昨日、2008年12月3日、『Jesus』が発売になりました。

わ~い、ぱちぱち。

貧乏なので、Dears限定版ではなく、一般発売版を買わせていただきました。

ジャケット写真はもうとうから公開になっていたのですが、実物が手元に届いてぱっと裏を向けると――。

おおっ!

そーゆーことかぁ。

もう発売されてるんだから書いちゃって大丈夫だと思うけど、ジャケットの裏側の写真は、表側と「反対から撮った写真」になってるんですよね。

表はGacktさんがこっち向いてて、後ろの群衆は向こうを向いてる。

裏は、奥にGacktさんが向こうを向いて立っていて、群衆がこっちを向いて歩いてくるんだけど、みんな骸骨なの。

ああ、そうだったのかぁ。

死者なんだ。

髪型や体つきはみんなそれぞれなのに、着てる服はGacktさんと一緒でね。

なるほどこれも「物語の一頁」なのだろうと。

さすが、凝るな、と思いました。

ピクチャレーベルも麗しいし。

歌詞の書体というか書き方にも工夫がある。

ただ「楽曲」だけじゃなくて、すべてが「作品」なのだなぁ、といつもながら思わされます。

そして、『Jesus』。Yahoo!ミュージックでのPV、ミュージックステーションやミュージックフェアでの映像でもうすっかり歌えるようになっているのですが、改めてCDでじっくりと聴いてみて。

ほんとに、バックが最高にかっこいい。

いや、もちろんメロディーもキャッチーで、Gacktさんのボーカルもとっても素敵なんだけど、バックの重量感と「音の厚み」がホントにねぇ。

最後の、「キーン」という残響まで計算し尽くされた感じで。

私は楽器がまるでできないので、細かいことはわからないし言えないけど、これ聴いてから他のアーティストの曲聴くとね、すんごいチャチくて。

音がスカスカじゃん、みたいに思ってしまう。

Instrumentalだけでも血が騒ぐねん。

他の人のCDでInstrumentalが入ってても、全然聴こうと思わないけど、GacktさんのCDはInstrumentalだけで「作品」としてちゃんと聴けるもん。

すごいよねぇ。

またカップリングの『Sayonara-ЯRⅡver.-』が!

アカペラかと思うぐらい絞ったバックのピアノ。

Gacktさんのボーカルが前面に出てて。

『Rebirth』に収録されているバージョンと聞き比べると、「昔は淡々と歌ってた」っていう意味がわかりますね。

あの変幻自在な歌唱で「淡々なの!?」とは思うんだけど、でも今の歌い方と比べると、確かに「そーゆーことなのか」という気がする。

昔の方が「スマート」で「こぎれい」なのよね。今の方が「生身」な感じ。

昔はサイボーグだったのかもしれない(笑)。

強襲用ヒト型兵器貳式(爆)。

「生身」であることには必須の、「汚れ」とか「雑」とかいう部分もひっくるめての「美しさ」というのかな。

「深み」というか「厚み」というか。

昔の歌い方だって、十分「うまい」んだけどなぁ。

『Sayonara』の方も、バックのピアノと泣きのヴァイオリンが素晴らしく。一瞬無音になるところとかね。息づかいまでが「音楽」になっている。

この後、シングルがまだ2枚ほど出て、アルバムはその後ということになるようです。

私がライブに参戦する時には、おそらくアルバムはまだ出ていない。

予習サイトで楽曲も予習させてくれるみたいですけど、一緒に歌えない曲が多いのはちょっとさびしいかも。

お財布もさびしい。

ともあれ、『Jesus』で一緒に首を振るのが楽しみです(笑)。