『MOON SAGA』に引き続き、ライブもライブビューイングで楽しみました。

「ライブもライブビューイング」ってなんか変な日本語ですけども。

どうせならREAL FINAL、7日の公演を見たかったのだけど、7日は用事があってダメだったのですよねぇ。

なので、FINALイヴの6日。

行ったのは京都の映画館。そんなにお客さんはいませんでした(笑)。『MOON SAGA』の方が多かったくらい? 数えてないけど、やっぱりみんな行くなら7日だよね。きっと7日は混んでたんだろうな。

『MOON SAGA』の方は編集済みの映像をただ映画館のスクリーンで見る、というものでしたが、ライブの方は「生中継」。なんか、変な感じでした。

18時開演で、実際にステージが始まるまで、客席が映ってて、お客さんがまだ席に着いてる途中なのが見える。ざわざわと話し声も聞こえてきて。

「このお客さん達、自分達の後ろ姿が全国中継されてるって知ってるのかなぁ」みたいな。

変なことしてたら丸見え(笑)。

途中、不思議なイントネーションで「GACKTーっ!」って叫んでる男の人の声がやけによく聞こえて、映画館の客席はくすくす笑い。生中継でライブ見るって、ホント妙な感じでした。

みんな映画館でも立ち上がって踊るのかな?と思ったらそんなことはなく。

意外と皆さん静かだったなぁ。もっと踊りたかった(笑)。

まぁ、変だけどね。スクリーンに向かって「GACKTーっ!」って叫ぶのも、「ただいま!」ってやるのも。こっちから向こうは見えるけど、向こうにはこっちのことなんかまったく見えも聞こえもしてないんだから。

会場にいるよりずーっとアップでGACKTさんが見られるし、カメラワークもなかなかで、音も十分良くて楽しめたけど、でもやっぱりスクリーンで見るのと実際に参戦するのとは違う。

たとえ豆粒にしか見えなくても、「時間と空間を共有する」「一緒にあの熱狂空間を作り上げる」っていうのは、「実際にあの場にいない」とできない。

そしてそれこそがライブの醍醐味なんだもんなぁ。

途中、GACKTさんは「今日は全国に中継されてるから」って言って、客席への呼びかけを「チームジャパン」としてくれたりしたけど、それでこっちが応えたところで、GACKTさんには聞こえないじゃないか……。

なんか、改めて「ちくしょー、横アリ行きたかったぜっ!!!」って想いをかき立てられました。

10年前の7月5日、わざわざ滋賀から行ったのになぁ。

あれから10年。

映画館かよ……(しくしく)。

 

とはいえ。

DVDとは違ってMCも全部放送されますし(うん、感覚としては“放送”だな)、GACKTさんもYou君も茶々さんもアップでよく見えますし、楽しみましたよ、ええ。

何よりセトリがWILDで、リアルで参戦した大阪1日目と合わせて、「MILD」「WILD」両方のセトリを経験できたのが嬉しい。

18時開演予定で、18時10分くらいには始まりました。まず「これまでのGACKTさんの歩み」みたいな映像が流れるんだけど、最後に「W」か「M」か、今日のセトリはこっちですよ、っていう表示があったのね。大阪の時は全然気づかなかった…。そもそもセトリが2種類あるって知らんかったし(汗)。

すでにライブビューイングから1週間以上経ってしまったので曲順うろ覚えですが、『Doomsday』で始まって、『DEATH WISH』『DISPAR』『UNTIL THE LAST DAY』『CLAYMORE』って感じだったかと。

最初CDで聞いた時はそれほどでもなかったけど、『CLAYMORE』は聞けば聞くほどハマってきて、頭ん中ぐるぐる回ってヤバいです。



ちょっと、このPVのGACKTさんは眉毛薄くていかつくて苦手だけど、でも曲はハマる。イントロがすごく好き。

そして『FLOWER』。花びらの代わりに紙吹雪がステージに舞う。

これは、いつ聞いてもうるうるしてしまうなぁ。哀しくてせつないけど他の曲にはない前向きな意志があって、そのことがいっそうせつない名曲。

観たばかりの『義経秘伝』も思い出されて……、ああ、うるうる。

一度暗転して、再開はYou君のバイオリン。

いやぁ、相変わらず格好いいねぇ。MCじゃすっかり下ネタキャラですのに(笑)、バイオリン弾いてるYou君格好いい。

「MILD」ではバイオリンからGACKTさんピアノ弾き語りでの『LAST SONG』、「WILD」では『SAYONARA』をピアノ弾き語り。どちらも素敵でした。GACKTさんのピアノ、好きだわぁ。

しかし。

その美しいピアノの余韻をぶっ壊すかのように、「神威楽園特別授業」のビデオが!

大阪1日目は「熱々&辛子超増量おでんに挑戦!」だったんだけど、今回は「ジャンボ扇風機の風に負けずに立ち向かえ!」みたいのと、「バレーボール攻撃に負けずに平均台を進め!」ってやつだった。

「参考」(?)に出て来る『MOON CHILD』の映像が懐かしい。

「平均台を進め!」はGACKTさんが挑戦してはったけど、かなりの距離進んでた。4発も銃弾ならぬバレーボール弾を受けながら。バレーボールってすごい硬いし、かなりの衝撃だと思うけど、さすがGACKTさん。「痛かった!」って言ってたけど(そりゃそうだ)。

いつもながら体張ってるわ、ほんと。

で、後半。

恒例「聞こえませぇぇぇぇぇん」のやりとりのあと、後半1曲目はえーっと……『EVER』だっけ……? 年のせいかもうセトリを覚えていられない……うう。

後半2曲目は定番『Mirror』のはず。そしてMCだったはず。

ファイナル限定白猫耳のGACKTさん可愛い♪

二日前にめでたく40歳になられて、「もう40なのに猫耳」って。でも「年を重ねるってのはいいもんですね。5年前くらいは恥ずかしかったですけどね。今は全然恥ずかしくありません!」って言ってはった。

どこまで本心かわかりませんが、でもちょっと先に40代に突入した先輩として、「うんうん、そうだよね」って思います(笑)。

いい意味で開き直れるっていうか、いい意味で若い頃の妙なプライドから解放されるっていうか。

あくまでも、「いい意味」でね!(笑) 厚顔無恥のただのおばはんになったってことじゃなくて!(爆)

MCでは、謙信公祭の宣伝もしてはりました。今年で最後かもしれないから見に来いよ、って。そりゃ行きたいのは山々河々ですけども……上越……。しかも8月25日って……暑い……。

8月末の暑さの中、甲冑姿でパレードするお館様の暑さは……。

なんかメンバーも鎧着ちゃう?家臣になっちゃう?って言ってはったので、GACKTさんのみならずみんなの甲冑姿を今年は楽しめるかもしれません(でも私は行けない)。

謙信公が幼少時を過ごしたお寺の住職のお母様が昨年お亡くなりになったそうで、お母様との素敵エピソードを披露してくださいました。

初めてGACKTさんがそのお寺を訪れた時に、お母様開口一番「お館様!」っておっしゃったそうで。

別に謙信コスプレではなく、革ジャン&革パン&サングラスで「どこからどう見てもGACKT」だったGACKTさんがどう返そうか戸惑っていると、さらにダメ押しで「お帰りなさいませ、お館様!」っておっしゃって、GACKTさんは「うむ、帰ったぞ」と返したそうな。

ええ話や。

昨年の5月だったかに亡くなられて、でも昨年は謙信公祭に参加できなくて、今年は追悼の意味も込めて謙信公役を務めると。

そんなGACKTさんが好き。(でも上越までは…うう)

メンバー全員が生声で叫ぶところでは、茶々さんが安定の「更年期」ネタでいじられ。

大丈夫だ、まだまだ美しい!

サト君は「今日はファイナルワイルドということで俺のワイルドな話を聞いてくれー!」と、GACKT道場に通うようになっておっぱい(胸筋)ができた話を。

最後にジャケットをバッと脱いで片肌見せてましたが……胸筋わかんなかった(笑)。

細いというか小さいというか、まだまだ華奢だよね、サト君。GACKTさんの隣に立てば大抵の人は華奢だろうけど。

んで。

ケイ君。

超笑かしてくれた。

「ステージでやってみたいことベスト3のうちの一つ」と言って、「おかーえり!」「ただーいま!」をやり始めたんだけど、途中でズボンのポケットに仕込んだお椀を取り出し、「おかーわり!」と連呼しだし。

映画館も大爆笑。お腹痛い。

You君は「この期に及んで風邪ひいて首も痛めてヘロヘロ」からの、安定の下ネタ(笑)。しかしYou君は常にどっか痛めてる気がする…気のせいかな。まぁ、過酷だもんね、ツアー。音楽は体力、って、ライブ参戦するたび思うもん。

You君叫ぶ前にGACKTさんが「Youはもう家族みたいなもんで」って紹介して、なんかほっぺたつんつんみたいなことしてじゃれてるのが超可愛かった。萌えた(爆)。

最後は、GACKTさんの生声叫び。

5日夜のニコ生では「もう声ガラガラだよぉ、明日ちゃんと出るかな」って言ってたのに、1時間歌ってまだマイクなしで叫べる。ほんとすごい。

スタッフの「困った話」をした後で、「でもそんなスタッフが徹夜でこのステージの準備をしてくれてる」って。

「うちのスタッフはよその現場よりバカかもしれないけど、うちのスタッフの仕事ぶりは世界一だと思う!」みたいなことを、全力で叫んでた。

スタッフへの感謝と、「みんな大好きだよ」って。

なんかちょっと、うるっとしてるように見えた。

そんなGACKTさんが、本当に大好きです!

MC全部で1時間くらいかな?大阪の時も長いなと思ったけど、さらに長くなってたんじゃ。帰りの電車が気にかかる田舎者としては、楽しいけど「まだMC続くの?」って思っちゃったりするのよね。ははは。

定番『U+K』の後、『小悪魔ヘヴン』『情熱のイナズマ』と楽しいお遊び曲が続いて、『ANOTHER WORLD』『Jesus』だったかな。

『君のためにできること』で一旦幕。

これまでのGACKTさんの曲の詞を繋いだ映像。いや、映像は水面に花びらが……って感じで、そこに言葉だけが移ろっていくような。

大阪の時は私ここで帰ったんですよねぇ。最後まで見ても終電には間に合ったんだろうけど、諸々の事情で早めに帰りたかったので。

大阪でも泊まらないとゆっくり落ち着いて見られない悲しい田舎者(泣)。

今回は大阪より近い京都だし、開演も30分早いし、余裕だろうと思ってたのに、気がつけば9時半を過ぎ…。あれ、結局また大阪の時と同じくらいの帰宅時間になるんじゃ…。

ビクビクしながらも(笑)今回はしっかり最後まで見ました。

映像のあと、『サクラ、散ル…』キタ━(゚∀゚)━!!!

ちゃんとみんな平安貴族風和装になってて、バックにはPVも流れてて。

つまり、時々『義経秘伝』の映像が入る。さっきしっかり「舞台」を観たあとだし、色々思い出されて感極まる。歌の世界と舞台の世界が相まってさらに深く心に沁みる。

ええ曲やぁ(泣)。



『義経秘伝』続編のテーマ曲と思ってもいいのかな? 陰も出てるけど、復活してくれたりするのかしら…。物の怪だし、人間と違って何かカケラがあれば復活できるとかないんかな。まぁ、安易に生き返ると感動が薄れるけども。

曲が終わって、クレジットが流れて。

クレジット映像の練習中(?)のGACKTさんがいかつかった(^^;) ゴツいっていうか、脱がなくても凄いんです、ってゆーか。

最後の最後はいくつか告知で、「明日7日に重大発表!」っていうのも流れて、なんだろうと思ってたんだけど。

「VISUALIVEは次で最後」ってことらしいね。

ツアーパンフのインタビューでもそれっぽいこと話してるから、「なぁーんだ」と思ったり。

VISUALIVEは大変だものね。だからってライブを辞めるとか音楽活動を辞めるとかいうことではないと思うから。

ただ、次は絶対行かなきゃなー、と。

何事もなく、無事、次のVISUALIVEに行けますように。まんまんちゃん、あん!

 

18時10分頃に始まって、終わったのは21時45分くらいだったかしら。3時間35分。堪能いたしました。

でもやっぱり横アリ行きたかったよぉ!!!!!

 

GACKTさん、メンバー、スタッフの皆さん、素敵なツアーありがとうございました。