『宇宙を織りなすもの』上巻、やっと読み終わりました~。
ああ、やっぱ時間かかる。今週末には図書館の返却期限が来るんで、少々ヤバかったです。面白いんだけど、やっぱり腰を据えて読み始めないと頭に入らないんで……お魚焼きながらとか歯磨きしながら、というちょっとした時間で読む気になかなかならないんですよね。
この間『ドラゴンボール』の26巻以降をどーんと友達に借りたせいもあって、そーゆー「ちょっとした空き時間」にはついついそっちを読んでしまい。
「ちょっとではないけっこうな空き時間」まで『DB』の方を読みふけってしまい。
あかんがな~、ほんまに~~~。
上巻の最後は「第三部 時空と宇宙論 第八章 対称性と時空」。
時間と空間はなぜ生まれたか、「時間の矢」が本当に存在するなら、その矢が放たれたのは「宇宙の始原」においてなのか、というわけでお話は「宇宙論」に入る。
相変わらず「読んでいる最中はなんとなくわかったような気になるが、本を閉じたとたん“あれ?何だったんだろう?”」という感じ(笑)。
でも「膨張宇宙」の話は面白かった。
「宇宙が膨張している」という話はもちろん知ってたんだけど、実際問題としてイメージできなかったし、「膨張するためには外側に空間がなきゃいけないんじゃないの?」というド素人な疑問をずーっと抱いていた。
だって、普通「膨張」ってゆーと、風船が膨らんでいくのをイメージするじゃない。風船が膨らむためには、外側に十分な空間が必要でしょう。箱に閉じ込めたら、その箱より大きくは膨らめないというか、無理すると破裂するというか。
それに、「風船」イメージだとどうしても、「最初の中心」ってものをイメージしてしまうし。「中心」というか、膨らむ前の小さくしぼんだ状態。そこから球体に、おおむねどの方向にも同じ大きさで膨らんでいく。
ずーっと宇宙が膨張していったら、宇宙の真ん中へんには銀河はなくなってからっぽになってしまうんじゃないかとか。
「膨張する風船」のイメージは本書でも出てくるんだけど、「宇宙」は「風船全部」ではなくて、「風船の表面」であるらしい。
風船の表面に等間隔に硬貨を貼り付けておくと、風船が膨らむにつれて硬貨同士はどんどんと離れていく。どの硬貨から見ても、他の硬貨が遠ざかっていく様子は同じ。
「表面」が「宇宙」で、「硬貨」が「銀河」なのだそうだ。
風船の表面は「2次元」の「面」でしかなく、実際の宇宙というか、私たちにとっての「空間」は「3次元」なので、「表面が宇宙」と言われても「ん~~~???」なんだけども。
「もしも宇宙空間が無限に広がっているなら、ビッグバンの瞬間に、空間はすでに無限の広がりをもっていたことになる」(P406)
「無限大」を半分にしてもやっぱり「無限大」だし、倍にしてもやっぱり「無限大」だから、そーゆーことになるんだけども……うーん、なんかそれって、言葉のトリックのような気がしてしまうなぁ。
トリックというか……人間の知覚では結局よーわからんというか。私にはわからないだけで、物理学者さん達にとっては「知覚の範囲内」かもしれないけど。
さて。
今ちょうど『ドラゴンボール』のセル編のとこを読んでて、セル編は「タイムマシンで未来からトランクスがやってくる」ところから始まる。
未来のトランクスの世界では、悟空もベジータもみんな死んでいて、世界は2体の人造人間に破壊されまくっている。その状況をなんとかするために、トランクスはタイムマシンで過去へ行く。
もうすぐ心臓病で死んでしまう悟空には特効薬を渡し、何年後のどこどこに人造人間がやってくるから修行して危機に対処してほしい、と言うのだな。
トランクスは一旦未来に帰って、「人造人間が現れる頃」にまた戻ってくるんだけども、戻ってくると、「歴史は変わっている」。
トランクスの知っていた歴史とは違うことが起こっている。
そりゃまぁ、未来からの干渉があったら過去は変わってしまうだろうという気はするんだけど、トランクスは「この世界で悟空さん達が死ななかったとしても、ぼくのいる“未来”ではやっぱり悟空さんは死んだまま。違う次元ができてしまう」と言う。
過去の世界でめでたく人造人間をやっつけたとしても、トランクスが未来に戻るとやっぱりそこでは人造人間達が大手をふるっているわけなのだ。
うーん。
なんでトランクスはちゃんと「自分の次元の未来」へ帰れるんだろう?
一旦「自分の次元の未来」へ戻って、「自分の次元の過去ではなくなってしまった、別次元の過去」に再び現れるなんて、すごくない???
タイムマシンで「何年何月のどこどこ」と行き先を指定する時に、「どの次元の」という情報を入れてやらなかったら、変なことになるんじゃないのかなぁ???
ブルマは天才だからそーゆーすごいタイムマシンが作れたのか。(そもそもタイムマシンが作れるってだけで十分すごいんだけど)
しかもトランクスが未来からやってくる1年前に、すでにセルの卵が未来からやってきている。
ああ、難しい。
タイムトラベルネタはとっても面白いけど、考え始めるとわけわかんなくなるよなぁ。
本
2 Comments
ひゅうがさんもDB読まれているんですね(笑)
返信削除しかも、26巻からなら悟空が超サイヤ人になる直前。
面白いところですよね。
さて、タイムマシンの話ですが、トランクスが自分の未来に戻れるのはまだ設定上解る気がしますが、『トランクスが干渉したことによって僅かに変わってしまった過去』に戻れるのって何か変ですよね? いや、そうでも無いかな・・・??
まあ、マンガですし、鳥山先生もそれほど深く考えては居ないんでしょうね(笑)
��ちゃんちゃん様
返信削除そうなんです。息子のために借りてきた
はずだったのに、結局私も読んじゃってます。
ホントに面白いですよね~。
読み出したら止まらない。
家事ができない[E:sweat01]
「自分の次元の未来」に戻れるのはまぁ、
「自分」というキーになるものがあるから
できそうな気はするんだけど、
「別の次元に変わってしまった過去」に
ちゃんと戻るのはかなり難しいと
思うんですけどね。
下手すると、「もともとの過去」でも、
「自分が干渉して変わってしまった過去」
でもない、また別の次元の過去へ行く
可能性だってあるんじゃないのかなぁ。
まぁあんまりそこを突っ込んでも
しょうがないんですけどね。
セル編、とっても面白かったですから[E:note]
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