2015年1月22日木曜日

劇場版『PSYCHO-PASS』観てきました♪

※以下ネタバレあります!これからご覧になる方はご注意下さい!



観てきました!

1月9日から公開ということで14日の水曜日、レディースデーの日に見に行ったのですが。

もちろん入場者特典の設定資料集はもらえませんでした。

いや、なんか、仮面ライダーのガンバライドカードとかいつも普通にもらえるものだから、「限定数だから無理」などという発想がなくてですね(笑)。

すごいがっかりしました。

週ごとに別バージョンでの配布ということで、まだ他のバージョンをもらえるチャンスがあるのですが、何しろ滋賀から京都まで遠征しなくてはならないので土曜日の1回目の上映に行くのはかなり厳しい。2回も観るのは金銭的にも厳しい。

なのでそれはすっぱり諦めて。

映画に没頭いたしませう。

うん、まぁ、面白かったです。

手放しで「良かったっ!!!!!」って言わないのは、一つには宜野座さん不足

咬噛さんの行方を追って朱ちゃんが一人で外国へ行っちゃうので、執行官他公安の皆さんは最初と最後にしか出てこない。

公式サイトでちょろっとあらすじは読んでいたものの、「え?朱ちゃん一人で行っちゃうの?え?宜野さんは?宜野さぁーーーん!」といきなりテンションだだ下がり。

もちろんその分咬噛さんはこれでもか!ってぐらい活躍するので、咬噛さんファンにはたまらない映画でしょう。

TVシリーズ1期のあのエンディング。気を持たせたまま行方不明だった咬噛さん。ほんと、「待ってました!」ではあるんだけど。

映画見て改めて思ったのは「私は咬噛さんより槙島さんの方が好き」ということでした(笑)。

いや、ほんま、格好ええねんけどね、咬噛さん。ずるいぐらい格好いい。半分サイボーグみたいな傭兵のリーダーにボコボコにされてもまだ戦えちゃうぐらいタフで、イケメンで、朱ちゃんに先に逃げるよう促す時には「ここを生き延びたら、また捕まえに来い」なんて言ってなんとも言えない笑みを見せちゃうし、まさに「惚れてまうやろぉぉぉ!」って感じなんですが。

言われた朱ちゃんも一瞬「ほけ~」となってましたもん。

あれは、ずるい。

罪作り以外のなんでもない。

でも私は槙島さんファンなの。ああ、どうして死んでしまったの、槙島さん……。

幻影としてちょっとだけ出て来た槙島さん、あの素っ気ないスリッポンが懐かしかった。紐靴じゃないんだよねぇ。服装もすごくシンプルだし、イケメンはシンプルでいいんだなぁ。

雛河くんの声が櫻井さんなのは回想とか幻影とかで槙島さんの声が必要になった時に便利だからでしょうか(笑)。

手放しで「面白かった!」と言えない理由の一つは「宜野さん不足」なんだけど、外国――シビュラの外――が舞台で、シビュラとの知的戦闘戦というよりも肉弾戦が多かったこと。

槙島さんも「格闘のできる知能犯」で、TVシリーズ1期の時からけっこうアクションもあったんだけど、それは決してメインじゃなかったでしょ。

今回「ゲリラ戦」ということで人間同士の格闘はもちろん、戦車とかメカもけっこう出て来て、それはそれで面白いし、咬噛さんと傭兵のリーダーさんの格闘なんて見応えたっぷりなんですが。

うーん、でも私の場合『PSYCHO-PASS』で見たいのはもっとこう、ヒリヒリする心理戦・頭脳戦なんだなぁ。シビュラシステムの裏をかこうとする人間との戦い、シビュラシステムそのものとの戦い……。

まぁ今回もバックには「シビュラ」がいるわけだけど。

シビュラシステムに守られた日本の外、世界のほとんどの部分がどれほど無秩序か、「外の世界」を描くことで「シビュラの平和」を考えさせるというのは面白かった。

シビュラに飼い慣らされた人たちをけなすのは簡単、「こんなのは本当の平和じゃない」と言うのも簡単。でも一歩シビュラの外に出れば、そこは暴力と死に満ちた世界。「安全な場所」なんてどこにもなくて、「人間らしい生活」を送れるのは権力の側にいるごく一部の人間だけ。

「檻の外の自由な地獄」と、「檻の中の監視された天国」

きれいごとだけでは秩序は保てない。

それでも。

それでも、と言い続けられる朱ちゃんは強いよねぇホント。

TVシリーズ2期同様、劇場版でも霜月美佳ちゃんはシビュラに取り込まれていてウザいんだけど、考えたら美佳ちゃんの振る舞いの方が「普通」で、朱ちゃんが「特殊」すぎるんだよねぇ。視聴者としてお気楽に見てるだけなら「朱ちゃんの視点」で「頑張れ!負けるな!」と思うけど、実際ああいう立場に置かれたらまず間違いなく美佳ちゃんと似たり寄ったりの行動をしてしまうだろう。

保身のために見て見ぬふりをして、シビュラに尻尾を振ってしまう。

それをなじることなんてできるのかな。誰もが朱ちゃんみたいに強くなれるわけじゃないのに、「それでも」と言い続けて「いつか実現する理想の社会」のために血を流し続けるべきなのか。

「国の形を選ぶのは市民であるべき」と言って選挙するけどやっぱり……ってなるラストもこう、ねぇ。架空の未来の話じゃないよね。

でもあの人は影武者だったのに、あの人が選挙に勝ったら今度はどうするのかな。別のそっくりさん連れてくるんじゃなくてやっぱりあのまま、シビュラの影武者なんだろうか……。

試験的に導入したシビュラシステムで不正を働いていた軍部の姿を見ると、日本のシビュラはなんだかんだ言ってもけっこう公正なんだな、とも思いました。日本のシビュラもドミネーターに干渉してきたりするけど、あんなに大々的に色相判定をごまかしたりはしないよね。

真面目というか、システム自体が「権力者」なんだからシステムに従順でなければ自己矛盾になるけれど。

「独裁者には、究極の官僚システムであるシビュラは受け入れられないはず」みたいなことを咬噛さんが言ってたけど、なるほどシビュラが成り立つのは日本ならではなのかもしれない。


TVシリーズ2期ではなんだか「鉄の女」みたいになっちゃってた朱ちゃん。今回は咬噛さんのキメ顔に見惚れてしまうシーンとか、「可愛い女の子」の部分が少し戻って、嬉しかった。なんか、2期の朱ちゃんはタフで冷静で有能すぎて。そしてなんだかとても「ひとりぼっち」な感じがしてた。もちろん宜野さんはじめ執行官のみんなは朱ちゃんを信頼し、支えようと思ってくれてただろうけど、それほど絡みもなくて。

今回、一人で咬噛さんを探しに他国へ行く朱ちゃんに、宜野さんが言う。「もしあいつを見つけたら、俺の代わりに一発殴っておいてくれ」

朱ちゃんは「それはできません」と答える。「逮捕して連れて帰ってきますから、自分で殴ってください!」って。笑顔で、お茶目にそう言う朱ちゃんに宜野さんは「あなたは……変わったんだか変わらないんだか」って苦笑するんだ。

きっと、根っこの部分は変わってないんだろう。でもただ一人シビュラの秘密を知る朱ちゃんは――秘密を知りながら「それでも」と言い続ける朱ちゃんは――タフにならざるを得ない。そしてみんなによけいな重荷を背負わせないために、必要以上にはみんなを頼らない。

「ここを生き延びたらもう一度捕まえに来い」と咬噛さんは言ってくれたけど、最後朱ちゃんは咬噛さんのもとには行けない。シビュラの傀儡であるハン議長を問い詰めるのは、朱ちゃんにしかできないから。そして、朱ちゃんだけでなければいけないから。だから宜野さんに咬噛さんのことを託して、朱ちゃんは一人でハン議長のところへ行く。

駆けていく宜野さんの後ろ姿をちらと振り返った朱ちゃんの表情。微笑むでもなく、悲しげでもなく……。1回見たきりだから「どんな顔をしてたのか」はっきり覚えてるわけじゃないけど、でもなんか良かった。少しだけ振り返って、すぐに前を向く。

もう一度、咬噛さんに会いたかったろうなぁ。

たぶん朱ちゃんは、会えないことを予感してたよね。宜野さんが、咬噛さんを連れて戻らないって。

出番の少ない宜野さんだけど、決めるところは決めてくれる。

咬噛さんと再会して、でも宜野さんは咬噛さんを見逃す。「二度と俺たちの前に姿を現すな。常守監視官にこれ以上重荷を背負わせるな」とか言って。

「おまえはそれでいいのか」と咬噛さんに問われて、宜野さんは「俺は妥協を覚えた」って答える。そして2発ほど咬噛さんを殴って、「これでよしとする」。

きゃー、宜野さん格好いいーーーーーーーーーーっ!

“宜野さんは妥協を覚えた。格好良さが100上がった”みたいな(笑)

その後朱ちゃんに報告する時に「あいつ(咬噛さんのこと)は変わった。もうあなたが執着するほどの男ではない」とか言うところもいい。すごくいい。

そんなこと言って朱ちゃん独り占めしたいだけじゃないの、とか思ってしまうけど本当のところ咬噛さんも宜野さんも朱ちゃんのことどう思ってるんですか。朱ちゃんも咬噛さんのことどう思ってるんですか。ゲリラのアジトでおんなじ部屋に寝てましたけどっ(でももちろん何事もなかった)。

宜野さんが朱ちゃんのこと「あなた」って呼ぶのすごくいいよねぇ。うん、すごくいい(いつの間にそんなに宜野さんファンになったんだ私(笑))。

しかし宜野さんはなんで髪を伸ばしてるんでしょうか。何を目指しているんでしょう。「メガネはずすと美少年」どころかなんか「美少女」の雰囲気出て来てヤバイいです。映画紹介の画像見た時、「ん?これ誰?弥生ちゃんにしてはキリっとしすぎだけど」とか思ってしまったほどです(そんなの私だけか。本物の宜野さんファンなら一目でわかるはずか)。

咬噛さんはまた生死不明の方が面白かったかなぁ、とも思ったけど、さすがにこれ以上の続編はないだろうし(あるの?)。

うん。

TV1期のあの、「最初に戻る」な終わり方、たまらなかったからねぇ。宜野さんにはまた会いたいけど、安易に続きを作る必要はないよね。過去を描くのはありかもしれんけど。


(マンガミュージアム行ったら売ってたからつい買ってしまった、クリアファイルと下敷きのセット。宜野さんストラップとかあったらいいのになぁ)

(と思ったら来月発売になるもよう)


(槙島さんのもある)


(こういうのもある。よ、予約する?しちゃう???)

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