公開初日、5月1日に観てまいりました。
正直キングオージャーもブンブンジャーもあんまり思い入れがないので、もう観なくてもいいかな~、GWに京都まで行くの大変だしなと思っていたら、なんと滋賀でも上映があり。
それなら行ってもいいか、むしろ行って支えるべきかと。
「せっかく上映してやってるのに客入らないな、やっぱもう滋賀で上映しなくていいか」って思われたら困るもんね。
本編はちょうど1時間ぐらい。
まずは惑星トリクル、ブンブンジャー夏映画に登場した二コーラ姫の宮殿に、ブンブンジャー5人(先斗以外)が集まっているところから。
ハシリヤンから惑星トリクルを取り戻し、めでたく「女王」に就任した二コーラ、他の星との友好条約締結に際し、ブンブンジャーの面々に立会人になってほしいと依頼してきたのです。
その星とは他でもない、惑星チキュー。「その星の名前も“ちきゅう”って言うのよね?」「宇宙は広いんだ、同じ名前の星があったって不思議はないさ」と軽くあしらわれていましたが、宇宙は広いのにみんな日本語を喋ってるのが不思議ですよね。日本語すごい。
と、そこへお約束のように現れる苦魔獣、マンホールグルマー。よその星で活動している間に本家ハシリヤンが壊滅してしまい、自分の手でハシリヤンを再興しようと頑張っている。
いや、ほんと、よく頑張ってました。声が稲田徹さんなんだけど、稲田さんのおかげでこの映画持ってた気がするなぁ。なんか、全体的に淡々というか、ほのぼのと緩い感じで進む中、稲田さんの圧倒的な声量と熱意と巧さでストーリーが成立していた気がする。
てか稲田さん、キングオージャーでは「スジ」として顔出しで登場、最終的には良い人になってたのに、またしても敵方に。
しかし東映ほんとにマンホール好きだよね。稲田さんの声なのに途中で人間態・釈由美子が出てくるんじゃないかとドキドキしたよ(むしろ出てきてほしかった)。
めっちゃ頑張るマンホールグルマーはミノンガン大先生も味方に付けています。ゴッカンの氷の封印から解き放ったらしい。すごいな、マンホールグルマー。めっちゃ有能じゃん。ミノンガンの声は関智一さんなので、もう稲田さんと関さんだけでお話全部引っ張れるよな感。
ブンブンジャーはもちろん変身して応戦、キングオージャーの面々も駆けつけて応戦、しかしミノンガンにより二コーラに預けられていたオージャカリバーZEROが奪われ、二コーラのペンダントも奪われ、さらにマンホールグルマーの能力で大也とギラはチキューに、他の面々は地球に飛ばされてしまう。
東映、ほんとにマンホール好きだな、と思うけど、マンホールの下は別世界に繋がる、っていうのはよくできてた。
あ、そうだ、チキューにはヤルちゃんも飛ばされたんだった。サンシーターの面々、サンシーター帝国を打ち立てるという夢を叶えるべく、今はヤンマくんの下で修業しているらしい。元気そうで何よりだよ。
マンホールグルマーとミノンガンも地球へ移動、いきなり先斗&ビュンディーと交戦していた気がする。でもマンホール能力でまたうまいこと逃げ出して、寂しい山道のようなところを進むマンホールグルマーたち。オージャカリバー(剣)とペンダント(宝石)、そしてもう一つ「鏡」が揃えばダグデドを復活させることができる、そしてその「鏡」は地球にある、きっとこの辺に――。(もちろんこれは「三種の神器」をモチーフにしたものですね。草薙剣、八尺瓊勾玉
、八咫鏡)
そうです、あの、ブンドリオを蘇らせるために使った「ミラーボール」、あれこそがマンホールグルマーの求める最後の鍵。
そんなこととは知らない戦隊側、マンホールグルマーたちの行方を追わなきゃと言いながら呑気に遊園地を楽しんだりして。ヒメノ様とリッタン、そのままじゃ目立つから着替えて!と思ったらコスプレデーらしくむしろ普段着のミラの方が目立つ。というわけで、ミラもお姫様ドレスに。……ここ、これがやりたいがためのシーンだよなぁ。リッタンがべろーらーに心惹かれるところは良かったけど。
ヤンマくんとシャーシロはブンブンジャーのアジトでなんとか大也たちと連絡を取ろうと奮闘。地球の技術とンコソパの技術、さらに「なんかもう一つ足りない」でハシリヤンの技術(デコトラーデの棍棒……ってゆーかあれはマイク……なの???)をプラス。通信画面だけとはいえ、調さんがちゃんと登場してくれたのは嬉しかった。調さんもブンブンジャーの一員だもんね。
錠、玄蕃さん、カグラギ、ジェレミーの4人は街中、商店街などを捜索。玄蕃さんとジェレミー、いい声&Sexy担当の二人が一緒にいるのは眼福耳福ですねぇ。
そして。
野生のヤスノブ隊員!!!
は!?なんでいるの?????
錠を取り巻く気のいい商店街の人たちに交じってシレっとヤスノブ隊員(梶原颯さん)ともうお一方、あのマッチョコンビが!!!
まさか出てくるとは思わなかったので、めっちゃテンション上がりました。正直ヤスノブ隊員出てきたのが一番面白かった。カグラギ殿が二人のマッチョの筋肉をちらちら気にして見てるのも楽しく。
錠の上司(?)のおまわりさん(高田将司さん)もしっかり登場、ジェレミーに「どこかで会ったかな?」と言われてました。ニチアサではおなじみ、おまわりさんと言えば高田さん、ドンブラでは犬塚を追いかけていましたが、『ドンブラザーズvsキングオージャー』の際はシュゴッダムの兵士として登場なさっていて。ジェレミーとも顔を合わせてたっけかな。
ちなみにヤスノブ隊員もおまわりさんもブンブンジャー初出は第6話。キングオージャー側はドゥーガさんやシオカラくん、もちろんゴローゲも出てくるので、ブンブンジャー側でその手の「オールスターキャスト」を揃えるとなるとヤスノブ隊員やおまわりさんになるってことですよね。ドンブラで言えば忍者おじさんの立ち位置と(え、そうなの?)。
えーっと、それで、チキュー側に飛ばされた大也とギラ、出現した先はバグナラクでした。なのでもちろんおもてなしはゲロウジームくんのお役目! ミノンガン大先生で関さん出てるからね、そりゃゲロウジームくんも来るよね。ギラに「ジェレミーをよろしく」と伝えることを忘れない、側近の鑑。
ヤンマくんやシオカラくんの奮闘でチキューと地球で通信できたのはいいけど、どうやってチキューから地球へ移動するのか。
問題ない、ヤルちゃんがいる!!!
ヤルちゃんのハイウェイ光線でハイウェイ空間を作ればあっという間に地球……うまいことできてるなぁ。しかしそれだけのハイウェイ光線を出すにはギャーソリンが足りない。「悲鳴が必要?悲鳴なら任せろ!」ということでギラの「ワーハッハッハ!我こそは邪悪の王!!」再び。(考えてみたら、「悲鳴を上げろ!」と「この世から悲鳴をなくしたい」の組み合わせなんですよね、ギラと大也)
ドゥーガさん達が悲鳴というか歓声というかを上げてたけど、ギャーソリンってそんなんで良かったんや???
地球側では「鏡(ミラーボール)」の代わりにブンドリオが分捕られていて、ブンブンジャーとキングオージャーが戦うもピンチ、そこへうまい具合に大也とギラが出現、改めて全員で名乗り変身、見事敵を撃破してめでたしめでたし。
どうせならダグデド様復活してほしかったけど、「胎動」だけで、その「胎動」をマンホールグルマーが吸収してラスボスになってた。稲田さんマジお疲れ様です!
最後は再び惑星トリクル。今度こそ本当にチキューとの友好条約を締結。最初はいなかった先斗もちゃんとトリクルに来られていて良かった。一人だけお留守番なんてさびしいよね。
マンホールグルマーだったか誰だったかがオージャカリバーZEROを持って「民は道具、私が国だ」と言ったときにギラが「ラクレスの言葉を軽々しく口にするなー!」みたいにキレて、回想で在りし日のラクレス様が(死んでない)。ちょっとホロっとしたけど、回想じゃないラクレス様とスズメちゃんが見たかったなぁ。
ギラが良い王様とか、敵対していたバグナラクともうまくやっていることとか、「それに引きかえ俺たちの地球は」みたいな話もあったけど、あんまり心惹かれなかった。どちらの戦隊にとっても重要なテーマなんだろうけど、なんか、やっぱり両戦隊にあんまり思い入れがなくて……。
ヤスノブ隊員がエンディングでみんなと一緒に『コツコツ-PON-PON』踊らせてもらってるの良かったし、カグラギ殿も脱いで筋肉見せあいっこしてたのが楽しかった。あまりに尺が短かったのが残念。他のメンバーが踊ってるのを尻目にずっと後ろで二人で筋肉自慢しててほしかったな~。
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