昨夜の「SMAP×SMAP名曲歌謡祭」。

トップバッターが、広瀬香美でした。

『ロマンスの神様』。

1992年だか1993年のヒット曲でした。

当時、私は彼女の曲が大好きで、レンタルではなくちゃんとCDを買って、カラオケでも本当によく歌わせていただきました。

『幸せをつかみたい』とか『ゲレンデがとけるほど恋したい』とか。

今聞くと、「なんてバブリーな」と思いますねぇ(笑)。

当時も、「ああ、こんなにも女の子が強くなったんだな」「こんな歌詞が出てきちゃうんだな」と思ったんだけど。

「恋」は「落ちる」ものではなく、「Get」する時代になった言いますか。

バブル華やかなりし頃の、イケイケな女の子達の歌だよね。

アッシーくんとかメッシーくんとかいう言葉が登場して、ジュリアナとかはやって。

こないだ(って、もうだいぶ前)『ちちんぷいぷい』で、「今どきのクリスマス事情」みたいな情報をやってる時に、松井アナが「クリスマスにヒカリ物を贈らなくて何贈るんですか!? クリスマスですよ!!」とバブリーな時代に女子大生だった女の「生の声」を語ってました(笑)。

バブルの時期に、将来女子アナになる可愛い女子大生なんて、そりゃもうどんだけぶいぶい言わせてたか、ってもんでしょう(爆)。

私はそんな、「華麗な恋愛模様」とは無関係な地味な生活を送っていましたが、それでも広瀬香美の歌が好きだったということは、やっぱり「時代の気分」ってものを吸ってて、潜在的には「幸せになれるよ、あたしとなら」「あたしが守ってあげるわよ」みたいなふうに思っていたのかもしれない。

「女が主導権握って何が悪いのさ」的な……。

メロディーも威勢が良くって、また彼女のあの突き抜けた高音が気持ちよくってねぇ。

カラオケで歌うのも、すごい気持ちいいんだよね。

ああいうイケイケな歌で青春を過ごした身には、今の歌は地味な癒し系が多くて、なんかぱっとしないな、って思ったりもするんだけど、それも「時代の気分」というものでしょうか。

女の子と男の子の恋愛風景も、ずいぶん様変わりしたんだろうなぁ。知らんけど。

この不景気に、アッシーくん、メッシーくんなんて言うてられませんわな。

まぁ、本当は「お金」の問題じゃないはずなんだけど、「お金がないと彼女ができない」みたいになってしまったのは、あの頃のイケイケな女子(つまり今のアラフォー世代)の責任かも……。