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『やじきた学園道中記昭和仕立 八丁堀事始メ』/市東亮子
帰ってきたやじさんキタさん♪
って、前にも書いたような気がするんだけど。
コミックス23巻が12年ぶりに出た時。
あれって最近のことだと思ってたんだけど……平成16年4月初版って書いてあるから、もう6年前なのか。
22巻が中途半端なところで終わってて、12年の時を経て帰ってきたお話は完全な「続き」ではなく、別エピソードの「赤目編」。長~い「赤目編」が29巻で終わったのが平成18年9月。
そうか、あれからもう4年も経ったのか。
やっぱり「帰ってきたっ!」なんだな。
しかも1巻に入っていた「馴れ初め」より前の、本当の本当の、二人の出逢いを描く「番外編」。
いやぁ、楽しかった♪
姫御前(ひめごぜ)やハーディといっためんどくさい人達が出てこないので、安心して読める(笑)。
懐かしい、初期の雰囲気。後半はどんどん話が大きくなって、めんどくさくなってきてたから、こーゆーシンプルな二人の活躍はホント嬉しい。
「二人の活躍」と言っても、まだやじさんとキタさんは仲良くないので、ろくに絡まないし、「千代田編」以前だから当然雪也や小鉄も出てこない。
大門だけなんだよねー。
そっか、大門って最初の高校で二人と一緒だったんだな。今回1巻を読み返すまで、そんなことすっかり忘れてた。「八丁堀高校」って名前も。
すごいよね、「八丁堀高校」って。同心の皆さんがいるのか、と思っちゃう。中村センセが出て来る「必殺編」は別の高校なのに(笑)。
この番外編、「昭和仕立」ということになってて、オープニングに「これはちょっとだけ昔のこと まだ“昭和”だった頃のおハナシ」って書いてあるんだけど、いや、昭和ってもう22年も昔だから! 全然「ちょっと」じゃないよ、市東先生!!!(爆)
それに「昭和といえば」で出て来る「熱血教師」や「熱血刑事」はともかく、「熱血番長」。
「夕暮れ時には空き地の土管の上で一匹狼が草笛を吹く」って、いつの時代ですか(笑)。
そもそもそんな時代が本当にあったの!?
『やじきた学園道中記』って、本編は「関東番長連合」ネタで始まってるんだけど、私が初めて読んだ中学生だか高校生だかの頃(つまり昭和50年代後半から60年代にかけて)、すでに「番長」なんてものは絶滅危惧種だった気がする。
単に私が知らなかっただけで、まだまだ空き地の土管の上で草笛を吹く一匹狼さんや、学校を牛耳る番長さんがいたんでしょうか。
うちの弟が中学生の時に、「番格」の子と仲が良くて、「これから出入りだ」つって電話かかってきて、助っ人に馳せ参じたってことがあったような気もするんだけど、でも「番格」の子が学校全体を掌握してる、とかってことはなかったかと。
単に「やんちゃ」グループのボスってだけで。
『やじきた』に出て来るような、一般生徒からも慕われる侠気(おとこぎ)のある番長なんて、ホントに存在したのかなぁ。
どこの学校はどこの舎弟で、とかさ。
まぁ、昭和の時代でも「ファンタジー」っぽかったと思うこの設定、今となってはさらにファンタジーで、私は大好きです。
なんと言ってもやっぱり二人の腕っ節と、侠気がね♪
生まれ変わったらキタさんになりたい(笑)。
憧れですわ(爆)。
かつて「似ている」と言われたこともあったのに……いや、もちろん、私のような運動音痴がキタさんに似ているわけはないんだけども。
『昭和仕立』を読んで、ついつい第1巻に手を伸ばしてしまいました。
昭和58年初版! なんと27年前!!!
やっぱりだいぶ絵柄が違います。
机の上に置いておいたら息子ちゃんが読んでるし(笑)。昭和の学園任侠モノ、平成の子どもにもウケてます(爆)。
来月16日発売のプリンセスGOLDから本編連載が始まるそうで、これも非常に楽しみ♪ 姫御前は出さなくていいからね(笑)。
『エリュシオン』と『やじきた』、相当に毛色の違う2作品の同時進行。すごいな、市東センセ。
『やじきた大劇場』でエリュシオンネタやってほしい。
アルティモラ=やじさん、ヒッポトエー=キタさん、ペンテシレイア=雪也、ヒッポリュテー=貴子姫、アキレウス=ハーディ。
あ、小鉄がいないな。ペンテシレイアに助けてもらってお仕えする、って意味ではアルティモラが小鉄なんだけど、そうなるとやじさんには誰をやってもらおう。
アンティブロテー? デーリマケイア?
うぷぷ。こーゆーこと考えるの楽しいね、何の役にも立たないけどさ♪
27年経って、まだ高校生のやじさんキタさん!(羨ましいっ!!!) まだまだ暴れておくれよね~。
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