以前、「今ドキのお習字セット」という記事で、「なんだって書道セットがこんなカラフルになってるんだぁ!」というのを書きましたが。

今度は「彫刻刀」。

友達から、「彫刻刀とか裁縫セットもすごいでぇ」と言われてはいた。

でも、裁縫セットが可愛いポーチに入ってるのは理解できるとしても、一体「彫刻刀」なんてものがどうやったら「すごく」なれるのか、全然想像できずにいた。

そうしたら。

ホントにすごかった。

びっくりした。

↓ 子どもが学校からもらってきたチラシ、これです。



撮り方が悪くてちょっと見にくいですけど、「彫刻刀を売るためのチラシ」だとは一見思えないでしょ?

なんかきらきらボールペンのセットでも売ってんのかいな、という。

書道セットに比べればさすがにバリエーションは少なくて、プラスチックケースかソフトケースか、同じプラケースでもどーゆーデザインか、というので、8種類くらいかなぁ。

まぁ、ケースをカラフルにするのは確かに彫刻刀だろうとなんだろうとできることではありますが、彫刻刀本体も木の軸ではない、カラフルなものになっていて。

ホントにボールペンみたい。

私らの時の彫刻刀ったら、こんなんでしたよね。↓


これもちゃんとチラシにちっちゃく載ってたんだけど、「ドラゴン」デザインのカラフル彫刻刀を見たら、子どもはやっぱりそっちを選びます。

別に、彫刻刀がカラフルでなんで悪いと言われたら、返す言葉がないけど、「彫刻刀といえばあんなもの」と思っていたおばさんには、「なんでこんなデザインにする必要があるの?」と思ってしまいますねぇ。

大体彫刻刀なんて、学校の授業でさえそうそう使うもんじゃないし、よっぽど好きな子じゃなかったら、家で版画作ったり、像を彫ったりしないでしょう。

どうせすぐ机の引き出しでおねんねすることになるのに……とか、思ってしまいます。

子どもがそれを望んでいるというより、やっぱり大人の側が「ちょっとでもカラフルにしてうちの製品を買ってもらおう」という思惑で絵をつけてるんだろうしなぁ。

大人が子どもを「消費者」にして、「甘やかす」というのでもないけど、なんか「よけいなこと」をしているように、「頭の古い」おばさんには思えて。

これが「今ドキ」というものなのでしょうね。

さて、今度「裁縫セット」はどんなんやろな……。