※以下ネタバレあります!これからご覧になる方はご注意ください!
(なお、セリフ等はうろ覚えで正確ではありません。勘違いしている部分もあるかと思いますがご容赦ください)




はい、夏休み恒例戦隊&ライダー映画、観てまいりました。いつまで見続けるのか、俺!

『鎧武』と『ゴースト』の夏映画は観に行かなかったけど、また去年から観てしまっている……。
毒を食らわば皿までか。
はは、はははは。

しかし『ルパパト』映画、面白かったです! テレビ本編でも最近はビルドよりルパパトの方が楽しいなぁ、ってなってきてましたが、冒頭の主題歌&クレジットをバックにしたアクションシーンからもう、「さすがルパパト!」。

アクション自体に見応えがあるのはもちろん、カメラワークがねぇ、魅せるよねぇ、ルパパト
また主題歌がすごくアガるし。



公式サイトで紹介されている通り、見どころは異世界にさらわれてしまった圭一郎と魁利の掛け合い

異世界っていうか、「ギャングラー世界」なんですが。
そーか、ギャングラー達って、普段は人間世界とは異なる次元にいるんだ。理解してなかった(^^;)

蔓というかロープのようなもので繋がれたままギャングラー世界に連れ込まれ、絶体絶命の2人。
仲間達から切り離された上、勝手のわからぬギャングラー世界。よく考えたらなぜここまで他のギャングラーは「この手」を思いつかなかったんだろう。

「ここは手を組まないか?」と持ちかける魁利に、圭一郎はもちろん「誰が泥棒なんかと!」と即拒絶。

「ここでやられちまったら、あんたが守りたいもんも守れないんだぞっ!」

魁利の言葉に心を動かされながらも「わかった」とは言わないうちにギャングラーの攻撃が炸裂。哀れ2人は爆発して……るわけはありません。ギャングラー達は死体も確かめないままどっか行っちゃいましたが、文字通り崖っぷちでこらえていた2人。

怪我を負いながらも圭一郎の手を掴んで崖にぶら下がっていた魁利。

捕まった時はパトレン1号とルパンレッドだったのが、ここで変身が解けて圭一郎とマスク姿の魁利になっています。

「どうして(自分を助けたのか)?」と問う圭一郎に、「貸しを作りたかったのさ」と答える魁利。
「いいのか、信用して。今すぐそのマスクを剥ぐかもしれないんだぞ」
「おまわりさん、そんなズルいことしないでしょ」

このやりとりすごくいいんだけど、何もマスク剥がなくたって正体バレバレでは……。ギャングラー世界、暗くてあんまり見えてない設定ぽかったけど、見えてなくても声がやな……。

テレビ本編でもこないだつかさ先輩と魁利が一緒に行動してた回、「ありがチュー」でバレバレやん、って思ったよ(^^;)

マスク姿の魁利の横顔眺めながら、「あんたが守りたいもんも守れない」っていうさっき言われたことを反芻していた圭一郎、ただそのセリフに込められた強い想いについて考えてただけじゃなく、「こいつ、ジュレの魁利くんじゃないのか」って思ってたんじゃないの? 薄々気づいてるけど「ズルいことしないおまわりさん」としては決定的証拠を掴むまでは断定しなくて、薄々気づいてるからこそ、「おまえにも成し遂げたいことがあるのか?それは泥棒になってまでやらなきゃいけないことなのか?」って尋ねるのでは。

本編でも一度、ルパンレッドの覚悟に触れて……みたいなシーンがあったよね。割と早い時期に。

結局「ここを脱出するまでだぞ」と折れる圭一郎。

ギャングラーの屋敷に乗り込む時に「不法侵入じゃないのか?」っていちいち気にするおまわりさん。「国際警察の権限を行使するんだろ?」と魁利に言われ、「そうなのか……?」。

30分しかないのにいちいちセリフがよくできてて楽しい♡

屋敷内でのアクションシーンでも「借りを返すぞ」と圭一郎が囮として飛び出していき、魁利が「無茶しやがって」って言うとことか、頬がゆるまずには。

うぷぷ。

ギャングラー世界で出会ったジャックポットストライカーでのルパンレンジャー三位一体も楽しく、派手なロボアクションももちろんあり、本当に最初から最後までぎっしり餡が詰まってる感じ。

つかさ&咲也、透真&初美花の出番は少なめだけどちゃんと見せ場はあり、ノエルも出てきます。ただ、ノエルは他のメンバーとは一切絡まない形。きっと本編で登場する前に撮ったんだろうしなぁ。

ゲストキャラのエルロック・ショルメはイギリスからやってきた名探偵という設定でしたが日本語ペラペラ……っていうか思いきり日本人やないかーい!(笑)

アルセーヌ・ルパンに出てくるホームズがこの名前なんですよね。コナン・ドイルに「ホームズ」を使わせてもらえなかったのでアナグラムにした名前。(『ルパン対ホームズ』他に出てきます。偕成社版ではエルロック・ショルメスとなってます)

もともとのルパンはフランスの作品なので「エルロック」と読むことになりますけど、イギリスの名探偵なら「ハーロック」と名乗るのでは……。フランス系のイギリス人なのかしらん。どっちにしてもココリコ田中さん超日本人だったけども。

来日早々エルロックが空港で正体を暴くギャングラーの名はウィルソン。ウィルソン……ワトソン……なるほどノエルじゃなくてもピンと来る!?

一時休戦、力を合わせて敵をやっつけたルパンレンジャーとパトレンジャー。最後、背を向け離れていく圭一郎と魁利が2人して「ふっ」と口の端を上げて笑みを見せるのがまた。

ふふっ。


ちなみに入場者特典のカードは初美花vsつかさ先輩バージョンでした。


テレビ本編の今後の展開も楽しみですわ♪