以前大人買いして「やっぱりひかわさん良いわ~!大好き!!!」と思った『お伽もよう綾にしき』が帰ってきました♪

わーいわーい、ぱちぱち\(^o^)/

またおじゃる様に会えるぅ、と思ったら。

「過去編」だったのですよね。

新九郎が修験の道に入るところから、源八郎との出会いと別れ、そしてすずとの出会い……。

裏表紙のあらすじを見て、「え、じゃあおじゃる様出てこないの!?」と大いにがっかりしたのですが。

読み始めるとやっぱり面白い。そしてやっぱり泣かされてしまう。

幼い新九郎めっちゃ可愛いし、幼いすずもやっぱり可愛いし、修験の師であり親代わりであった正験を看取るところなど、涙なくしては読めません。あううう。

すずと出会ってから以降のところは、『お伽もよう綾にしき』本編の、新九郎に焦点を当てた「語り直し」で、そのお話の骨子&展開はもう知っているのですけど、「新しいエピソード」ではないのですけど。

それでも読ませてしまうひかわさんのお力。

知っていてもお話の魅力がちっとも褪せない。

さすがです。すごいです。

相変わらず絵もお綺麗だし。

げじげじ眉(笑)の源八郎も幼い頃はなかなかの美少年。新九郎に追いつきたくて、新九郎と師の二人の役に立ちたくて、でもちっとも追いつけない焦りと鬱憤が彼を邪法に走らせてしまう。

わかるなぁ。

うん、わかるよ。新九郎はまっすぐすぎて、あんな人に前を走られたら辛いよねぇ。

3巻は源八郎が敵となって新九郎の前に現れる、その直前まで。

続きはいつですかぁ、そしておじゃる様はぁ~~~(笑)。

続きが出るまで本編読み返そう。うん。これは、読み返さざるを得ませんよ。すずとの出会いの場面とか、比較するのもきっと面白い。

新九郎の過去編終わったら、次はおじゃる様の過去編とかないかな。過去のおじゃる様は、あのお姿じゃないだろうけど……。

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