この間別サイトのぐだぐだエッセイで「アマ小説家は電子書籍の夢を見るか?」というのを書きました。

その中で「Wook」とか「ePubs.jp」といった電子書籍の投稿・自費出版サイトを紹介しました。

あれ書いた後で知ったのが、ブクログが始めた「パブー」。

Web上で本を書いて、電子書籍を公開できる。有料公開=つまりは課金システムも備えていて、PDFやePub形式にも一発変換してくれるというなかなか魅力的なサービス。

どんな使い勝手だろうか、とついうっかり会員登録してしまいました。

そしてテストがてら過去の遺産を「本」として公開。

『穏やかな午後-SFショートショート集-』というのを作ってみました。

長いお付き合いの方はご存知かと思いますが、ええ、そうです。別サイトに公開してある短編の使い回しです。新たにパッとなんか書けるほど器用じゃないんです、ぐっすん。

まぁ別サイトは「知る人ぞ知る」すぎて、アクセスは期待できませんから、こういう「投稿サイト」みたいなところにUPしておく方が、多少は人目に触れやすいかと。

公開する人=作者が増えてくれば、どのみち埋もれてしまうんでしょうけどね。

自分自身、なかなか素人さんの作品をわざわざダウンロードして読んだりしないわけで、こういう形で「公開」するのと、blogや別サイトで公開するのと、そんなに違いはないような。
 

で、1冊作ってみた感想なんですが。

フォントの変更がうまくいきませんでした。変えたつもり=HTMLバージョンで見ると確かにFONTタグがついているのに、見た目に変化が起こらない。

もしかしてあれはPDFにする時だけ有効で、Web画面で見る時には関係ないのかな?

PDFに変換したものを見てみたら、ごっつい太いゴシックで、「げっ!」となりました。これは読みにくい!(笑)

あと「章」と「ページ」の使い分けもなんかよくわからなくて。

最初、ショートショート1編ずつに「章」を作ってみたんだけど、「章」の下にまた「ページ」を複数置けるもんだから、1ページですむショートショートの場合無駄に階層ができてうざいだけだった。

結局6編6ページの「章立て」なしで公開。

とりあえず表紙は写真画像で作ってみましたが、寂しいです。

誰か絵ぇ描いてくんないかなぁ、と思う。本文中にも挿絵があったらずいぶん印象が違うだろうになぁ、って。

文字ばっかりってつまんないです。

『ミンキーママ』なんて、萌え系の表紙・挿絵がついてたらそれなりに読んでもらえそうじゃない?(笑)

自分で絵が描けたら、とつくづく思います。それだったら文章書かないでマンガにしてるだろうけど。


このblogのSpecialアーカイブ『街場の内田樹論(笑)』とか『橋本治の恵み』とか、書評集出しても面白いかな。いや、だから、blogで読むのとどう違うの(爆)。

『ドストエフスキーが好き』もけっこうアクセス多いんだけど、blogの方が検索でたどり着いてもらいやすいような。

過去の遺産をただコピペするにしても、それなりに手間はかかるので、2冊目以降どうするかは考え中。