11月21日、京都に行ってまいりました。初めての詩仙堂訪問です。

滋賀在住のわたくし、JRの山科で地下鉄に乗り換え、三条から京阪で出町柳まで出て叡山電車で一乗寺に。

ちょうど「ひえい」に乗ることができました。今年度のグッドデザイン賞を受賞した新型観光車両。



中も格好良かったですが、いかんせん満員御礼。一両編成ということもありぎゅうぎゅうです。紅葉シーズン、「秋ダイヤ」で次々列車は来るのですが、それでも満員。京都の秋ヤバい。

ワンマンなので降車は前から……と思ってがんばって前に行ったら一乗寺は別に後ろから降りても大丈夫でした。ICカード機もホームにちゃんと設置。

JR西日本もポストペイに対応したのでPiTaPaを作り、今回もPiTaPaで乗り降りしたのですが、京阪三条から出町柳経由で叡電を乗り継ぐ場合は乗り継ぎ割引があるということで、あとで利用明細を見たらちゃんと割引が適用されていました。なんかすごく得した気分♪


(参考:叡電公式サイト

一乗寺駅から徒歩……10分ぐらいでしょうか。もう少しかかったかな?
最後ゆるやかな登り坂で、「まだかなぁ」と思ったら警備員(というか車両整理)のおじさんが「詩仙堂でーす」と観光客を誘導。

あら、こんなところに、というひっそりとした入り口。でも中は見応え十分でした。


まずは書院から庭園を。



紅葉も見頃。緑とのコントラストが素敵です。
色のコントラストだけでなく、手前の白砂の部分と奥の木々との、“距離”のコントラストもいいんですよね。奥行き感が。

とんぼも飛び交い、風情を添えます。(写真わかりにくい(^^;))


水曜の午前中(と言っても11時半近かったですが)、まだ人はそれほど多くなく、比較的のんびりと拝観することができました。

書院から眺めるお庭も素敵ですが、庭に出て紅葉と建物を眺めるのもまた良し。




散り落ちたもみじも風情があり、ときおり響く鹿威しの音がまた。


ここの鹿威しはかなり野太い印象の音でした。「カッコーン!」とよく響く。


高低差を生かした庭園、見る位置で「奥行き」が変わって、どの位置からでも美しく、楽しかったです。
たくさん撮ったわりにはいい写真がなくて無念……。

詩仙堂をたっぷり楽しんだあとはお隣の八大神社にも参詣。宮本武蔵ゆかりの神社です。


12時半くらいになってしまったので、一乗寺駅に戻りつつランチのお店を物色。駅までの間に食事のできるお店はけっこうたくさんありました。

この日選んだのは「むしやしない」さん。豆乳スイーツのお店ですが、「和モッフルランチ」という軽食も提供しておられます。

「和モッフル」というのはワッフルメーカーにお餅と具材をはさんで焼いたもので、大変わかりにくい写真ですがこーゆー食べ物↓


ランチは3種の具材から2種が選べ、私は「ハムツナ」と「ちりめん山椒とチーズ」を選びました。(ハムツナにもチーズは入ってた)
どちらも美味しかったけど、ちりめん山椒とチーズが意外に合って面白い味でしたね。
実はお餅はあんまり好きじゃないんだけど、もっちりピザのような感覚で、ペロリと食べちゃいました。

珈琲も美味しかったし、卵不使用(だったと思う)の豆乳アイス「キメとろデザート」もついてお腹いっぱい。

(サクサクした食感で、あまりアイスっぽくなかったけど、キャラメルソースの味も良く美味でした)

最後は恵文社さんへ。


書評でチェックしていた本など、近所の書店では見つけられない本がたくさん並んでいてワクワク♪ しかしお金も置き場所もないのでパラパラめくるだけで我慢。

古書コーナーに読んだことのない橋本治さんの本『親子の世紀末人生相談』があって、今さら買っとけば良かったかなぁと思ったり。


あとサンリオSF文庫版の『バトルフィールドアース』もありました。3巻目だけ!


昔単行本(たぶんこれ↓)で読んだのがすごく面白かった『バトルフィールドアース』。

1巻だったら買ったけど、さすがに3巻目だけというのは……でもサンリオ文庫とか貴重だし買えばよかったかな……恵文社さん行った記念にもなったか……。

一回ちゃんとした古本屋さん(早川や創元さん多め)に行くのも面白そうだなぁ、と思いつつ一乗寺を後にし、せっかくなので出町柳の「出町ふたば」さんへ。
豆餅買おうと思ったんですが、行列40分待ちだったので断念。昨年11月初旬に来た時よりも人が多かったです。やはり紅葉が見頃の時は人が多いのかしら(行った時間も悪かったのかもしれない)。

JRが遅れていて帰宅が予定より大幅に遅れちょっと疲れたものの、楽しい一日でした♪