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聖徳太子の創建とされ、白洲正子さんの『かくれ里』にも紹介された風情ある古刹ですが、一時期無人となり荒れ果ててしまっていたそうです。現在のご住職さんの尽力で再び美しい姿を取り戻してからは紅葉の名所として多くの参拝客の目を楽しませています。
まずは駐車場そばの総門。この手前の木はけっこう色づいていてきれいでした。

近づいてみるとこんな感じ。もとは徳島県のどこやらの庄屋さんの門だったのを移築した、と書いてありました。

境内の紅葉はまだまだでしたが、緑の中にわずかに赤が混じるのもまた乙なものです。

珍しいヨシ葺きの書院とお庭の風情も素敵。

この書院は2階・3階にも登れます。屋根裏部屋みたいで楽しい3階には江戸時代の住職専用駕籠が展示されていました。
書院の縁から小堀遠州作と伝えられるお庭を見ていると飽きません。ぼーっと何時間でもひなたぼっこしてたい感じです。
が、全然きれいに撮れてる写真がありませんでした……。

聖徳太子が説法したと言われる大きな「説法岩」など、石が特徴的。ご本尊も太子自らがお作りになったという石仏です。
「聖徳太子はいなかった」という説もありますが、たとえ聖徳太子のお手になっていなくても、あの時代の仏様であることには間違いがない……のでしょうねぇ、たぶん……。


今年は11月14日から12月6日まで夜間ライトアップが行われるそう。パンフレットに掲載されているライトアップされた境内の写真が非常に美しいので行ってみたいなぁとは思うのですが……。なかなか夜は出られませんねぇ。
せめて昼間、もう少し紅葉が進んだ頃にもう一度行ってみようかな。
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