(※Amazonさんから書誌情報が消えてしまったので野村さんが撮った別の写真集へのリンクを貼り直しました)

カメラマン野村誠一さんの個人写真誌『N/S EYES ON』。

Gacktさんの写真がたくさん掲載されているということでAmazonで検索してみると、表紙画像には「Gackt」という名前とともに「朝青龍」という文字が。

えっ!

思わずそっちに食いついてしまった私……。

Gacktさんと朝青龍が両方載っているなんて、まるで私のための企画のようではありませんか!!(笑)。

でも、1部1500円。

貧乏人にはつらい出費です。

買おうかどうしようかしばし逡巡した結果……やっぱり買ってしまいました。

Amazonでポチッではなく、普通の書店で買ったんですけど、ちょうどキャンペーンでスピードくじをやっていてですね。

なんと1000円商品券をGet!

実質500円で買えたことになりました。How Lucky I am!

いやぁ、うっかりAmazonでポチッとしてなくて良かった(笑)。

で、誌面なのですが。

Gacktさんが巻頭特集。朝青龍が巻末特集。

どちらもグラビアとともに独占インタビューがついていて、ほんとにこれは私のための企画としか思えませんね。

Gacktさんの写真はもちろんどれも素敵で、音楽雑誌のグラビアとは雰囲気がまったく違って、見応えがあります。

インタビューは……ファンなら目新しい内容ではないけれども、言葉のいちいちが重くて、ちょっとつらいところもあります。

あの方は、本当に命を賭けてステージに立ってらっしゃるし、「いつまで歌っていられるか」というのは冗談事ではなくて、ライブに参戦する私たちも「いつ倒れるか」と毎回心配しているぐらいで……。

「長くはないだろう」というのが、ホントにね。

だからって、セーブして長持ちさせるなんて、Gacktさんの生き方にはありえないし、昨日の記事の阿修羅王の話ではないけど、「だからこその“今”」「だからこその“生命”」で。

ありがとうと言うしかできないし、Gacktさんの時間に間に合って出逢えたことに感謝するのみです。

そして。

朝青龍のグラビアとインタビュー。

これも、良かったなぁ。

昨年末から初場所復活優勝までの軌跡を追っていて、「朝青龍は帰ってきました!」っていうあの千秋楽の感動が蘇ってくる。

おかえり、朝青龍。

バッシング報道ばかり目にするので、こういう温かい眼差しでの記事と写真は、ファンとしてすごく嬉しいですね。

場所前のインタビューとか、揺れる気持ちも窺えますし。

写真は、モノクロが特に素敵です。

躍動感や緊張感は、モノクロの方がより強く出ますね。

朝青龍に限ったことではないけど、「横綱」という地位もまた、「長くはない」というか、毎場所が「出処進退を賭けた土俵」なんだよね。

他の地位なら、負け越したってランクが落ちるだけで、相撲を辞める必要はないし、「再起を期す」もあるけど、横綱に「もう一度出直す」は許されていない。

アスリートならみんな、自分で「引退」を決めなくちゃいけないし、「競技」を離れる日は必ず来るけれども、「横綱」にはホントに猶予がないからね。宝塚のトップスターと同じで、「なるのは嬉しいが、なったらあとは“引退”が待っているだけ」っていうか……。

勝ち続ければいい、って言うのは簡単だよね。

あのバッシングの中で勝ち続け、賜杯を手にした朝青龍の“強さ”が好き。

土俵上の厳しい写真も、土俵を降りての弾けるような笑顔の写真も。


Gacktさんと朝青龍。

野村さんがカメラを向け、その生き様を映したいと思う二人の男。

やっぱりそこには何か、共通点があるような気がする。


あと2週間で春場所が始まります。復活優勝の後がまた、肝心ですね、朝青龍。

胃の痛い日々がまた始まるぞ……。