35巻は表紙が出なかったので、33巻も貼っつけてみました。

きゃ~、少佐~~~!

コミックスが出るのはなんと2年半ぶりだそうで……そうかぁ、そうだよなぁ。途中で『アルカサル』読んだから、青池センセとはご無沙汰ではなかったんだけど、少佐とはご無沙汰だったんだわ。

番外編2つと、新シリーズ「聖ヨハネの帰還」のプロローグ。

今発売中のプリンセスGOLDですぐ続きが読めるそうで……ああ、買ってしまいそうになる!

なんてうまい商売だ。


それにしても、『エロイカ』も長く続いてるよねぇ。中学の時から読んでるんだよ(マンガ自体は1976年開始なので、私が小学生の時から続いてます)。少佐のおかげで大学の第2外国語、ドイツ語にしたんだし、テストで「NATO」って出たら即「北大西洋条約機構」って書けるようになったのも少佐のおかげだった。

東西冷戦が終わった時には、少佐の活躍も終わってしまうのかと思ったけど、青池さんががんばって書いてくれている「冷戦後」のお話を読むと、かえって世界は混沌として、ますますスパイというか「情報網」は大切になって、いっこうに「火種」はなくならないんだなぁ、と思う。

東西が睨み合っていたことが決していいことだとは思わないけど、「あれはあれで秩序だったか」というか……。

勉強になります。

って、もちろん「勉強」のために読んでるんじゃなくて、面白いから読んでるんだけどね。

うん、この面白さは他にはないよね~。

でもすごく情報量多いから、『エロイカ』は読むのに時間がかかるんだよ~。『エロイカ』1冊読む間にあだち充のマンガなら10冊は読めそう(笑)。

今回伯爵と少佐がケータイメールのやりとりをしたりして、「時代は変わったのにこの人たち全然年とらなくていいな~」とも思います。

1巻から考えたら、少しは年をとってそうな気もするけど、私が中学生から40歳になるまでの間に、せいぜい5歳くらいしか年とってないのでは。

少佐は万年少佐だし、部長も万年部長で、ドイツのNATOには人事異動がまったくない(笑)。英国情報部の部長、ミスター・Lもずーっと部長だしなぁ。

物語の中で、ちゃんと冷戦が終わって「その後」の世界になり、今回は「CHANGE!」というセリフすら出てくるというのに(つまりアメリカ大統領はちゃんとオバマになっている)、伯爵や少佐は年を取っていないのだ。

いいなぁ。ずるいなぁ。

もしリアルに年取ってたら少佐はもう還暦をすぎているのかな。それでも少佐なら相変わらず男前で、タフにがんばっていそうな気がするけれど。

伯爵の方が問題だよね。自慢の巻き毛が薄~くなってたりして……。

なんだかんだ言って少佐と伯爵は還暦すぎてもずーっとくされ縁で仲良く(?)してると思うな。この巻でもなんかラブラブやもん。うぷぷぷ。

子どもの時から読んでいるマンガの新作が今も楽しめるなんて、ほんとにありがたい。

青池さん、ずっとずっと『エロイカ』書き続けてくださいね。