って道々食べ、帰りにまた小さい袋を買って電車の中で食べ。「お土産」用にもどーんと大きな箱を買い。
どんだけ食うねん。
でも好きなんだもん。
他では意外に売ってないんだもん。
もみじ饅頭はどこでもけっこう売ってるのにねぇ。「天ぷら」って、そうそう見ないでしょ。
さてそれで。
肝心の紅葉なんですけれども。

真っ赤なのはところどころ。
緑のままの木々も多くて。
テレビの「紅葉情報」なんかでは「見頃」ということになっているし、実際赤茶色の葉ももうたくさん散り敷いていて、「まだ早い」というわけでもなさそうでした。
来週来たからといってもっと「真っ赤」になっているかどうかはわからないような気がします。
もう、赤くならないまんま葉が落ちてしまうんじゃないのかな?という感じ。
紅葉には気温差が必要らしいので、「暖冬」でのんべんだらりと「なんとなく寒くなっていく」だと、色づきが悪くなるのでしょう。
でも「真っ赤」なのが少なくても、赤いのやら緑のやらオレンジやら、色んな色があるのもまた美しいのです。

昨日は「くもり」という予報だったのに、いい天気で青空がきれいだったしね。
しかしほんっとにすごい人でした。
滝道も狭い個所は渋滞。
滝の前はもう本当に人人人でごった返していて。

この人の群れを見た時には、「一応ここからでも滝は見えるし、これでよしとするか」という気になったほどでした。
ま、結局近くまで行ったんだけどね。
私はもう何回も来てるし、息子も3回目。でも義母と義妹にとってはお初の「箕面大滝」ではあったので。

近くまで行くと青空と白い岩と滝と紅葉のコントラストがきれいなんだけど、人が多いので、滝全体を映すことができない。
なんか、ホントに私史上最高に混んでいる箕面だった気が。
ちょっと、今度は秋をはずしてゆったり来たいな、と思っちゃいました。
別に紅葉の時期じゃなくても、あの滝道を歩くの楽しいのよね。ちゃんと歩きやすく舗装されてて、そんなに急な坂道でもない、「軽い散策」のような感じで歩けるにも関わらず、鬱蒼とした山の風情を楽しむことができるんだもん。
渓流もあって。
もみじの天ぷらもあって(笑)。
やっぱり好きやなぁ、と思ったことでした。
でも日頃運動不足なので……夜、布団に入る頃には脚が痛くて!!!
歩いてる時は平気だったのに……。
2 Comments
�� もう、赤くならないまんま葉が落ちてしまうんじゃないのかな?という感じ。
返信削除そうえいば昨年もそんな感じだったみたいですね。
桜も満開にならずに散る時代がやってくるそうですが、さみしいですねえ・・・
しかし、滋賀から箕面とは遠いですね。
どこか近場で良いところが有りそうな気が(笑)
滋賀は新緑の頃もとても良いですよ。
天気が良ければ最高です。
初夏なんかも、滝道は涼しいですし、紅葉のシーズンほど混む事も無いですから、滝の下の川で足つけたりもできて気持ち良いです。
紅葉のてんぷらは僕の母親のメールでの依頼で買って帰りました。
ソフトバンクは昆虫館から上は圏外だったので、駅まで降りた時にメールが届いたので、あわてて買いに戻りましたよ。
��ちゃんちゃん様
返信削除「しかし、滋賀から箕面とは遠いですね。
どこか近場で良いところが有りそうな気が(笑)」
あはは。
「鬱蒼とした山の風情」ならむしろ滋賀の方がいっぱいあるやろ!って話はありますよね(笑)。
紅葉の名所ももちろんあるんですけど、やっぱり「お寺」とかピンスポットが多くて、「歩いてずっと楽しむ」っていう感じのところは少ないんじゃないかなぁ。
何より「もみじの天ぷら」がないしね(爆)。
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