2017年4月21日金曜日

『罪の継承~ORIGINAL SIN~』/GACKT



珍しくMV付きの初回限定版を注文していて3月22日の発売日にちゃんと届いてたんですが、なかなかMVを見るヒマがなく、先日やーっと見ました。

「テレビでは流せない」とか、ニコ生の時も「過激すぎてビジョンでは流せない」と言われたらしいいわく付きのMV、期待して(?)見たんですが。

スプラッタシーンよりむしろ冒頭の虫の映像の方がぞくりとして気持ち悪かったなぁ。

冒頭と、椅子に繋がれたGACKTさんのシーン以外はほぼ全編スプラッタだけど、仮面ライダーアマゾンズを視聴している私には「こんなもんか」的な。

「生きながら人間を喰らう」アマゾン達に比べたら、刃物でグサリは「きれいな殺し方」だし、MVの中の被害者達、割と抵抗なく殺されてる感じで、断末魔感が薄い。

いや、あったらそれこそ気分悪くて見てられないだろうと思うし、MVだと思って――作り物だと思って見てるから大丈夫なだけで、リアルにあんな現場に居合わせたくはもちろんないんだけども。

最後の男の子の狂気の表情が素晴らしくて感心したけど、演技とはいえ、ああいう役をやってしまうとトラウマになったりしないのかしらね……。

男の子にも女の子にも、そしてGACKTさんにも刻印されたバーコード。男の子はGACKTさんの少年時代で、繰り広げられる惨劇はGACKTさんの記憶とも思える。

でももしかしたら、GACKTさんは他人の記憶を見られる能力者なのかもしれないし、あの男の子の罪をさらに継承した別人なのかもしれない。(二人のバーコードが同一かどうか、確認しようと思えばできるんだろうけど)

きっと彼らは何かの実験体なんだろう。アマゾンズと同じように何かの遺伝子や細胞を植えつけられ、人を殺すようプログラミングされているのかもしれない。あるいは、殺し合いのゲームで生き残る者の遺伝子だけを選択していくような実験。

冒頭の「虫」の映像も、「実験」を暗示しているように思える。シャーレの中で培養され、共食いさせられる「虫」たち……(やっぱりアマゾンズを連想してしまうな、「虫」という言葉)。

『罪の継承』の歌詞から考えれば、女の子は男の子に自分を止めてもらったんだろうけど、女の子を自分の手で殺したことで罪が継承され、男の子の中の狂気が覚醒する。

みたいな。

色々想像を膨らませられるのが楽しい。

GACKTさんの意図を「当てる」ためにMVがあるわけじゃない。受け手それぞれが、そこから物語を広げていけばいい。

広げられるように作られてるのがGACKTさんの作品だと思う。

『罪の継承』の歌詞も、わかったようなわかんないような感じだよね?(笑)

「化け物と化した自分を殺してくれ」と「アナタ」に頼まれて、語り手はついに「アナタ」の息の根を止めてしまった……ふうに読めるけど、語り手もすでに「壊れたオマエ」と表現されてる。

キリスト教で言うところの「原罪」が「ORIGINAL SIN」だけど、食べるためや生存のため以外にも他の生きものを殺す種、自分と同じ種をも殺すモノ、それが人類なら。

「アナタ」も「オマエ」も、ごく普通の人間のことを歌っているのかも。

ともあれ。

『TRICKSTER』のエンディングとして初めてこの曲を聴いた時、「わっ、MOONぽい!格好いい!!早くフルで聞きたい!!!」と思ったんですよね。

フルで聞いたらさらに格好良かった♪

2コーラス目の作り込み方とかファルセットとか、最初に聞いたアルバムが『MOON』だった私にはとても懐かしい感じがして、「久々にこの感じキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!」。

『キミボク』も『TRICKSTER』のオープニングとして聞くの楽しかったし、最終話のあのシーンで流れるとうるうるしちゃったけど、やっぱりああいう「普通にラブソングとして聞ける曲」「普通にラジオでかけられそうな曲」より、どっぷり異世界ストーリーな曲の方が私は好き。

『暁月夜』や『サクラ、散ル…』のような和風な曲もとても素敵で、最初は「ん?」と思う曲でも聞いてるうちに大好きになっちゃうのがGACKTさんマジックではあるんだけど。

やっぱり、映画『MOON CHILD』でハマった私としては『MOON』と『CRESCENT』の楽曲が特別で。

『MOON』ぽい曲が来ると嬉しいです。

“『MOON』ぽい曲”って何だよ、どーゆーのだよ、と言われてもうまく説明できないけど、死と狂気とせつなさにあふれた、普通のラジオではかけてもらえそうにない曲(笑)。

GACKTさんもこちらの記事「たとえ民放に流せないような危ない内容になってもそれもボクの曲だし」とおっしゃってます。

「より自分らしい、GACKTとしてイっちゃってる曲を作って“カッコイイ!”ってならないと、作る意味もない」

うん。GACKTさんとしてイっちゃってる曲に惚れ込んだんですから。

「これから曲を作る時も、もっともっとエッジをたくさん効かせた曲を作るさ」

楽しみだぁ、めっちゃ楽しみだぁ。

イっちゃってる曲、待ってます。

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