※以下ネタバレあります!これからご覧になる方はご注意下さい!



観てきました!

平日の午前中1回目、見事に貸切でした。お客さん私一人\(^o^)/

入場者特典のキラキラノートとやらも無事貰えました。いや別に、「PSYCHO-PASS」の入場者特典ほど欲しかったわけではないけど。


こんなん40をだいぶ過ぎたおばさんがもろても使い道っちゅうもんが。お小遣い帳にでもしまひょか(笑)。

しかぁし!

映画はめっちゃ面白かったです!!期待を裏切らない!!!キョウリュウジャーやっぱり楽しい!!!!!

チケットカウンターのお姉さんに不審がられても、見に行った甲斐がありました。

もうね、ホント、最初から最後までクライマックス……いや、見どころすぎて。1時間ちょっとの短い作品だけど、キョウリュウジャーもトッキュウジャーもメンバーそれぞれの個性がしっかり描かれていて、お話もちゃんとまとまってて、さすが小林靖子さん、素晴らしい、という感じ。

予告編でトッキュウジャーの面々が子どもに戻っちゃってたけど、あれ、クロックシャドーという敵の「ちくたくちくたくボーンボン♪」という歌を聞くと時間が戻って子どもに返っちゃう、という設定でね。

で、「おまえら子どもになっちまったんだから戦えないだろ。留守番しとけ」みたいに言うダイゴに、ライトが「これが俺たちの本来の姿なんだ。何も問題ない!」って答える。「実は5人は子ども」という設定をうまく活かしてるというか、活かすためにそういうお話にしてるんだろうけど、TVの方も最終盤に入って、ライト以外は子どもに戻れちゃったりして、「物語の核心設定」が映画でもしっかり描かれてて巧い。

「子ども→トッキュウジャーの旅は遠足」というダイゴの揶揄から、「家に帰るまでが遠足」という決戦シーンの名言に繋がっちゃうのもすごい。

「家に帰るまでが遠足」って言葉にあんなに感動させられるとは思わなかったよ、ほんと。

悪の創造主デビウスにダイゴとライトが二人で立ち向かっていって、ダイゴがかなりのダメージを受けちゃうのね。「俺はもう動けねぇ。お前だけでも逃げろ」って言うダイゴに、ライトが言う。

「これが遠足なら、家に帰るまでが遠足だ。生きて帰るまでが戦いなんだ!」

グッと来た。おまえホントに子どもか(笑)。

無事二人で脱出した後、ダイゴの回復が異常に早くてもう戦えるようになってたのにはびっくりしましたが。さっきの感動のセリフががが。

クロックシャドーの歌で子どもに戻っちゃったのはトッキュウジャーの5人だけではありません。

最初にクロックシャドーと出会うのは実はウッチー。

キョウリュウジャーの5人とは別行動で、「早くみんなに追いつかなくちゃ」と駅のホームで電車を待っています。するとそこにシャドーライン到着のアナウンス。「命が惜しい方は黒線の内側でお待ちください」。突如現れる黒線の内側にぴょんと移動したウッチー、「命は大切でござる!」。

そしてクロックシャドーが「みんなで元気にこんにちはー!」という感じで現れるとウッチーも元気に「こんにちはー!でござる」。ぺこりとお辞儀。この登場シーンだけでもう。ウッチー可愛いよウッチー!!!

またこのクロックシャドーのキャラが「おかあさんといっしょ」の歌のお兄さん風味で実に楽しい。みんなを「子ども」にしちゃうということで「お兄さん」キャラなんだろうけど、登場時の「こんにちはー!」に呼応して最後倒される時も「はい、大きな声で!さようなら~~~~~!」と挨拶して爆発していって、ホントぶれない奴だった。

いい敵キャラだったなぁ。

そんでクロックシャドー&クローズ相手にウッチーが孤軍奮闘してるところに明くんが現れるんだけど、この登場の仕方がまた。

ハーモニカの音。

傘を差した美女のイラスト(TV本編でも時々映る、オレンジジャケットの背中に描かれた絵。あれ誰の趣味なのw まさか明くんの趣味!?w)をカメラが舐め、「俺の死に場所はここか」。

「人知れず戦って死ぬのがこの俺」とかなんとか決めゼリフ言って自分の指輪にチュッ。

明くん、どんどんキャラ崩壊してませんか(笑)。ザラム、元からこんな奴ですか?

そんな明くんに「まさに侍でござる」と感心するウッチー。しかしウッチーはクロックシャドーの「ちくたくちくたくボンーボン♪」を聞いてしまうのだ。それもトッキュウジャーのみんなより長く……。

「見ろ、これがキョウリュウゴールドだ」

と明くんに抱っこされる赤ちゃん返りしたウッチー!

いや、もう、ほんと、6人目の扱いひどくないですか(爆)。他のトッキュウジャーが戦闘に赴く中、「俺はこの子の面倒見なきゃ」って抱っこひもで抱いた赤ちゃんウッチーをあやす明くん。楽しすぎる。

そしてキョウリュウジャーと言えばもちろん。

キャンデリラ様&ラッキューロも出てくる!!!

そーよね、この二人がいないキョウリュウジャーなんて気の抜けたビール、クリープを入れない珈琲よね。

デビウスとの戦いのことを知ってラッキューロ、「どうします?俺たちも戦います?」。キャンデリラ様「うーん、私たちがしなくちゃいけないのはそーゆーことじゃない気がするぅ~。(眼下に広がる街の灯を指し)うん、あの灯りの下の笑顔を守ること!キープスマイリングよ~!」

うんうん、キャンデリラ様の「キープスマイリング」聞かないとキョウリュウジャー始まらないわ。そして敵と戦い滅ぼすだけじゃなく、「笑顔を守る」ってほんと大事なことよね。人(じゃないけど)にはそれぞれ適した仕事があり、戦うだけがヒーローじゃないのだわ。

出番は少ない(2シーンのみ。キョウリュウジャーともトッキュウジャーとも絡みなし)ながら、存在感はたっぷり。神社で「みんなが勝ちますように」と必勝祈願してる場面も、「まんまんちゃん、あん!」と頭を下げたあと、お互いにお互いがまだ頭を下げてるのを見て「あ、まだだった」と祈り直す姿がとても愛らしく。

いやー、ほんまいいキャラよねー、この二人。

キョウリュウシアンやキョウリュウバイオレットなどサブのキョウリュウジャーに連絡を取ったのもこの二人ということになってて、最終決戦場には10人のキョウリュウジャーが勢揃いします。

いいよね~、全員集合。6人だけがキョウリュウジャーじゃないもんね。声だけだけど弥生ちゃんも出番あって良かった。

この最終決戦シーンではシャドーラインの皇帝陛下達も打倒デビウスのために現れます。キョウリュウジャー、トッキュウジャーそれぞれの名乗りの後、ネロ男爵が調子こいて「闇の男爵、ネロ!」などと決めるのですが、ノア夫人等他のシャドーラインの面々はまったく続いてくれず、その場には寒~い空気が。

「あ、あれ?私たちはなし?」という感じでネロ男爵おろおろ。

楽しい。実に楽しい。

ちゃんとシャドーラインの皆さんの後ろの爆発は「黒」になってるし、こういう芸の細かさがまた。

爆発と言えば、最初にキョウリュウジャーが変身するシーン(だったと思う)で、あの「後ろの爆発」に巻き込まれ、吹っ飛ばされるトッキュウジャーの面々。

「いやいや、あれに巻き込まれるとかないでしょ」

なぜか変身時に「後ろで爆発が起こる」という特撮のお約束をネタにしたお遊び、いやはや。

他にもソージ君がヒカリに「君、人見知りでしょ」と言ったり(ヒカリは「そっちの話?」と切り返す)、のっさんがトカッチに「老けて見られる者同士、わかるよ~」と言ったり。

「いや、ボクは全然若いですから!!!」

のっさんと一緒にされちゃ可哀想だよね、トカッチ(笑)。

ミオとカグラの助っ人に行ったイアンがアミィの登場で女の子達の関心を奪われ、「女の子は女の子同士♪」と仲良く戦う3人に仲間はずれにされるのも「オー、マイ!」

こんなに盛りだくさんなのにちゃんとニンニンジャーのお披露目まであって、ほんと素晴らしい戦隊映画でした。ニンニンジャー、まだアフレコ慣れてない(笑)。

もう1回見てもいいと思うほど楽しかったです。京都テレビでの「キョウリュウジャー」再放送が待ち遠しい……(半年以上先や)。