滋賀に引き続き、ついに首都圏でも感染確認。

って、何喜んでんですか。

だってぇ、関西だけってなんか癪に触るや~ん。関西だけが「あのへん危ないから行かんとこ」って思われるの、なんか腹立つでしょ(笑)。

もっとも今回の首都圏のケースはニューヨークから帰国直後の二人。すでに機内で発熱していたんだから、「渡航歴のない高校生が発症し、感染経路がわからないままどんどん感染者が増えていく」関西のケースとはだいぶ「大変度」が違うけど。

でも38℃とか39℃の熱があって、女子高生二人ともちゃんとバスや電車で家まで帰ってるのねぇ。

いくら検疫での検査では陰性だったとはいえ、同じバス・電車に乗り合わせていたとわかった人達は不安だろうなぁ。こーゆー時やし、特別に家までハイヤーで送ってくれるとか、してくれへんのかいな。

滋賀では全公立高校のみならず、南部地域の小中学校、幼稚園保育園全部お休み。ちょっと過剰な対応のような気がしなくもないけど、「封じ込め」てさっさと「終息させる」ためには仕方がないのかな。

「弱毒性」だから良かったようなものの、もしこれが「強毒性」の鳥インフルエンザだったら、あっという間の「感染者267人」は恐ろしい数字だよね。

ある意味「弱毒性」で「パンデミックの予行演習」ができたことは幸いだったのかも。情報公開とか、検疫のあり方、医療機関の対応の仕方、自治体の対策などなど、今回の経験は「強毒性」が発生した時に大いに役立つはず。

もっとも、「新型っつってもこんなもんかぁ」的「慣れ」もできてしまいそうだけど。

だってほんと、「小学校なんか休みにせんでもえーやん!困るやん!!」って思っちゃうもんねぇ。「季節性インフルエンザと大差ないんやろ? コンサート中止なんてやりすぎや」って。

人から人へ感染していくうちに、また変異して「強毒性」に変わることもありえるし、今年は「季節性インフルエンザ」そのものがまだけっこう発生してるらしくて、おとといだったか、滋賀県内でも「B型インフルエンザで学級閉鎖」というニュースがあった。

新型と既存のインフルエンザウイルスが人の体内で混合してまた別の「新型」を生む可能性は十分ある。

どこまでが「適切な対応」で、どこからが「過剰」なのかは、やっぱり難しいよねぇ。

パニックを起こしてはいけないけれど、かといって「どうせたいしたことないさ」と「高をくくりすぎる」のもいけない。

人生何事もバランスが大事だといつも思うけど、こーゆー時もやっぱり同じだな。